和装本展示


5月15日に開催のワークショップで仕立てた「四つ目綴じ和装本」を館内に展示しました。学生さんの仕立てた和装本は、ひとこと感想を添えて透明のケースにはいっています。展示は参加した学生が、角の飾りと補強を兼ねた綺麗な「角切れ」もよく見えるように工夫をして展示してくれました。すばらしい!

 また、今回の展示には、本学図書館にある、四つ目綴じ和装本も一緒に並べてあります。普段日の目をみることのない和装本を、この機会にぜひ手に取ってみていただきたいと思います。

特に、『本草綱目(ほんぞうこうもく)』は、薬のもととなる多数の植物、動物(人も含む)、鉱物等の薬効や解説が書かれた百科事典の様なもので,明の李時珍(1518〜1593)によって書かれ、日本へは慶長12年(1607)に長崎を経由して入ってきて以来、本草学の基本書として、又、博物学の書として大きな影響を及ぼした書です。
(ふみし)