ミャンマーの柳生一族
- 作者: 高野秀行
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/03/17
- メディア: 文庫
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そういや徳川生徒会*1ってのもあったな。
言いたいことはナイスミクスチャーの傑作だ、ということです。
ミャンマー(ビルマとも)の旅行記なのですが、作者は先日「怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道」で面白い!と思った高野秀行氏。
で、この作品ではミャンマーを経巡りながら、その歴史を徳川黎明期に準えつつ、その中で柳生一族の役割を担うヒトビトのコトも記したもの。
先日携帯からポチポチと感想を打ちましたが、もう1回言います。
面白い。
北朝鮮がよく「近くて遠い国」なんて言われますが、私自身ガイコクにあまり興味が無いので名前は知ってるけど・・・な感じのミャンマー(よく聞くのはアウン・サン・スー・チーさんの名前くらい)なのですが、その歴史がとってもよくわかりました。
と同時に、船戸与一氏も登場し、高野氏の軽妙な文章もあり、徳川黎明期に置き換えた説明は時代小説好きにわかり易い説明+独創的でとても面白かったです。
やっぱ世の中って、フクザツですな。
難しい。
でも面白い。不謹慎かも知らんけど。
そして、面白いを最近乱発している気もしますが、でも面白いんだもん。
そういう意味では、最近とてもいい感じです。
*1: