開発準備
開発に必要なもの
Mac OS X 10.5 Leopard
Mac OS X 10.7 Lion
iPhoneアプリを開発する為には、10.5.3 10.7以降のOSを搭載したMacが必要になります。最近になってMacを購入した方は問題ないと思いますが、もし古いバージョンをお使いでしたら、OSのアップデートか最新のOSを購入して下さい。
iOS5.1からLionでないと開発できなくなりました
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アプリを開発したら、それを実機で試す必要があります。上でダウンロードしたiPhone SDKの中にエミュレータ(Mac上で擬似的にiPhoneアプリを動かすプログラム)も入っていますが、やはり細かい動作をチェックするには実機が必要になります。カメラ機能等も必要ならiPhone、iPhoneが準備できないとしてもiPod touchは用意したいですね。
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iPhoneアプリを開発する為のソフトウェアで、Appleから無償で配布されています。Apple Developer Connectionにメンバー登録すれば、簡単にダウンロードができます。もちろん、ADCへのメンバー登録も無料です。但しファイルサイズが大きい為、接続速度にもよりますが、ダウンロードに数十分はかかります。具体的なインストール方法は、以下でご紹介します。
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iPhone SDKの導入
まずはダウンロード
Apple Developer ConnectionのBecome a Registered iPhone Developerからダウンロードが出来ます。このページにアクセスしたら、既にApple IDを持っている人は【Log in】。まだApple IDを持っていない人は【Create Apple ID】から入りましょう。
但し注意があります。これからApple IDを新しく作成するのであれば、全項目を英語で入力した方が良いです。iPhoneアプリを配信するまでに、これから様々な申請等を行いますが、日本語で情報が入力してあると、色々な障害が発生する可能性があります。【Create Apple ID】から進み、以下のように入力します。
Apple ID:ご自身のメールアドレス
Security Question:パスワードを忘れてしまった際の、秘密の質問
Answer:上記質問に対する答え
Birthday:生年月日
First:名
Middle Initial:ミドルネーム(なければ空白のまま)
Lasr:姓
Company / Organization:企業 / 組織名(個人の場合はIndivisualと入力)
Address 1
City
State/Province:都道府県(例:Tokyo)
Zip/Postal Code:郵便番号
Country:国
Phone:電話番号
Email address:利用可能なメールアドレス(確認の為Confirmにも)
上記を入力後、【Continue】で先に進むと、簡単なアンケート調査と利用規約(NDA)が出てきますので、同意。これで、iPhone Dev Centerへログインできるようになり、iPhone SDKがダウンロードできます。(既にApple IDを持っている方は、すぐにダウンロードできます。)
インストールしましょう
上記作業でダウンロードした.dmgをダブルクリックすると、中にインストーラが入っています。難しいことは何一つありませんので、指示に従ってインストールしましょう。インストールが完了すると、
Macintosh HD/Developer/Application
ここに開発関係のツールが入っているはずです。
とまあこのように必要なものを準備できましたらもうアプリは作れるわけですが,前回書いた様にcocos2dというフレームワークを使ってアプリを作っていくので,cocos2dをインストールします。
まずはcocos2dのサイトにアクセスしてテンプレートをダウンロードします。
基本,最新版をダウンロードしましょう。
cocos2d-iphone-2.0-rc0.tar.gz(2012/4/2現在)
いないかもしれない先行公開版なので、通常は正式公開されている、 beta のついていないものを選びます。
インストールは展開した圧縮ファイルにある install-templates.sh を実行するだけです。
インストールについて
例えば、『cocos2d-iphone-0.8.1.tar.gz』をダウンロードすると、デフォルトではそのユーザーの[Downloads]ディレクトリに保存されます。
applicationから『ターミナル(bash)』を起動して、次のようにします。
$ cd ~/Downloads
$ tar xzvf cocos2d-iphone-0.8.1.tar.gz
$ cd cocos2d-iphone-0.8.1
$ ./install_template.shこれで、次回Xcodeを起動したときからテンプレートが使えるようになります。
Xcodeを起動し,[新規プロジェクト] を選択すると,
このようにcocos2dのテンプレートが増えていると思います。
その中のcocos2d iOSを選択し,プロジェクトを作成します。
何でもいいですが,最初のプロジェクト名はHelloWorldとでもしておきましょう。
そして最初は何も考えずに左上にある [Run] ボタンを押しましょう。
するとiOSシミュレーターがでてきて [Hello World] と表示されるはずです。
以上で準備は終わり!
ここからが本番です。次回からコードを書いていきます。
参考URL
http://kentaro-shimizu.com/lecture/iphone/step1.html
http://tusk.jp/cocoa/cocos2d_002.html