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2016-05-15

[]新たなる高みへ YUGEN Death by water は究極の名作


YUGEN

現代チェンバーロックの総本山ともいうべきレーベル Altrock。そのレーベルの代表的バンドが、イタリアの YUGEN。デビュー当初より、そのダークなチェンバーロックの世界は、その日本語の響きにもマッチした印象により、多くのプログレファンを魅了してきた。

そんな彼らが、2016年新作 Death by water をリリースしたので、聴いたみた。


究極

まず言えるのは、彼らがさらに究極の世界にまだたどり着かんとしているといいたくなるほどのその完璧な世界がそこにあるということ。

Area や Art Bears にも迫るのではと思わせるほどのアヴァンギャルドな新しい世界がそこにはある。


従来より

従来からある彼らしい、チャンバーロックの冷たくてそして、音が独立しながら、最早メロディーを理解するという領域にはない、ただ音が響きあう世界ともとれそうな情景がそこにひろがっている。

そのベースはしっかりと継承しているのだけれども、それがさらに進化しているのがこの作品のすごいところ。


圧倒

たとえば、女性ボーカルの入る Der Schnee なんかは、女性ボーカルの力強くて、フリーキーな表現力もあって、圧倒的ともいえる世界になっている。なんというのか、音楽というだけでは表現できない世界で、なので、その音楽を聴きながら感じることも、音楽にあるようなノリだとか同調だとか、そんなレベルではなくて、感情ではなくて、むしろ、感覚に刺激が与えらるというのか、左脳では理解しきれずに右脳で捉えるしかないというのか、ロウの部分に食い込んで切るようなそんな圧倒的な表現力。


生理的な

ある意味では、生理的な感覚に訴えてくるようなそれで、その音の作り出す混沌とそして、刺激的な音が、我々が普段使うことを忘れてしまっている感覚にタッチしてくる。

ある意味では、芸術の究極のレベルともいえるそれで、左脳が感が切った末に理解が届かず、右脳が作動し始めて、しかし、その途端何かが捉えられ、その捉えられたものが、我々が実はため込んでいる感情へとタッチしてくる、そんな感覚は、生理的なそれ。


絶品

なので、もう、絶品というしかない。究極の音楽といってもいいと思う。今年の最高傑作がすでに出てしまったというか、ある意味今年というだけのくくりではなくて、歴史に残る名盤ともいえると思う。

混沌と緊張に包まれた世界が、最後の美しき名曲 A House にいたると、アコースティックで多重コーラスが、そこまで究極に突き詰められた聴き手の感覚を最後にそっと包み込んでくれるようなそんなそれで幕が閉じられる。

超絶おすすめの絶品です。


関連リンク:

Death by water | AltrOck Productions

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Death By Water
発売元 : ALTROCK
発売日 : 2016-04-29 (1CD)
売上ランク : 42024 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 2,833 在庫あり。
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2016-05-06

[]そうきましたか、The Syn と Moon Safari のコラボは良質ポップ


The Syn

YES の前身バンドの一つともいえるバンド The Syn。2000年代に再結成して、Steve Nardelli のプロジェクトバンドともいうべき状態で活動しているバンド。そんな、The Syn が、Flower Kings などで知られる Jonas Reingold のプロデュースで、なんとあの Moon Safari とコラボでの新作 ”Trustworks ” をリリースしたので、聴いてみた。


良質なポップ

一聴して感じるのは非常に聴きやすい良質なポップソングに仕上がっているところ。Moon Safari 色が出すぎずでも随所にそのエッセンスが感じられるというところがベストバランスになっていてとてもいいところ。


長尺の

とはいえ、プログレファンも納得の演奏の聴きごたえもまた十分にあって、15分にいたる長尺曲もしっかりと含まれております。


心地よさ

先述のとおり、Moon Safari とのコラボとはいえ、Moon Safari の色合いは抑え気味なので、Moon Safari 期待をしすぎると少し違うかも。やはり、The Syn としてのアルバムであるというところが大前提での作品。


損はない

非常に聴きやすくて聴きごたえもあるので、聴いて損はない秀作です。心落ち着くプログレサウンドを求めている人はぜひとも聴いていただきたい作品です。


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The SYN

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Trustworks
発売元 : Umbrello Records
発売日 : 2016-04-01 (1CD)
売上ランク : 72007 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,778 在庫あり。
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2016-04-25

[]ついに実現した英国の秘宝 The ENID 来日公演第二夜


The ENID

さてさて、遅れてきたプログレッシブロックバンドであるがゆえに、不遇の境遇にあうという時代もあったものの、カルト的なサポートにより生きながらえた英国の秘宝 The ENID。

私の最も好きなバンドの一つであるものの、中心人物の RJG のご高齢具合もあり、ライブで見ることができるなんてことが起こるとは思いもしなかったバンドでもあるのだが、ついに来日公演が実現した。

その第二夜 Aeria Fearia Nonsence に行ってきました。


若手も含めて

何よりも、最近の The ENID の新たな黄金期を作り出しているのは、RJG 自身のやる気もあるものの、新たに入った若いバンドの力によるところは大きい。特に、フロントマンとして最近活躍する Joe Payne はビジュアルも含めて大きな力になっている。

そんな若手を含むラインナップで総勢7人のメンバーでの来日公演がはじまりはじまり。


絶品

で、はっきりいって、いきなりすごすぎです。クラシックをベースにしたサウンドは、ライブでは聴きごたえがどうなるのかという興味があったのですが、想像以上にダイナミズムをもっての演奏となった。

私の席からは、RJG は MAX READ のキーボードセットの影となって、本人を確認しにくい席だったのだけれども、逆に手元はよく見えるという席でもあって、その指捌きは、やはりクラシック畑のテクニックは一味もふた味も違うなというのを認識させられた。


アンサンブル

そして、アンサンブルもまた圧倒的。リズム隊が、時にロックバンドのスタイルで演奏したり、リズミカルなベースラインを紡ぎだしたり、はたまた、ベースを置いて、The ENID の代名詞でもあるティンパニをたたいたりと。ドラムキットに座った時には、ロックのダイナミズムが生み出される一方で、上記のようなスタイルで、ジャジーにもダンサブルにもシンフォニックにも味付けが変わる。このリズム隊を基盤にメンバーのアンサンブルが自由にはばたいているそんな印象の演奏は圧巻でした。


Summer

この日は、当然セカンドからの曲が多かったのですが、SPELL から Summer が演奏されるという私にとってはサプライズ。

The ENID の曲は、意外とボーカル曲にもいい曲が多くて、この曲もその一つ。私が大好きな曲で、これが演奏されるや思わず涙ぐんでしまいました。あぁ、本当にこの日が来るなんて夢のようです。


そこから

そして、極めつけは FAND のフルバージョン。いやはや、もう言葉は出ません。そして、まぁ、実際いろいろと無理だったけど、一日目もみたかったななんてことも思わないではいられませんでした。


アンコール

会場ももう大満足で、拍手の渦。アンコールは二回あるという誰もが大満足のライブでした。

いや、もう、このライブは二度と来ないでしょうねと。

本当にこころから満足したライブでした。


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エアリー・フェアリー・ナンセンス(オリジナル・ヴァージョン)
発売元 : BELLE ANTIQUE
発売日 : 2013-04-25 (1CD)
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¥ 2,774 在庫あり。
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2016-04-17

[]軽快な現代プログレ I Am the Manic Whale


I Am the Manic Whale

英国出身のバンドで、2015年結成の新たなるバンド。まさに現代プログレといえる、ポップさを押し出しながらも、複雑なコーラスワークやサウンド構築により軽快な屈折感が心地よいバンド。そのデビューアルバム Everything Beautiful In Time を聴いてみた。


Yes に Camel をまぶして

サウンドの傾向は、その軽快なポップ感とコーラスワークの使い方から、特に80年代の YES のサウンドを感じさせるところがある。また、一方でギターワークの伸びやフルートの使い方などには Camel の面影を感じさせる。さらには、英国らいしいサウンドには、Genesis な雰囲気おも感じるしと、古き良きプログレバンドの面影を随所に感じさせるサウンド。


ポップさ

しかし、それを往年のバンドのような壮大な楽曲構築で表現するのではなく、コンパクトにまとまったポップなサウンドに作りこんでいっているところに、Spock's Beard などに見られる現代プログレの表現でもある。


バランス

そのあたりのバランス感覚が抜群というのか、懐かしさを感じさせつつも、しっかりと現代に消化したサウンドになっていたり、ポップで聴きやすそうでありながらも、コーラスワークやテクニカルなサウンドにはマニアも納得の屈折サウンドを織り込んできたりと、絶妙なバランスで聴きやすさと面白さを両立させている。


圧倒的ではないけど

正直言うと、Spock's Beard あたりのデビューで感じたような圧倒的な何かを感じさせるほどのそれではないけれども、複雑さとコーラスワークや起承転結を感じさせる曲の転調の使い方などに、まじめにしっかりと現代プログレを作りこんできているという感じがして、好感が持てる。


もっともっと

いまのところ、Bandcamp でもダウンロードで購入できたりもするので、気軽に一度トライしてもらいたいレベルのアルバム。そして、今後もっともっと成長していくことを期待したくなるデビューアルバムです。


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Everything Beautiful in Time
発売日 : 2015-12-06 (MP3 ダウンロード)
売上ランク : 27857 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,500 通常1〜2営業日以内に発送
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2016-04-15

[]壮大なるシンフォニア The Enid ここにあり


The Enid

ついに来日公演が迫ってきている英国の超絶伝説的カルトバンド The ENID。インディーズの先駆けともいうべき彼らは、一方でその音楽性はインフォニックな要素をふんだんに含んだプログレッシブロックであり、カルトな印象とはまた別のところにあるそれ。

近年、若手メンバーの参加もあり活動を活発化させている彼らは、ついに待望の来日公演を果たすまでに至っています。

ライブのみならず、アルバムリリースも活発で、3部作の完結編、DUST がリリースされたばかりで、さっそくこのアルバムを聴いてみました。


壮大

壮大なオープンニングに続いて、近年の彼らの活動をけん引しているともいえるボーカリスト Joe Payne の美しい歌声で彼ららしいシンフォニックな世界が幕あけていく。きらびやかなギターの泣きと、オーケストレーションが彩る展開は、彼らのファンにはたまらないそれ。このオープニングの曲を聴いただけでにやけてしまうほどの出来。


現代的

何よりそのアルバムの良さを際立たせるのは、現代的な要素。ただ、復活したバンドではなく、若い血により新たな地平へと踏み出している彼らのサウンドがそこにはある。イメージ的には、Salome あたりのダンサブルなノリの良さとシンフォニックロックがまじりあったロックオペラというのがこのアルバムに感じられる世界。

そのノリの良い展開には現代的な要素を強く感じる。


美しく

そして、彼らの魅力である儚く美しいリリカルなバラッド。2曲目からすぐにその要素がふんだんに詰まったサウンドが登場して、心を穏やかにしてくれる。この穏やかなで壮大な世界観は、ほかのロックバンドでは生み出せないそれであろう。まさに The ENID ここにありというのを感じさせる名曲


虜に

もうこの2曲で完全に彼らの世界に取り込まれていしまい、後はその世界に浸りきったまま全編をあじわいつくせてしまうというそんな作品。


絶賛

はっきりいって、絶賛しないではいられない出来です。彼らのファンはもとより、古き良きプログレッシブロックの世界が好きな方は、ぜひともこの作品を聞き込んでほしいと思います。

そして、何より、来日公演が楽しみでなりません。


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Dust
発売元 : Imports
発売日 : 2016-04-08 (1CD)
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