上部頚椎カイロプラティックを受けるに当たって調べたこと


●自律神経失調の重要参考人(部位)


■首は人間の体のなかでいちばん弱い場所

臓器はすべてにつながる神経が、わずか小指ほどの太さの脊髄に集約されているとは驚くべきことですが、
その脊髄が脳へ通じる道が、首、すなわり頚椎の中の脊柱管という小さなスペースにあるのです。
図②参照)

(体の痛みの9割は首で治せる! 三井弘 角川新書)




■痛みから解放されるための鍵は”首”にあった

なぜ、首だけで患者さんの全身症状が改善するのでしょうか。
結論を言えば、首の骨のズレを調整することで、
脳から太い束になって出てきている神経への圧迫を取り除き、本来の神経伝達機能、すなわち脳のコントロール機能を取り戻して、人間が誰しも持っている自然治癒力を引き出すことができるからです。

そして私がこの「首」に注目するのは、自然治癒力を引き出すことで、
患者さんに自分の生命力の素晴らしさを実感していただきたいからです。



■アジャストメント後は超リラックス

上部頚椎のアジャスト面とは、ヨーガの上級者と同じくらいリラックスできると考えていいと思います。
このような変化は、全て「脳幹」という自律神経の中枢が関与しています。
意識しても動かすことのできない呼吸や脈動、胃や腸の蠕動運動といった内臓の働きなどをコントロールしています。
そのため、「内臓神経」とも呼ばれています。

まさに、上部頚椎の位置は脳幹の直下にあり、呼吸中枢のある延髄あたりを支えているので、頚椎一番をアジャスメントすることによって、
自律神経に影響を与えると考えることができるのです。
また、実際にアジャストメント後に出てくる変化には、脳幹が作用したとしか思えない自律神経機能の回復がみられるのです。

したがって、アジャストメント後にだるくなったとしたら、きいている証拠だと思っていただいていいと思います。

アジャストメント当日は頭を動かしすぎないで下さい。
頭蓋骨と首の一番上の頚椎一番が合わさっているところの後頭環軸関節は、動きやすい反面、ズレやすいのです。



■経過観察と追加治療

2回目は2週間後くらいに、2回目から3回目の間は3週間ぐらい変化の時間を待ちます。

(首を整えると脳が体を治しだす 島崎広彦 アチーブメント出版















●肺は背中側に大きく広がり、背骨の真ん中あたりまで及んでいます。

■あなたの呼吸は浅くなっています

その呼吸の浅さが、深いところで健康の足を引っ張っているなんて、全く考えないに違いありません。

■呼吸が深くなると、身体は変わる

呼吸が深くなると、酸素の摂取量が上がります。
酸素の摂取量があがると、酸欠状態にあった組織、細胞にも酸素が行き届くようになります。
これだけで、身体は間違いなく改善します。


■正しく美しく歩く

鳩尾(きゅうび:みぞおち)の下あたりから足が生えているイメージは、大腰筋を使う意識です。

大腰筋は背骨についている筋肉です。
鳩尾の下あたりに足の付け根があるイメージをそのままにして、背骨の意識を強くしてみてください。
こうすることで、もっとダイレクトに大腰筋に響きます。

ただしく歩くだけで、大腰筋は鍛えられる。
ただしく歩くだけで、身体の中では、健康になろうと進んでいってくれます。


また、横隔膜に直接の影響もあります。
大腰筋は横隔膜に接していて、相互に影響を及ぼします。
大腰筋が活発に動けるようになると、横隔膜も元気になり、腹式呼吸が深くできるようになります。

(ねこ背は治る! 小池義孝 自由国民社