低GI値の食品を食べるだけの低インシュリンダイエット。ただし体質によっては危険にも・・・？

カロリー制限ではないので、比較的簡単！　リバウンドと、体質による危険性には要注意の低インシュリンダイエット

低インシュリンダイエットとは、血糖値が上がりやすい炭水化物を控え、
インシュリンの分泌量を少ない状況にして脂肪の蓄積を阻止するダイエット法です。

低カロリーダイエットのように、カロリーを制限して行うダイエットではありません。

通常インシュリンが過剰に分泌すると、血糖値の急上昇します。
しかし、血糖が血液や肝臓、筋肉に分け与えられて、余分な脂肪が作られるのを防ぐことができます。

やり方は比較的簡単で、GI値の低い食品を選んで食べるだけです。
GI値とは、血糖値が上昇するブドウ糖を飲んだ時の値で、血糖値が急上昇しない食品を選ぶことを基本としています。

GI値の低い食品は、消化吸収の遅いものが多いので、腹持ちがよく、空腹感を抑える効果も期待できます。

一度話題になった低インシュリンダイエットですが、一定期間つづければ、体重を減らすことができます。
ただし、GI値の高い甘いものをがまんしすぎると、その反動で、リバウンドしてしまうこともあります。

また、極端に炭水化物を減らすと脳の働きが鈍って、作業や仕事の効率も悪くなってしまいます。
ですから、もともと、低血糖気味の方は、低インシュリンダイエットに要注意だと考えてよいでしょう。

さらに、食品の選び方によっては、胃の弱い人も低インシュリンダイエットに要注意です。

たとえば、消化の悪い玄米食は、かえって胃を悪くすることがあります。
極端に炭水化物を減らすのは失敗するリスクが高まるほか、炭水化物と脂質を同時に摂ると危険だという説もあります。

インシュリンダイエットだから、低GIの食品だけを食べるだけでは、ダイエットを成功させる近道にはなりません。

低インシュリンダイエットに要注意の方だけではなく、
バランスよくいろいろな食材、メニューを考え、栄養バランスをしっかり考えて、健康的に痩せることが大切です。