かっこいい三ノ峰

本日の夫の山は「三ノ峰(さんのみね)」。
三ノ峰の山頂は地図上は石川県らしいけれど、夫は福井県側の登り口から頂上を目指し山頂からは登ったのと同じ山道を下山する。
出勤の準備をする私に夫が「いってきます」と言って出かけたのが朝七時頃。いつもならば山にのぼる時には五時だとか六時頃に出発することが多い夫だが、今日は少しゆっくりめなようす。
私は午後三時前に仕事から帰宅して、なんとなくゆっくり漫画が読みたいなあ、と思って、寝っ転がって、こうの史代さんの「この世界の片隅に」を読んでいるうちに夫が帰ってくるかなあ、と思いつつごろごろ。
ところが、なんとなく夕方には帰ってくるんだろうな、と思っていたものの夕方四時になっても五時になっても夫が帰ってこない。「もしかしてついに遭難か」と思いはするが、もし遭難していたとしても何らかの連絡があるまでは待つしかないよね、と引き続きごろごろ。
五時を少し過ぎた頃に夫が帰宅。「無事だったんだね、よかった」と出迎える。
夫は今日登った三ノ峰は三ノ峰そのものの形がきれいなところがずいぶんと気に入った様子で「山の形がかっこよかった」と何度も話す。快晴に恵まれたこともあり、山頂からの景色も美しく、それも満足だったようだ。
三ノ峰登山するには、自宅から登り口まで車で二時間近くかかり、登山口最寄りの駐車場が土砂崩れで開いていないため少し離れた場所の臨時駐車場に停めて歩く必要があり、そのぶん歩行距離と時間がかかる。
三ノ峰は北陸の山としては白山や立山に比べると知名度は高くない。標高は2130mくらいで登り下りに六時間から七時間かかる。他の山では圧倒的に女性登山者が多いのに比べて、今日の三の峰は七割近くが男性で、これまで登った山に比べて登山者のマナーのレベルが非常に高いのが印象的だったのだとか。
夫によると、登山前や登山後はちゃんこ鍋を食べると身体がラクらしいので、今日の夕ごはんはちゃんこ鍋屋さんで、マグロの山かけ、焼き鳥一人一本ずつ、冷奴、ちゃんこ鍋。ちゃんこ鍋は二人で一人前を注文する。鶏肉と鶏レバーが入っているけれど、単品具材として豚肉と鶏レバーを追加。ああ、おいしかった。ごちそうさまでした。