BUMP OF ブス

※この記事の中ではわかりやすさを重視するため、美人のことは美人、それ以外の人はブスと書きます。程度があるのは重々承知の上です。



「可愛いだけじゃダメかしら?」
全盛期の榎本加奈子はこう問いかけた。

個人的な答えは ダメ で、どんな美人でも退屈だったり酷く問題のある性格だったりすれば、同性からは勿論異性からも好かれないと思っています。

まあ、男からしてみれば取り敢えずセックスする機会を賜りたく候なため、上辺だけのフォローの言葉が返ってくる可能性はあれど、心の中では「こいつラブドールとして生まれてくれば、もとい製造されれば良かったのに(ズコバコ」などと思われていること請け合いでしょう。

ところで“ズコバコ”という音はセックス時の効果音としてそこそこの市民権を得ている気がするけど、そんな年末の道路工事みたいな音聴いたことないよ?

話を戻すと、たとえ美人であっても、内面に問題があってそれが外に漏れ出してしまう場合には好かれない。しかし裏を返せば、ある程度外面がマトモならもうそれだけで(特に異性から)チヤホヤされるのが美人という生き物。

私の周囲でバイブルとして名高い水野愛也先生の著作『LOVE理論』の中で、合コンにおける役割の一つに以下のようなものが挙げられています。

フェイス:ルックスの良さで女のテンションを高める

これは対女性の話ですが結局対男性でも同じで(というか対男性の方がこの傾向は強いのでは)、美人というのは存在だけでバリューがある。本人は特別な努力をしたわけでもなく、単にDNAの問題なのに。

一方ブスはどうでしょう。美人を差し置いてフォーカスされるのは、吉田沙保里澤穂希*1くらいじゃないでしょうか。

ブスがチヤホヤされるには、霊長類最強になるか、世界トップレベルチームの柱になるしかないのか…

一応、パンピーレベルでも多少のハンデであれば覆せるはずです。ではどこまで覆せるのか?

一般的な序列は大体以下のような感じになると思います。


↑ (1)喋れる美人
   
  (2)最低限の語彙のオブジェクト美人

  (3)喋れるブス

  (4)外面クライシス美人

  (5)最低限の語彙のオブジェクトブス

↓ (6)外面クライシスブス

(1)は絶対正義であり、それこそ霊長類最強になって物理的に倒す以外逆転の道は無いが、日本は法治国家なのでそれも難しい。

現実的に打倒可能なラインは(2)でしょう。実際、ルックスやトークの程度によっては(2)、(3)が逆転していることはままあるように感じます。

教養ある銀座のクラブホステスよろしく政治、経済、芸術、アングラ各種の知識を蓄え、会話のゴールデングラブ賞ばりのパフォーマンスを発揮すれば、勝てる範囲も広がるはず。

ターゲットの選定も重要。最初からセックスのみを目的としているシコザル男は美人か、股の緩い女にしか興味が無いため相手をするだけ無駄。また、会話の内容がほぼSNS上でバズっていることだったりまとめブログの焼き直しだったりするようなペラ男も、そもそも拾っても広がらない話題ばかりなので気にしなくて良いでしょう。

一次関数的に表現すると、美人は切片が正の方向にデカイ。一方ブスは基本ゼロ以下からのスタート。

第一印象では勝ち目が無いので、係数を磨きコミュニケーションの数を重ねてBEP(美人ブス・イーブン・ポイント)まで関係が持続すれば勝ちで、その間相手の期待は裏切れない。時間と技量が必要なんです。

とかくこの世はブスに厳しい。

自分に娘ができて、当然親として愛してやまないでしょうが、客観的に見てブスかもしれないと感じたら、ブスなりの渡世術を小学校の頃から研究させたい。自由研究のテーマとして6年連続で設定させたい。そのくらい、人生を左右しかねない問題だと思っています。

単に股の留め金を緩めれば、チヤホヤはされるかもしれない。でも、そんな短絡的な道に進んで欲しくない。

私の周囲には、喋れる、頭の回る、人格者の、そして可愛い、そんなブスが結構います。彼女達のことを心から尊敬しているし、これからもその言動所作を観察し、学びとしていきます。




あー、今に限って言えばホント美人と寝たい。

*1:ここで彼女らの名前を挙げるのは失礼かもしれませんが、決して悪い例ではございません。