航空医療学会


札幌で開催された日本航空医療学会に参加してきました。東北上空から眼下に雪が見えてきました。
航空医療学会は、医師、看護師、救急隊以外にも防災航空隊、自衛隊海上保安庁、運航会社など航空機搬送に関係あるすべての関係者が集う学会で、今年で17回目となります。宮崎県も大学病院が基地病院となってドクターヘリの運航が予定されています。学会では、患者さんと医師の接触時間が大幅に短縮され救命率が向上した報告や安全な運航体制に向けての討議が行われました。
また、先進地では要請が重なった場合、防災ヘリや隣県のドクターヘリと連携を図り、救命活動を行うなど組織や垣根を越えた体制が報告されました。
宮崎県も高度な治療が行われる三次救急施設までの搬送時間は早い地域ではありません。都市部と地方の『命の格差』を無くすためには関係機関と目に見える形での連携が重要です。