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2016-06-30

[]FROST* 久々の新作はより現代的な要素をとりこみつつ


FROST*

英国のバンド FROST* は、John Mitchell を中心としつつ、ある意味スパーバンド的な構成で活動するバンド。今回は、約8年ぶりの新作 Falling Satellites がリリースされたので、聴いてみた。


現代的

まず、感じるのは、かなり現代的な雰囲気を持ったサウンドに刷新されているところ。コンピュータサウンドな雰囲気を随所に感じさせる音作りを取り込みつつも、そこに従来のバンドアンサンブルとそして、キャッチなーメロディーを持つボーカルパートを絡めてきているというスタイル。

なので、古典的なプログレの要素はむしろまったく感じるところはなくて、最早プログレというジャンルを超えてしまったようなそんなサウンド。


変幻自在に

随所に変調を絡めたり、音響的な要素を取り入れたりと、プロデュース的にも力の入ったアルバム。シンプルなボーカルパートは、キャッチ―で心地よいし、混沌としていくところの音圧感も迫力がある。

そういった、いくつかのサウンド要素をうまく、アルバム全体に構成したり、そればかりではなく、一つの曲の中でも、転調によって、編みこまれている曲の陰陽が印象深い。


新たな傑作

現代要素を大胆に取り込みつつも、彼ららしいキャッチ―なサウンドであったり、重厚な曲構成であったりを進化させているので、驚きとともに安定を感じる実にいいバランスのアルバムになっている。

適度に刺激が聴いたサウンドは、彼らの新たな魅力に感じられる。


関連リンク:

Frost* - Official Website

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Falling Satellites
発売元 : Inside Out U.S.
発売日 : 2016-05-27 (1CD)
売上ランク : 2461 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,897 通常4〜6週間以内に発送
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2016-06-05

[]ヘヴィーでポップな Haken の Affinity


Haken

デビューアルバムから話題をさらった英国のバンド HAKEN。順調に作品をリリースし続け、4枚目のアルバムとなる新作 Affinity が先日リリースされたので聴いてみた。


コンセプト

毎回壮大なコンセプトを持ったアルバムをリリースしている彼らだが、今回もまた、コンセプトアルバム。コンピュータと人類の関係というような実にタイムリーな話題をお題としている。また、それに伴いサウンドのいたるところに、コンピューターを意識させるような無機質なテクノのようなサウンド要素を入れてきたりもしている。


期待以上に

もともと、非常に完成度が高いながらも、ほかのバンドはまずやらないような変な曲展開や曲ごとの色合いの違いの落差などといった思いロイ要素をふんだんに取り入れている彼らだけれども、この作品でもまた、その高い完成度と自由自在さは共存している。若干、やはり、自由さよりも完成度側に軸足が移りつつあるようではあるけれども。


多様な

その自由自在さの一つの側面が多様なサウンドスタイル。美しいコーラスワークとポップなメロディーによって、近年はやっている甘美系プログレの要素を感じさせる側面も多いのだけれども、一方でヘヴィーメタルなサウンドに近い重いリフであったり、グロウルに近いボーカルスタイルを取り込んで来たりしている。また、スピード感と小気味よさの同居したサウンドは、まさしくプログレメタルのそれという側面も当然随所に感じさせてくれる。


わくわく

これだけの要素が詰め込まれているので、プログレ系のリスナーには、曲ごとの展開にわくわくがともらない。逆に、要素が多様すぎて、ある特定なジャンルのサウンドを求めているような人には、ちょいと受け入れがたいのかもしれない。


いいです

こういったごった煮ながらも、スタイルとしては独自性をもって、芯のあるサウンドを作り上げている彼らのこの新作は、やはり、いいです。

私の好みのど真ん中でもあるというところもあるのかもしれませんが、何度聴いても飽きることのないサウンド。

多種多様なサウンドスタイルによってコンセプトを描き出しながら、しかし、決して小難しくならず、聴き心地のよい美しいサウンドを生み出しているところは、さすがというしかない。

超お勧めです。


関連リンク:

Affinity - our fourth studio album - is OUT NOW! | HAKEN

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Affinity
発売元 : Insid
発売日 : 2016-04-29 (1CD)
売上ランク : 14884 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 2,399 在庫あり。
Powered BY AmazoRogi Data as of 2016-06-05
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2016-05-15

[]新たなる高みへ YUGEN Death by water は究極の名作


YUGEN

現代チェンバーロックの総本山ともいうべきレーベル Altrock。そのレーベルの代表的バンドが、イタリアの YUGEN。デビュー当初より、そのダークなチェンバーロックの世界は、その日本語の響きにもマッチした印象により、多くのプログレファンを魅了してきた。

そんな彼らが、2016年新作 Death by water をリリースしたので、聴いたみた。


究極

まず言えるのは、彼らがさらに究極の世界にまだたどり着かんとしているといいたくなるほどのその完璧な世界がそこにあるということ。

Area や Art Bears にも迫るのではと思わせるほどのアヴァンギャルドな新しい世界がそこにはある。


従来より

従来からある彼らしい、チャンバーロックの冷たくてそして、音が独立しながら、最早メロディーを理解するという領域にはない、ただ音が響きあう世界ともとれそうな情景がそこにひろがっている。

そのベースはしっかりと継承しているのだけれども、それがさらに進化しているのがこの作品のすごいところ。


圧倒

たとえば、女性ボーカルの入る Der Schnee なんかは、女性ボーカルの力強くて、フリーキーな表現力もあって、圧倒的ともいえる世界になっている。なんというのか、音楽というだけでは表現できない世界で、なので、その音楽を聴きながら感じることも、音楽にあるようなノリだとか同調だとか、そんなレベルではなくて、感情ではなくて、むしろ、感覚に刺激が与えらるというのか、左脳では理解しきれずに右脳で捉えるしかないというのか、ロウの部分に食い込んで切るようなそんな圧倒的な表現力。


生理的な

ある意味では、生理的な感覚に訴えてくるようなそれで、その音の作り出す混沌とそして、刺激的な音が、我々が普段使うことを忘れてしまっている感覚にタッチしてくる。

ある意味では、芸術の究極のレベルともいえるそれで、左脳が感が切った末に理解が届かず、右脳が作動し始めて、しかし、その途端何かが捉えられ、その捉えられたものが、我々が実はため込んでいる感情へとタッチしてくる、そんな感覚は、生理的なそれ。


絶品

なので、もう、絶品というしかない。究極の音楽といってもいいと思う。今年の最高傑作がすでに出てしまったというか、ある意味今年というだけのくくりではなくて、歴史に残る名盤ともいえると思う。

混沌と緊張に包まれた世界が、最後の美しき名曲 A House にいたると、アコースティックで多重コーラスが、そこまで究極に突き詰められた聴き手の感覚を最後にそっと包み込んでくれるようなそんなそれで幕が閉じられる。

超絶おすすめの絶品です。


関連リンク:

Death by water | AltrOck Productions

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Death By Water
発売元 : ALTROCK
発売日 : 2016-04-29 (1CD)
売上ランク : 42024 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 2,833 在庫あり。
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2016-05-06

[]そうきましたか、The Syn と Moon Safari のコラボは良質ポップ


The Syn

YES の前身バンドの一つともいえるバンド The Syn。2000年代に再結成して、Steve Nardelli のプロジェクトバンドともいうべき状態で活動しているバンド。そんな、The Syn が、Flower Kings などで知られる Jonas Reingold のプロデュースで、なんとあの Moon Safari とコラボでの新作 ”Trustworks ” をリリースしたので、聴いてみた。


良質なポップ

一聴して感じるのは非常に聴きやすい良質なポップソングに仕上がっているところ。Moon Safari 色が出すぎずでも随所にそのエッセンスが感じられるというところがベストバランスになっていてとてもいいところ。


長尺の

とはいえ、プログレファンも納得の演奏の聴きごたえもまた十分にあって、15分にいたる長尺曲もしっかりと含まれております。


心地よさ

先述のとおり、Moon Safari とのコラボとはいえ、Moon Safari の色合いは抑え気味なので、Moon Safari 期待をしすぎると少し違うかも。やはり、The Syn としてのアルバムであるというところが大前提での作品。


損はない

非常に聴きやすくて聴きごたえもあるので、聴いて損はない秀作です。心落ち着くプログレサウンドを求めている人はぜひとも聴いていただきたい作品です。


関連リンク:

The SYN

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Trustworks
発売元 : Umbrello Records
発売日 : 2016-04-01 (1CD)
売上ランク : 72007 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,778 在庫あり。
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2016-04-25

[]ついに実現した英国の秘宝 The ENID 来日公演第二夜


The ENID

さてさて、遅れてきたプログレッシブロックバンドであるがゆえに、不遇の境遇にあうという時代もあったものの、カルト的なサポートにより生きながらえた英国の秘宝 The ENID。

私の最も好きなバンドの一つであるものの、中心人物の RJG のご高齢具合もあり、ライブで見ることができるなんてことが起こるとは思いもしなかったバンドでもあるのだが、ついに来日公演が実現した。

その第二夜 Aeria Fearia Nonsence に行ってきました。


若手も含めて

何よりも、最近の The ENID の新たな黄金期を作り出しているのは、RJG 自身のやる気もあるものの、新たに入った若いバンドの力によるところは大きい。特に、フロントマンとして最近活躍する Joe Payne はビジュアルも含めて大きな力になっている。

そんな若手を含むラインナップで総勢7人のメンバーでの来日公演がはじまりはじまり。


絶品

で、はっきりいって、いきなりすごすぎです。クラシックをベースにしたサウンドは、ライブでは聴きごたえがどうなるのかという興味があったのですが、想像以上にダイナミズムをもっての演奏となった。

私の席からは、RJG は MAX READ のキーボードセットの影となって、本人を確認しにくい席だったのだけれども、逆に手元はよく見えるという席でもあって、その指捌きは、やはりクラシック畑のテクニックは一味もふた味も違うなというのを認識させられた。


アンサンブル

そして、アンサンブルもまた圧倒的。リズム隊が、時にロックバンドのスタイルで演奏したり、リズミカルなベースラインを紡ぎだしたり、はたまた、ベースを置いて、The ENID の代名詞でもあるティンパニをたたいたりと。ドラムキットに座った時には、ロックのダイナミズムが生み出される一方で、上記のようなスタイルで、ジャジーにもダンサブルにもシンフォニックにも味付けが変わる。このリズム隊を基盤にメンバーのアンサンブルが自由にはばたいているそんな印象の演奏は圧巻でした。


Summer

この日は、当然セカンドからの曲が多かったのですが、SPELL から Summer が演奏されるという私にとってはサプライズ。

The ENID の曲は、意外とボーカル曲にもいい曲が多くて、この曲もその一つ。私が大好きな曲で、これが演奏されるや思わず涙ぐんでしまいました。あぁ、本当にこの日が来るなんて夢のようです。


そこから

そして、極めつけは FAND のフルバージョン。いやはや、もう言葉は出ません。そして、まぁ、実際いろいろと無理だったけど、一日目もみたかったななんてことも思わないではいられませんでした。


アンコール

会場ももう大満足で、拍手の渦。アンコールは二回あるという誰もが大満足のライブでした。

いや、もう、このライブは二度と来ないでしょうねと。

本当にこころから満足したライブでした。


関連リンク:

Home of The Enid and The Enidi

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エアリー・フェアリー・ナンセンス(オリジナル・ヴァージョン)
発売元 : BELLE ANTIQUE
発売日 : 2013-04-25 (1CD)
売上ランク : 26617 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 2,774 在庫あり。
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