2015年度JR東日本駅別乗車人員

JR東日本駅の乗車人員に、2015年度の駅別乗車人員が掲載された。掲載駅が2014年度の976駅から956駅に20減った。リストから消えたのは無人化された22駅。首都圏では相模線の7駅(番田、宮山、社家、倉見、門沢橋、相武台下、下溝。2014年度の乗車人員順)と青梅線の5駅(日向和田、御嶽、二俣尾、古里、鳩ノ巣)が含まれている。一方上越妙高とのの岳が代ってリストに入った。上越妙高の前身の脇野田は2013年まで記載されていたが、2014年には外れていた。のの岳は、隣接駅の陸前豊里に代ってリスト入りした。
2014年度の駅別乗車人員は2015年9月1日の記事に書いた。ところが、

2014年度の一部のデータにつきまして、誤った数値を掲載していたことが判明したため、一時掲載を見合わせております。数値を精査次第、改めて掲載する予定です。ご利用の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、再掲載までお待ちいただきますようお願い申し上げます。

とある。2014年度の数字と比較すると、上位100位までの駅で減少しているのは上野、水道橋、御徒町の3駅しかない。一方、2013年度と2014年度を比較すると62駅で減少しており、2014年度の数字は過少だったようだ。
したがって、現時点で2014年度と2015年度の比較をするのはあまり意味がないのだが、減少が大きかったのは、犀潟と六日町で、それぞれ4,449人が704人に、5,647人が1,924人に3,000人以上減少した。ほくほく線の通過旅客が両駅でカウントされていたためだが、北陸新幹線開業の影響が表れた。
定期と定期外を比較すると、乗車人員が1人の区界駅は定期客100%。乗車人員10,000人以上の駅で定期客の比率が最大なのは、南武線宿河原駅で81.6%。以下、土気79.1%、指扇78.6%、白岡77.8%、東鷲宮77.7%と千葉県・埼玉県の駅が続く。
新幹線旅客に限ると50%を超えるのは、本庄早稲田(56.6%、定期客1,214人)、小山(52.3%、2,639人)、安中榛名(51.3%、142人)。くりこま高原(48.6%、533人)古川(46.4%、1,287人)も高く、仙台への通勤客が新幹線を利用していることがわかる。これに対し、燕三条は4.5%(79人)、長岡は21.8%(990人)で、上越新幹線の定期客は少ない。
追記(7月23日):定期客の比率が低い駅も紹介する。定期客0の駅は想像がつくと思うが、ガーラ湯沢で乗客数1,127人すべて定期外。あきた白神が25人中1人(3.7%)、只見が23人中1人(4.2%)でこれに続く。乗車人員10,000人以上の駅では、原宿(31.5%)と舞浜(37.8%)だけが40%未満。これも言われてみれば納得。新幹線旅客では、越後湯沢が最低で2.8%。続いて上越妙高(4.3%)、燕三条(4.5%)、飯山(5.0%)。