新潟水俣病40周年記念の集い記念講演

ecochem2005-06-12

2005/06/08に記した講演会を聞きに自転車で西堀まで。関係者にとってはこのような催しなど開く必要のない普通の生活が奪われ,長期にわたって苦難を強いられたことのやるせなさはいかばかりだろう。熊本の水俣病があったのに新潟水俣病を防げなかったことは,様々な問題(戦争も含めて)が過去と同じ轍を踏んでいることの証左の一つであり,最近はそのことについ絶望を感じてしまうこともある。
なお,この会は以下の本の出版記念もかねている。


新潟水俣病40周年記念誌出版実行委員会 編,
「阿賀よ伝えて 103人が語る新潟水俣病」,越書房(2005)


また,往路書店で以下の本を購入。核利用のつけは世界中に永い時間にわたって蔓延し続けるだろう。p.115〜では青森,岩手,秋田,山形,茨城,新潟で1997-1999年の乳がん死者数が突出していることに触れている。