松山バレエ団・新『白毛女』訪中公演と森下洋子舞踊歴60周年

松山バレエ団が13回目の訪中公演を行っている。
中国文化省招聘により新『白毛女』を上演。9日と10日に上海、14日、15日に北京で公演し、19日と20日には重慶での上演を予定(第12回アジア芸術祭参加)している。
日本の松山バレエ団白毛女」第13回訪中公演(CRI online)
http://japanese.cri.cn/881/2011/10/15/181s181607.htm
新『白毛女』は中国の農村を舞台にした物語。中国では映画や歌劇で親しまれていたが、1955年に松山バレエ団がバレエ化し、1958年には訪中公演を行った。以後の訪中公演でもたびたび取り上げられている。昨年9月に行われた試演会で第3回の改訂演出版として久々に復活し、本年5月公演での披露を経て今回の訪中となった。
今年は同バレエ団のプリマ森下洋子のバレエ歴60周年にあたり、新『白毛女』訪中公演は、そのハイライトとなるイベントでもある。この20年あまりで日本のバレエ界の勢力図は大きな変貌をみせているものの知名度・実績で森下を上回るプリマは出ていない。世間一般によく知られ、政財界の関係者間でも森下の認知度は抜群と聞き及ぶ。大震災直後に新聞紙上で森下が被災地に向けて発した声明も反響を呼んだ。熊川哲也や最近では岩田守弘らの動向が大きく報道されたりしているが、バレエ振興・普及という点においても森下の重要性はますます貴重なものがあるのではないだろうか。
被災地の皆さんへ 心はつながっている バレリーナ森下洋子さん
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110328/ent11032807370001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110328/ent11032807370001-n2.htm


バレリーナへの道〈38〉世界のプリマ森下洋子

バレリーナへの道〈38〉世界のプリマ森下洋子


Yoko Morishita

Yoko Morishita


バレエ白毛女はるかな旅をゆく

バレエ白毛女はるかな旅をゆく