二口で失敬してきたヤマブキ2

なーんと。土にさしておいたら、水を吸えなくなってクッタリしていましたよ!がくり。。。Y助手にお願いしてきり戻しやら何やらをしていただきました。ふう。。。なんとか多少復活。
そして、またもやY助手にいただいた、アボカドがすくすくと育って、もうすぐ葉が開きそう。なんかコミカルな姿がイイ感じです。葉っぱが開いたらどうなるのじゃろうなぁ。

K研昼ゼミ(その1)

M君の論文紹介:NEGATIVE RELATIONSHIP BETWEEN DISPERSAL DISTANCE AND DEMOGRAPHY IN BUTTERFLY METAPOPULATIONS*1
昔から言われている移動分散能力と何らかのほかの形質のトレードオフを昆虫で調べてみましたという論文。これまで言われてきたのでは多分、植物の種子の散布能力と競争能力の関係だと思う*2。それを動物にも適用できないかということで、チョウの移動分散能力と個体群増殖率を測定して相関を取った。

*1:Ecology, 87(3), 2006, pp. 648–654,MICHEL BAGUETTE AND NICOLAS SCHTICKZELLE

*2:種子がよく飛ぶタイプは競争に弱くて、あとから入ってきたあまり飛ばないタイプに負けてしまうけど、空いた土地にどんどん入っていくので、それで共存できますという考え方。

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K研昼ゼミ(その2)

Tさんの論文紹介:THE RELATIVE INFLUENCE OF ATURAL SELECTION AND GEOGRAPHY ON GENE FLOW IN GUPPIES *1
集団間の遺伝的隔離(遺伝子流動)は異所的種分化、集団の絶滅などのさまざまな研究分野から注目されている重要なプロセスだ。遺伝子流動の度合いは、これまで主に、1)地理的な距離や障壁*2、2)自然選択*3の二つが考えられてきた。で、その二つのどちらが重要なのか?をグッピーで調べよう、という研究。

*1:Molecular Ecology(2006)15,49-62,ERIKA CRISPO, PAUL BENTZEN, DAVID N. REZNICK, MICHAEL T. KINNISON, ANDREW P. HENDRY

*2:泳げない生き物にとっては川は大きな障壁になる

*3:移動は出来るんだけど、行った先でその個体が繁殖に参加できないと"遺伝子"の流動にならない

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今日のK研のゼミは

発表の途中に議論が始まらなくて(質問が一言で答えられる質問だけだったので)、なんとなくさらっとしていた。最初にゼミ係のGさんが「長くなる質問はあとからしてください」と言ったのが効いたのかもしれない。なんだろう。さらっとしているほうが、発表者の話をよく聞くことが出来てよいような気がする。議論も多すぎるとみんなの理解を妨げるということだろうか?

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