9月13日 黒岳〜雲ノ平〜お鉢平の紅葉状況
今日は久しぶりの良いお天気!空はうろこ雲もあり秋の空。紅葉はどうかな〜と黒岳へ視察に行って来ました。
黒岳の登山道周辺やマネキ岩の斜面はうっすら黄色みがかってきました。
登山道では色付いたハイオトギリ等の葉やアキアカネなどが秋を感じさせてくれます。
毎年美しい紅葉を見せてくれるウラジロナナカマドの葉は、まだ黄色っぽいだけで紅葉とまではいっていません。
頂上からポン黒周辺は、ウラシマツツジやクロマメノキなどの低木の草紅葉が見頃となってきています。
ナキウサギも最近、活発に動き回っています。数日続いた降雨後の久しぶりの晴れで、日干しに出てきたのかな?のんびりと岩の上でくつろいでいます。
今日は多くの生き物に出会えました。ギンザンマシコ、クロマメノキの実をおいしそうに食べるキタキツネ、シマリス、ホシガラス、ダイセツタカネフキバッタなど。このバッタは氷河期からの生き残りといわれており、羽がありません。
キタキツネ
キツネが食べていたのはこのクロマメノキ。あまりにおいしそうに食べているので、見ているこちらも食べてみたくなります♪
雲ノ平の草紅葉も進んできています。チングルマの葉はまだ赤くないものの、羽飾りが秋の風情を漂わせています。
途中、登山道には新しいロープがはられていたり、歩きやすくするために階段が設けられていたり、とよく整備されていることを感じながら歩いていました。
また、登山道を手直ししている人に出会いました。パトロールのかたではなく、登山客のかたでした。こういう人たちに支えられて大雪山を歩かせてもらっているのだなぁ、と感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
お鉢平展望台は、風が強かったものの、眺望は抜群!お鉢の中の紅葉はまだ先のようです。
これから気温が下がってくると、ぐっと色みが増し、紅葉が進んでくれることと思います。山で出会う人は皆、紅葉の話をしています。たくさんの人が楽しみにしている大雪山の紅葉。皆、心待ちにしているようですね☆
9月13日 エゾナキウサギに会いに黒岳へ行こう!
エゾナキウサギは氷河期に大陸から北海道へやってきて、現在は北海道の標高の高い一部の山にすんでいます。
氷河期の生き残り、といわれるエゾナキウサギは黒岳でも出会えることができます。
このナキウサギ、最近、活発に動き回っています!秋になると、冬ごもりのために食料を集めにいそがしく走り回っているのです。
また、日光浴をするかのように岩の上で、ぼ〜っとしている子もいます。
この愛くるしいナキウサギに会えた人はみんな、思わずにっこりしてしまいます^^
そんなナキウサギたちに会いに、黒岳へ登ってみませんか?
ナキウサギは、比較的朝早いほうが見られるようです。熊よけ鈴を鳴らしながら歩いている登山者が多くなってくる午後以降は、ナキウサギも警戒して逃げてしまいます。ナキウサギを見たい方は、黒岳石室に泊まって、翌朝早くにナキウサギウォッチングしても良いかもしれませんね♪
黒岳石室は1泊(毛布付き、素泊まり)2000円、テント場利用料1人500円で利用できます。シュラフレンタル(1000円)、ガスボンベ(700円)、その他食料いろいろあります。
石室について詳細は、りんゆう観光まで。http://www.rinyu.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=8