エガワヒロシのブログ

2018-11-14

浮いたり沈んだりラジバンダリ


最近週に1曲か2曲作り、その後数日腑抜けになるというペースで人生が進んでいる。しかも腑抜けついでに体調も悪くなる。今日はついに発熱もした。何より音楽を完成させた翌日の目の下のクマが半端ない。大迫のちょい下くらいの半端なさ。

そんなクマを見てると、俺も魂焦がして音楽を作ってるんだなぁーと感じる。この風だらけのトーキョーシティで。あ、俺にもあったんだ、めんたいロック感。魂のロック!なんて、こんなに自分に似合わない言葉あるのかと尻込みしてしまう。ヘロヘロとかヨレヨレとか、そんな言葉が似合う音楽が無性に好きなのですよ。音が悪いのが好きと指さされるくらいのローファイ重症患者。でも魂のポップは鳴らしてるつもり。

なんとなく最近自分の中から音楽を絞り出し過ぎなんじゃないか?とも思ってる。音楽が溢れているというより絞ってると感じてしまう。これはきっとインプットが足りないんだと思う。それが原因。経済的な事情もあり、このところは頭おかしいくらいには新しく音楽を仕入れていない。常に聴いてないアルバムをストックしておく癖のある自分が、過去に聴いたアルバムをもう一度聴いている。勿論持ってるアルバムも細かいところまで聴き込めてないので、まだまだ聴くものは沢山あるんなけど、やっぱり新しい音楽との出会いは格別。それが少ないことがストレスなのかもしれない。早く印税入らないかな。アナログ漁りたい。

まあとにかく音楽を作って浮かび、作り終えて沈む。そんな毎日。こんなプカプカした人生をずっと歩むんかな。俺は。ま、悪くないけどね。そんな人生。

2018-11-07

父親とは


河合雅雄先生の「子供と自然」読了。猿の生態から人間の自然の姿を学び、そこから教育を考える本。最初猿との比較が凄くエキサイティングで、途中は猿そのものの話になって辛くなるけど、とても為になる良い本でした。

この本で学んだ1番のことは、母親というのは自然にその立場が生まれる本能的なものであるのに対し、父親とは猿が人間に進化して、家族というものものが確立される過程で生まれた社会的なものであるということ。言うならば母親は放っておいても母親だけと、父親は意識しないと父親になれないということ。

確かに、子供が産まれた時に思ったことは、出産で泣き叫ぶ嫁がもう苦しい思いをしなくて良いということだった。最初に子供に向けた愛情は、嫁に向けたものと同義だったと思う。そう、産まれたばかりの子供は自分にとって他人だった。

でも今は違う。何よりもたおが大事だし、自分の命より大事なんてのは当たり前すぎて言う気にもならない。俺は育児を通して父親になったんだと思う。

父親は社会的なものなので、社会の移り変わりに敏感に影響を受ける。今、父親としてどう振る舞うべきか。以前のようなモーレツ社員で家族の食い扶持を稼いでくるお父さんはそれはそれで尊敬もされた。経済活動以外は何もしないお父さんが大半だったが、それが役割なんだとも認識されていた。

でも今はリスクヘッジ観点からも共働きは当たり前だ。稼ぎ口は2つになり、お父さんの特権的立場は無くなった。それでもその上にあぐらをかき続ける無神経な人もいるけれど、変化は必然。お父さんの役割は確実に変化しなければいけない。

その為にするのは何か?答えは1つじゃない。とにかく出来ることはそれを考えることだ。考える為には情報を集め、その中で自分がこれだと思うことを実践すること。もうモデルというのは存在しない。一人一人、家族毎に状況は違う。お父さんの形も千差万別。だから考える。自分の行動は正しいのか?自分は胸を張って父親と言えるのか?

今回この本を手に取ったのはそんな気持ちからだった。自分がしっかり父親が出来ているのかはわからない。でもずっと考えて、トライ&エラーを繰り返してる。七転び八起きで自分なりの父親を突き進んでる。父親というものに真正面から向き合ってるという自負だけはある。その答えがたおの今の笑顔だったら有難いのだけど。

今日も夜は一輪車。たおが夢中になる姿をこの目で見ます。お父さんが音楽に夢中な姿も見せてる。自分の父親像は正しいかどうかはわからないけど、少なくとも間違ってはいない気がする。思いたいだけかもしれないけれど。

世の中のお父さん、大変な時代に父親になっちゃったけど、お互いに頑張りましょう。情報交換しながら。互いに手を取り合って。全国のお父さんへのエール。

2018-11-04

the MADRASレコ発


サリンジャーの青い世界を生きるロックンロールバンド、the MADRASセカンドシングル「rough」を発売!ということで行われた金曜日のイベントへ。いつもお馴染み高円寺HIGH。

この日は元ピールアウト近藤さんの新バンド、マイファニーヒッチハイカーにウィルベリー、ナッジエムオールが共演。大人の音楽の夜。まさかのナッジが一番年下!

マイファニーヒッチハイカーは近藤さんがエブリシングブレイクスの盟友周平さんと再び合流したバンド。トリオ編成でロックンロールそのもの。めっちゃ激しい!

近藤さんはソロではとても私小説的な音楽を奏でますが、ロックンロールにシフトすると散文的な音楽になります。このバンドは完全にそっち側。イギーポップとマイケルスタイプを行き来するような近藤さんが、イギーポップの向こう側に行ってしまう音楽。刺激的!

ウィルベリーは元々とても多様な音楽を独特なソウルミュージックに仕立て上げるバンドですが、ボーカルのジョウさんがキューバを訪れてから、さらに雑種になった気がします。意識的な多面体。でもこのバンドはジョウさんのボーカルですよ。どんな音楽もウィルベリー色に染める特別なボーカル。これぞバンドマン。そしてロックスター。締めは羽生結弦ポーズで爆笑でしたけど。笑

ナッジはいつも通りに最高にポップで、楽しいライブ。

見てた人が「ナッジ楽しい!もっと長いライブ見たい!」と言ってましたが、誤解を恐れずに言えば、ナッジは長くても短くても同じくらい楽しいんです。ぬるめの温泉みたいな音楽。ほえーっていう気持ち良さ。でもこんな気分になるライブ、他ではないんですよ。対抗できるのは本当の温泉くらい。ライバルは温泉。ナッジは特別。唯一無二。

そして新作を引っ提げたマドラス登場。もうライブではお馴染みの曲なのですが、やっぱり音源リリースとなると気合が違うよね。

木下君のギターヒーローぶりに拍車がかかり、元々無軌道なエラちゃんのベースも負けじと唸る。2人は破天荒な息子と娘のよう。それを後ろから見守り、サウンドもまとめていくお母さんのようなリコ君のドラム。まるでホームドラマのようなサウンド模様!でも橋本さんのボーカルはお父さんではないので、母子家庭ロックンロール。橋本さんの役目はフラフラどこにいるのかわからない、寅さんのような長男。でもとても暖かくて、帰ってくるとみんなホッとする。

マドラスロックンロールはどこまで行っても私小説。散文にはならない。暴力的にはならない、どこかジェントルな音楽。不思議な音だよなあーと改めて思いました。

4バンド出るイベントはどこでもやってますが、4バンド全て良い夜はそうないんです。そんな素敵な夜。良いリリース日になったんじゃないかな。あ、そういえばウィルベリーもナッジも便乗するようにリリースしてたな(笑)便乗リリースってこれから流行るかも。笑

2018-11-01

ピュア


昨日はSHEEPというバンドのワンマンを見に行きました。様々な現場でベーシストとして活躍する堀尾さんと、ビーグルハットというバンドであのパイロットのデヴィッドと共に活動していた田中さんという、英国ポップを極めたような2人が組んだユニット。それが手練れを集めたライブバンドとして降臨。説明するにも情報が多すぎるのでこちらを参照。

https://fabulous-guitars.com/archives/4555

https://spaceshowermusic.com/artist/11915334/

そんなSHEEPの堀尾さんと赤尾さんは前に僕のバックを務めてくれていて。サードアルバムは一緒に作ったんだよなあ。僕の拙い音楽を上手く着地させてくれたのは堀尾さんだと思ってる。そのくらい凄い人。

久しぶりに見たお二人、いやバンドはやっぱり素晴らしく。英国音楽ってこういうことだよね!とニンマリしちゃいました。XTCの不在を嘆く人はSHEEPを聴けばその嘆きも治るんじゃなかろうか。パイロット10ccスタックリッジやコーギス、トッドラングレンなど、この辺りに興味があるなら絶対に好きになる。カーネーションムーンライダースも入れても良いかな。そんな音楽。前世は絶対英国生まれのはず。

そして何より、来年頭には還暦を迎える堀尾さんの音楽への情熱が、1つも錆びついてない、1つも曇ってないことが恐れ入る。そしてそんな堀尾さんを尊敬して、一緒に楽しむ赤尾さん。この音楽しか見えてない夫婦のピュアネス。胸に響いたなぁ。襟を正して貰った気分。本当に良いライブでした。

ライブハウスを後にして、まだ余韻に浸りたくて最近お気に入りのバーへ。そこには熟年カップルが。なんとなく意気投合して、色々お話しました。この2人の気持ちのピュアなこと!俺より10歳も上の人が高校生のように恋してるのが伝わって。でも大人の余裕もちゃんとある。なんか良いなぁーとニヤニヤしてしまいました。

大人になったら全てのものに純粋ではいられないのかもしれない。けど大切なものには純粋でいたい。純粋であるべきものをしっかりわかっていたい。

僕が純粋であるのは音楽と家族。音楽はとにかく作る喜び。これだけは失くさないでいたい。今日もメロディーが浮かばなくて七転八倒してますが、そんな苦しみでさえ喜びに感じる。

自分は昨日見た2組のように純粋でいられているだろうか?常に自分に問いながら歩く。テクテクテクテク。人生も徘徊中。

2018-10-31

コラボレーション


‪昨日ヒャダインBISHの作曲でおなじみ、音楽プロデューサー松隈ケンタさんの事務所に行くテレビを見た。そのスタジオでは6、7人がPCに向かい、一人はボーカルセレクト、一人は編集、一人はギターみたいに完全に分業体制でやってて、これぞ音楽制作工場、現代のヒッツヴィルか!と唸った。‬

‪そこで松隈さんはメロディーラインを考えるのに、まず若手にトラックを作らせ、それを基にしてメロディーラインを作っていた。この方式だと若手がフックアップ出来、色んな経験をさせられる良さと、松隈さん自身が刺激を受け続け、枯れないでいられる良さがある。トラックメイクした若手には勿論アレンジのギャラが発生する。これでお互い食っていけるだろうし、とても理にかなっているなぁーと感心して見ていた。‬

‪ただこれをやるには全員が食っていく為にも沢山楽曲が採用される必要がある。しかもトラックの上でグッとくるメロディーを書く技量も必要になる。これはそんな簡単なことでは無い。色んな努力が根底に見える。‬

‪自分もトラックの上でメロディーを作ることにはとても興味がある。いつもはメロディーが浮かんでからトラック制作に入るんだけど、前に作曲に行き詰まって、掃除機の音をリズムループにして、適当なコード進行でトラックを作り、その上でメロディーを作ってみたことがある。それはとても上手くいき、良い曲が出来た。とても気に入ってる曲。やっぱりどこかに偶然性があるのが肝なんだろうか?‬

‪久しぶりにトラックから作る手法をやってみてます。あんまりやったことないので、どうすりゃ良いのか右往左往してますが、やっぱりリズムからですかね?それともシンセ?どっちにしろ新しい手法はワクワクするね。‬

‪別にBISHファンってわけじゃないけど、あの楽曲にはちょっとやられてます。アイナとチヒロの歌も良いしね。その裏にはあんな人数のコラボがあったことが知れてとても良かった。なんとなく1人で作ってる感じじゃないよなぁ?とは思ってたんで。‬

‪やっぱり誰かと作るってのも必要なんですかね?自分はずっと1人セッションで曲を作ってきたので、コラボレーションのやり方がわからんのですよ。まあ1人の良さも良くわかってますけどね。純度はやっぱり。‬

‪いやしかし、メロディーが見つからないなあ。‬