エガワヒロシのブログ

2018-04-18

日本一のパートのおじさん


僕は作詞作曲家と一応名乗れるくらいの活動はしているのですが、それでも満足にたおにご飯は食べさせられません。なのでサラリーマンを辞めて作詞作曲家として四苦八苦した結果、今はそのサラリーマンやってた会社にパートで働きに行ってます。時間も短く、出勤も少な目で。音楽中心、子育て中心を理解してもらってのパート。

そこは20歳の時からアルバイトしていた会社で、何度も辞めては戻り、最後は社員にもなりました。まあその後、たおの子育てのために社員も辞めるわけですが、まあとにかく長年お世話になっている会社なわけです。

ということで今はパートのおじさんですが、元社員。しかもその現場を仕切っていた人でもあります。面白いのが、今の現場を仕切っている女性は、僕が面接して採用した人。なので元部下。しかもその人には僕がとてもお世話になってる恩師を紹介して結婚をしているので、恩師の妻。なので関係性を説明すると、元部下で、今上司で、恩師の妻(笑)複雑な!いや仲良しなんですけどね。だって俺その結婚の保証人だもの!

そして新年度になると新しいメンバーが入ってきたりします。そこでは自己紹介をしなければいけません。そこではまず

「どうも、パートのおじさんの江川です」

と挨拶します。しかし周りの扱いがあまりパートっぽくないのでまず困惑します。そして必殺の最新フレーズ。ウィークリー1位を獲得した今しか使えないフレーズを投下ます。

「今、日本で1番売れている作曲家です」

みんなそこで目を丸くします。冗談ですよね?と大体言われ、周りのメンバーが本当なんですよーと苦笑いしながら答える光景。いやそりゃびっくりするだろう?入社してそこにいるパートのおじさんがオリコン1位だったら!

まあ音楽だけで暮らせたら1番良いけど、なかなか難しいのが現実。僕の知ってるミュージシャンで、他に仕事してない方が珍しいくらいが現状。なのでそこに悲哀は感じないけれど、そんな状況でも音楽を作り続ける人達の音楽愛と、音楽に懸ける想いを感じて欲しい。そして音楽を気に入ったらライブに行って欲しい。音源買って欲しい。グッズも買ってあげて欲しい。誰かの身を切ったリアクションが一番の音楽家の養分。それは金銭的なことだけじゃなく、そこまで気に入ってくれた事実が大事なわけです。

まあ僕の今回の作曲家として良い結果はほとんど自分の力は関係ないと思ってるけど、それでもたくさんの人に届いた喜びがある。逆の悪い方については自分の力が足りなかった‥って思うから、身が引き締まる思いなんだけど。どちらもまた曲を作るエネルギーになります。みなさんどうもありがとう。

というような日記の投稿が朝からに多いのは、出勤の電車の中で書いてるから。もうすぐ到着だ。

2018-04-16

2人ぼっちの週末


木曜日から嫁が韓国に旅行してるので、たおと2人の週末でした。いややっぱり1人でたおのことやら家のこと全部やるのはキツイ!

しかも木曜日は学校の保護者会で、金曜日は学童の保護者会。特に学童の方は父母会副会長として最後の務めですよ。まあ1年間それなりにやりましたよ。それなりに。

そして週末、土日どちらも一輪車はマスト。世界を目指すたおの一輪車に休みはありません。そして土曜日はたおが熱望したカラオケバトルコンサートへ。

たおが毎回見るので自分も詳しくなってきたカラオケバトル。最初は歌を機械で測れるわけなかろうが?みたいに思ってましたが、あれはそれ用の歌い方があり、出てる人はそれをわかってる。しかもその歌い方が出来る人は本当に歌が上手い。それは間違いない。なので、今はストレスなく楽しめてます。あ、この人上手いけど、わかってないなあーみたいな。

でも、歌が上手いと良いは違う。それがこのコンサートで良くわかりました。

まず、今回はカラオケではないので、みんな足枷が外れたように自由に歌うことが出来ます。でも、その自由を満喫出来るのはプロの人。勿論、こんなコンサートに出て来る人はみんなめちゃめちゃ歌は上手い。だけどカラオケという基準がなくなると、プロじゃない人は指針を失って怖がっているように見えた。それは歌を正確に歌うことには腐心してるけれども、人に伝えよう、自分なりの歌を獲得しようという意識が薄いということ。上手さはあるけど、良さが足りない。魅力が足りない。

まあプロじゃない人ってのはみんな中高生なんで、これから学ぶところだと思うけどね。どれだけカラオケ離れが出来るかだね。でも堀優衣ちゃんは凄かったな。あの子の歌には歌への喜びがある。

そしてプロでは特に城南海さんとRiRiKAさんは別格。まあRiRiKAさんはやっぱりミュージカルの歌だったけど、城南海さんはもうちょっと歌い手として注目されるべき。良い自分の曲をもらって羽ばたいて欲しいと思いました。それとオペラ魔女の翠さんは化け物。俺には解説出来ない。

生で聴くとわかりますけど、表情や仕草、そして醸し出すオーラ。それも含めて歌なんだな。歌も表現という意味では最後に人間に返ってくる。だから上手い下手以外の良いもある。ヨレヨレの良いもある。正解は1つではない。歌は深いですなあ。

そして日曜日は一輪車の後、一輪車を担いだままHi-5の14年ぶりのワンマンへ。お客さんいっぱいだった!良いライブをやり続け、良い曲を作り続けた20年選手へのご褒美のような空間。たおがいたので最後までは見れなかったけど、良い夜は約束されたなーって思って帰りました。Hi-5万歳!この現役感!フレッシュ感!今が最高潮!

たおはライブハウスでもみんなに可愛がられて、とても楽しそうでしたよ。耳栓しながらですが。

そして今朝、お母さん夜に帰って来るからねーと言うと、微妙な反応のたお。

「うーん、パパと2人生活楽しくなって来ちゃった!」

うーむ、嫁には聞かせられない言葉…。そしてたお、お父さんはもう無理だ。2人生活は限界。早く嫁帰ってこないかな。やっぱり我が家は三人だろ?

2018-04-12

1番嬉しかったこと


この間はNGT48のフリーライブに行きました。アイドルの現場を初体験。家族でね。

お客さんの熱気に圧倒され、娘のたおもステージを見るより、隣にいた熱いお兄さんを凝視。目を丸くして見てました。凄い熱気だねえ。

ライブも終盤。僕の作曲した「春はどこから来るのか?」のオリコンデイリーランキングが発表されました。たおもドキドキしながら発表を待つ。そして1位と発表されると、たおさんガッツポーズ!この間の一輪車の大会での優勝の時と同じ表情。本当に嬉しそうで。お父さんを見る目もキラキラしてました。そのたおの姿を見ただけで、ちょっとウルって来たよ。

そして最後に「春はどこから来るのか?」を披露。お客さんにも受け入れられてたみたいだし、NGT48の皆さんもとても楽しそうに歌ってた。気に入ってくれてたら嬉しいな。とにかくとても良かった。今回の曲は歌詞もとても良いし、振り付けも可愛い。なんか良い流れの中に入れてもらった気がします。

その帰り道。お父さんと手を繋ぎながらたおは言いました。

「お父さんって、本当に凄いんだね」

あぁ、お父さんが1番欲しい言葉をいただきました。まあこれが毎年あるようにならなきゃ成り立たないのが作曲家の世界なので、まだまだ頑張らなきゃだけどね。今回の結果はほとんどNGT48のみんなの力だし。でも、たおが誇らし気なのはとても嬉しかったな。というかそれが1番嬉しいことでした。はい。

今作ってる曲も負けないくらい良い曲なので、まだまだ行きますよ。これがピークではないのだ。絶対に。

2018-04-09

ハピネス


土曜日に高円寺ムーンストンプで行われた、the MADRASの橋本孝志さんと壊れかけのテープレコーダーズの遊佐さんのデュオ、ハシユサの主催イベント「happiness」に行ってきました。

この日はハシユサに加え、壊れかけのテープレコーダーズから小森君と遊佐さんのそれぞれのソロ、女性シンガーソングライター野呂圭都ちゃんも出演。

遊佐さんは凍ったナイフで手のひらを切って、そこから流れる血の暖かさのような、凛として冷たい世界の中に垣間見れる温もりみたいな音楽。

小森君はどこかに大らかさみたいなものを感じるのに、深いサイケデリックな闇があり、そこから少しだけ光を灯す音楽。

壊れかけの2人はやっぱり必ず闇があり、そこから光を照らそうとしてるところが一致してる。

圭都ちゃんは満月の光みたいな音楽。自ら光を発してるのに、なぜか切なくなるのが不思議なところ。静寂がとても似合う。現代の英米のフォークシーンとばっちりリンクしていて、ローラマーリングなんかとの共通性を感じるけれど、いつも思い出すのはカウボーイジャンキース。音楽好きは必聴。

ハシユサは橋本さんの人懐っこいメロディーが遊佐さんの真っ直ぐなピアノに乗ると、凛とした背骨が出来たようなちょっと強い表現になる。バンドでやるより強く感じるのが不思議なところ。the MADRASの曲に加え、橋本さんの古巣、チューインガムウィークエンドの曲も披露。今日も良いライブでした。

しかもこれで終わらないのがこのイベントのお得なところ。小森君のパートではシンガーソングライターの古明地君も登場。2人で闇夜に迷う人達の足元を照らす。

しかもいつもの橋本さんの得意な無茶振りも発動!会場に来ていた穂高亜希子さんと古明地君も再びで賛美歌を歌う。そしてさらに!ライブ休止中の俺にも無茶振りが!

いや久しぶりに一曲歌いました。「虹とアジサイ」という短い曲を。でもこれでわかったことがある。まず、小森君のあのサイケデリックな音がするギターを使って弾き語ったのだけど、全くそんな風にはならない!僕の中にサイケデリックは無いんだということを再確認。あんな世界に凄く憧れているんだけど、自分は違う世界にいる。

そしてもう一つわかったのは、俺は歌うの好きなんだなぁーってこと。あんまり歌うの得意じゃないんだけど、好きなんだよね。まあまだ復帰は考えていないけど、いつかは復帰します。それだけは確信。

そしてイベントは正規の出演者(笑)全員でのセッションまで!特に圭都ちゃんが選曲したダブリンを舞台にした映画の音楽のカバーが良かった!そこではまたステキなことがありました。

実は会場にはなんとチェコから(チェコ人!)わざわざライブを見るために来ていたお客さんがいて。その子は橋本さんの音楽が大好きで何回も日本に来てライブを見てるんです。そして今回もライブを楽しんでいました。

そこで流れた映画音楽。その曲は彼女のとても特別な音楽で。その映画の主演女優はチェコの人で、チェコでは有名な映画なのだそうです。そしてその音楽が大好きになった彼女は、その曲をが弾きたくてギターを始めたとか!それを日本に来て偶然好きなミュージシャンがやってくれる奇跡!橋本さんのイベントにはいつも何かが起こるんだよなぁ。本当なんか持ってますよ、あの人は。

そしてそのチェコの彼女は前に会ってから僕のことも調べてくれたらしく。

「エガワさんの音楽はアイロンがけと、くるみを割る時に聞いてます」

というステキな言葉をいただきました!なんか良くない?アイロンがけと、くるみ割りの音楽。

東京という街には、街角でこんな素敵なことが起きてるんです。重い腰を上げて、行ってみる価値はあると思うな。そう思わない?

2018-04-02

3年生


4月になりまして、たおも無事に3年生になりました。まだ春休み中なんで、3年生になった!って実感はないですが。

でも今日から学童に1年生がやってくるそうで。たおは昨日も「1年生来るの楽しみ!」とウキウキしてます。学童では3年生は最上級生。お世話見る気満々です。かつては将来の夢がベビーシッターだった母性溢れまくりのたおさん。今日はお姉さんぶりを発揮してると思います。

先週の金曜日は前の3年生が最後の日。たおは3年生の仲良しの女の子から手紙を貰いました。そこには「たおちゃんは1番頼れるから、これからの学童をまとめられるように頑張って!」と書いてありました。この一年は自他共に認めるリーダーとして引っ張って行くことになりそうです。

そういえばこの間の学童からの帰り道、僕がNGT48の曲がトリプルタイアップだってよ!とたおに話していると、夕日を浴びたとても落ち着いた顔のたおが

「お父さん、本当に良かったねえ」

としみじみ言われました。その表情は完全に大人!はしゃいでる子供を見て目を細めるような目で!いやーすっかり立場逆転。女の子は成長が早いです。これからずっとたおにたしなめられながら生きていく気がします。