エガワヒロシのブログ

2016-07-17

[]「恥ずかしい姿」

音楽って面白いんだけど、かっこいい姿だけを見せればかっこいいのかというとまったく違う。かっこいい姿だけをコンセプトに徹して見せる音楽ももちろんあるんだけど、どこかに綻びがあるものに、人は親近感を感じる。もっと言えば、さらけ出した瞬間のカタルシスはもう格別。ただし、生ぬるいさらけ出しは、また生ぬるいものにしかならないから難しい。

金曜日に、CQとクリトリック・リスのコラボシングルリリース記念のライブに行ってきました。CQはどちらかと言えばコンセプトがしっかりあって、美意識を忘れない、ゴシックやビジュアルと言われる流れを忘れないバンド。まあ実際には轟音で武装しつつも、酒をあおり、その揺らぎを見せたがる、間反対の感覚も併せ持つバンドなんですが、美意識が前に来てるのは間違いない。この日のライブでも前半は美しきCQ、音楽的にも腕の立つバンドなんで、構築美も見せてくれて。そしてその後は轟音タイム突入。ここから世界は揺らぎ、酒が大量に投入され、朦朧とした後半を迎えます。それでも美しさは常に携えるバンド。

そしてクリトリック・リス登場。スギムさん、パンイチで、しかも電飾がベルト状に巻かれ、股間には丸いテルミン。音もCQの轟音からしょぼい打ち込みへ。そしてハゲ。しかも46歳のおっさん。カッコいいところは何一つない。歌終わりとかグダグダだし(笑)そんな人が生活の一コマを面白く、少し哀しく、叫びつつ歌う。これが歌なのかは人によって分かれるし、ラップではないし、ただ喋りまくっているだけとも言えるけど、本当は違う。ちゃんと言葉がキャッチーにサビとして、コーラスとして用意されており、実は音楽的。言葉選びも絶妙。まあでも、その言葉のセンスとその姿で、最初は腹抱えて笑うんだけども。

それがいつしかなんというか泣けるような何かに聞こえてくる。それは自分もこのハゲたおっさんと地続きであることに気付いているから。この恥ずかしい姿は自分の姿でもあると気付くから。そしてそのセンチメンタルはCQとコラボした「1989」で結実する。本格的なCQサウンドを得て(ドラムはHYDEVAMPSでも叩くササブチ氏!!)、おっさんのエレジーはピカピカのミラーボールの下に現れる。輝かしかったあの頃を歌う曲は、今の自分とのコントラストを残虐に照らし、夢の終わりを告げる。でも、でも、その夢の終わりを叫ぶハゲのおっさんが、まだ夢を見ているパラドックス。夢が終わってからが勝負なんじゃ!そんな言葉さえ感じる、夢のない人、夢が叶わなかった人へのビターな応援歌。まあこんなグロテスクな応援歌はないですけどね。

あんなにどぎついものを見たはずなのに、何か爽快感が胸に残るのはなぜだろう?良くわからんが、あの恥ずかしい姿に何かがあるんだと思う。これも音楽の真実。裏側からやってきた真実。

僕も自分をさらけ出す、シンガーソングライターとしての久しぶりのライブが近づいています。7/29新宿ナビカフェ。セルピコの世古君とタイマンです。僕はパンイチでも電飾も股間のテルミンもありませんが、スギムさんに負けないくらいのパッションでやりたいと思います!興味ある方はぜひぜひ遊びに来てください!誕生日を迎えて45歳になった、何も諦めないおじさんの歌を聴かせます!

■ライブ情報

<PAVEL>

9/16(金)高円寺HIGH

詳細未定

<ソロ>

7/29(金)

西新宿ナビカフェ

ブラタケシ#13

世古武志×エガワヒロシ

8/6(土)「ミュージックバル・東京

場所:東京高円寺イタリアンパエリア・ポポラーレ

時間:open 14:00 / 14:30 start

料金:入場無料(投げ銭ライブ)、要Order

Main Live:

ミムラス内藤彰子trio(w/Gt.山中勇哉/Perc.立井幹也)

エガワヒロシ

Short Act:

mushimaR(岡山

山内智博

エガワヒロシチートロたこやき>

7/31(日)

詳細未定

チケット希望の方はegawahiroshi@nifty.comまで希望人数とお名前を連絡ください。

[]「琥珀色の街、上海蟹の朝」/くるり

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くるりの6曲入りシングル?ミニアルバム?的なやつ。ボーナスディスクに名曲満載のライブアルバムが付きます。もうここまでしないとシングルは出せないんだなぁーと感じる現在地。

音楽的にはデアンジェロが提示した流れを、今東京でシティポップと言われる、ceroなんかの音楽をしっかり目線に入れて作ってきた、くるりが現役である理由を知らしめる一枚。特に象徴的な表題曲ではラップも披露

僕はくるりは日本の音楽に多大な影響を与えてきたと思ってるんだけど、今のフェスで活躍する若いバンド達はくるりから影響を受けた、日本の音頭にも繋がるリズムを高速化して、忍者が走るようなダンスミュージックを作ってる。これはもう一大潮流。その一方で和音を重視して、穏やかな音楽を奏でる世界は、現在のシティポップと呼ばれる音楽の中に受け継がれてる。くるりがそのどちらにシンパシーを抱いてるかを、声高に叫んだような気が、この作品を聞くと感じてしまう。これは裏読み過ぎますかね?

まあとにかくくるりは音楽的なバンドで、音楽に真正面、音楽のみを考えて作っているのが良くわかる一枚。まあこの人達は外さないですな。

2016-07-13

チェチェチェチェチェンジス


人は変われるのか、生まれた時から変わらないのか?まあ生まれてからは大袈裟にしても、その議論では基本人間は変わらない派にいました。人間30超えたら変わらんのでは?という考えで。

でも、最近は変われるんじゃないの?という気になってます。僕もあんなにノンビリしか動けなくて、ノンビリ喋って、いつだって口を開けているような奴だったのに、今は何もやってない時がないくらいにシャカリキな人になってる。何より喋るスピードが倍くらいになってる。昨日サツキモノの野口君に江川君はバイタリティがあって、みたいに言われてびっくりしたんだけど、そんなこと昔なら絶対言われなかった。

それは自分だけじゃなくて、ウチのギターの田村君もそうで、昔は闇しか見てなかったのに、今じゃ光に向かって手を振るようになった。友達のジュン君は刹那に生きて、明日なんて見てなかったのに、今は明日に手を伸ばしている。みんな30超えてからの変化。

でも、今でも思うのだけど、この変化は自分の意思だからこそ起きるのであって、あいつをなんとかしなきゃ…みたいなものや、外的な圧力、状況では無理なんだと思う。青春時代とかなら、誰かの助言で…とかあるのかもしれないけど、大人になったら自分で考えて、自分で火をつけないと変わらない。自分で気づかないと変わらない。

セルピコのハルさん、またの名をローズ清水さんが、いつも良くいうフレーズで「なりたいものになりな」というのがある。そう、なりたいものにはなれるんだと思う。自分がそれを出来ると思うなら。想像出来るのなら。だって、未来は僕らの手の中なんだから。

ずっと未来にワクワクしたまま死にたいなあ。明日は何が起きるのかワクワクして死にたい。

2016-07-11

[]「音楽で生きて行く」

最近、子育て作業にもすっかり慣れて、たおも少しずつ成長して、まあその分大変なことも増えましたが、とにかく毎日が平坦になってきました。

平坦になると、やっと音楽の出番です。勿論今までも音楽を作り続けていたし、音楽にかかわる時間が増えるわけではありません。ただ自分の中の音楽家の割合が増えているのが感じ取れるんです。

今までは、ある瞬間たおのことを100%考えて動いていたのが、50%になり、あとの50%は音楽を考えていたりします。お風呂に入っていても、たおはなにやら言ってますが、僕は頭の中で新しいリズムが流れていたりします。

そしてその状態が昔に戻ってきたなぁーというよりも、新しい地平に来た感じが強いのです。昔の僕がこんなに音楽的だったとは思えない。昔はもっともっと無駄なことをたくさん考えてたし、照準なんて絞れてなかった。というか音楽で生きて行く自信なんてなかった。でも今なら、音楽の実力は未熟でも、誰にも負けない何かはあるのかなぁって思えるようになったのです。

メロディーは得意分野なので、いくらでも出てきます。人に伝わるメロディーをお願いしてもらえれば、さっと差し出します。でも作詞はなんとも。調子の波が激しく、特に子供が生まれてからは、自分でも納得のいく詩は書けてなかった。それが先日久しぶりに書けて。それが新しい始まりに感じています。

昨日は実家に帰りました。たおはすっかり自分の役割をわかっていて、おじいちゃんに抱きつき、歩く時はおじいちゃんと手を繋ぎます。おばあちゃんには歌って踊って大騒ぎです。両親はもうすっかりおじいさんおばあさん。僕も今月誕生日が来たら45歳。四捨五入したら50歳ですよ。寿命と言うものがどんどん大きく感じられます。迷ってる暇はないんだよね。音楽で生きて行く。そして死んでいく。それでいいなーって思うようになりました。何があろうと音楽を作り続ける。どんな形でも音楽が一番の意識で生きて行く。昔から遅咲き体質なんで、これから咲こうと思ってますよ。密かに。みんな笑いでしょうけど。まあ咲くかどうかは関係ない。咲かなくても音楽やります。それが私の生きる道。

この世界が自由に音楽が作れる世界でありますように。上を向いて歩こう。そして夢で逢いましょう

■ライブ情報

<PAVEL>

9/16(金)高円寺HIGH

詳細未定

<ソロ>

7/29(金)

西新宿ナビカフェ

ブラタケシ#13

世古武志×エガワヒロシ

8/6(土)「ミュージックバル・東京

場所:東京高円寺イタリアンパエリア・ポポラーレ

時間:open 14:00 / 14:30 start

料金:入場無料(投げ銭ライブ)、要Order

Main Live:

ミムラス内藤彰子trio(w/Gt.山中勇哉/Perc.立井幹也)

エガワヒロシ

Short Act:

mushimaR(岡山

山内智博

エガワヒロシチートロたこやき>

7/31(日)

詳細未定

チケット希望の方はegawahiroshi@nifty.comまで希望人数とお名前を連絡ください。

2016-07-10

[]「酒」

昨日は僕をデビューさせた張本人の音楽プロデューサーの家でBBQパーティー。沢山のミュージシャンも遊びに来ていて、とても楽しかったですね。バービー杏子さんと出会えたり、僕の「LOVE」という曲でドラムを叩いてくれたあらきゆうこさんとも再会、大先輩の上ケンさんともたくさん話せてうれしかったなぁ。ワカバの亀ちゃんも久しぶりだった。

ただ、酒がすすむわけですよ。なので昨日は徹底してビールにすることで二日酔いリスクを避けていたのですが、量が多かったこともあるし、途中のある一杯がすべてをぶち壊して二日酔いの奈落の底へ僕を叩き落としました。それはヴァサロのキーボーディストで、僕のソロの時にも弾いてくれてる吉田君の手製モヒート。自分でミントなども持ってきて作ってくれたわけです。とても美味しいんだけど、あれを飲んでから足元がおぼつかなく。帰り道も久しぶりにまっすぐ歩けない始末。

そして帰宅後の深夜。そこには便器を抱く僕がいました。そして朝もまた盛大に吐き、現在もグロッキー中です・・・。いやーもう俺酒飲まない。酒はいらん。そのくらいしんどい。

しんどいですけど、這ってでも選挙行ってきます・・・。ぐえ。

■ライブ情報

<PAVEL>

9/16(金)高円寺HIGH

詳細未定

<ソロ>

7/29(金)

西新宿ナビカフェ

ブラタケシ#13

世古武志×エガワヒロシ

8/6(土)「ミュージックバル・東京

場所:東京高円寺イタリアンパエリア・ポポラーレ

時間:open 14:00 / 14:30 start

料金:入場無料(投げ銭ライブ)、要Order

Main Live:

ミムラス内藤彰子trio(w/Gt.山中勇哉/Perc.立井幹也)

エガワヒロシ

Short Act:

mushimaR(岡山

山内智博

エガワヒロシチートロたこやき>

7/31(日)

詳細未定

チケット希望の方はegawahiroshi@nifty.comまで希望人数とお名前を連絡ください。

[]「Good Times!」/The Monkees

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音楽に何でも革新を求めるんじゃないよ、と思う時があります。古き良き音楽と言うものもあり、寧ろ同じ味を期待してるんですね。

そういう意味で今回まったく期待を裏切らなかったのがモンキーズのまさかの新作です。XTCのアンディパートリッジや、ウィーザーのリヴァース、ポールウェラー兄貴やノエルも作曲で参加。みんな何か新しい色を入れようなんてしてない。モンキーズマナーに沿った、でも最高の曲を書いてきてます。僕は特にアンディの書いた2曲目が好きです。無駄がない。そしてアウトロのちょいビーチボーイズ感とビートルズ感!モンキーズはこの2つをイメージしたバンドだもんね。完璧です。いつでも安心の優良アルバム。

2016-07-04

「異常体質」


昨日の熱帯夜にはびっくりした。朝、フランスアイスランド見るために目覚めたら気温25度!4時ですよ?今年の夏はやばそうですね…。

そしてこんな熱帯夜でも僕は長袖で寝ます。なぜかというと、腕が寒いと寝られない異常体質なんです。腕だけ冷える。これは江川家に引き継がれた、親戚でもよく聞く話。しかも昨日気付いたのが、腕でも、手の甲側、そこがピンポイントで寒いとダメなんです。手のひら側は大丈夫。変な体。

ちなみに僕は寒がりなわけではなく、どちらかといえば暑がり。特にお尻に熱源が固まっており、尻だけ異常発汗するので、下は薄着でないと死んでしまいます。そして更にお腹はとても弱いので、冷やすとすぐ壊すから暖めないといけません。

これを踏まえて、僕のよくホテル一人部屋で過ごすスタイルは長袖Tシャツにフルチン。これで全てが守られ解放されることになります。

但し、これも完全な正解ではありません。本当の正解を導き出すと、寒いのは腕だけなので、庶務の人がしそうな腕カバーだけして全裸、そしてうつ伏せでお腹だけ守る、これが最適解。もっと言えば腕カバーも半分だけで、手のひら側の腕は紐状になっていると完璧です。それが理想のスタイル。熟睡まちがいなし。ただ、この姿で寝てる人は間違いなく変態扱いされます。なので絶対にお勧めしません。良い子のみんな、真似しちゃダメだぞ!

こうして眠りにつく僕ですが、催眠自体も不思議で、起きる時間は自由自在です。この何年も目覚ましをかけてません。かけても鳴らしません。ユーロ観戦でも目覚まし無し、試合の興味が薄いと寝坊したりしますが、それも録画してあるからいっか、という気持ちがあり。起きなきゃいけない時は100%起きます。睡眠時間1時間でも起きます。多分ちゃんと寝てないんだろうなあ。だから見の下のクマが取れないんだ。

これを総合すると、僕は変態的な格好で寝たがりながら、睡眠に問題のある44歳男性ということになります。とても健康的には思えませんね…。この体質、実は何か問題があったりしないですよね?この中にお医者さんはいらっしゃいますか!と叫びたい気分です。そろそろ健康診断行くかな。もうすぐ45歳になるし。四捨五入すると50歳か。

思えば遠くへ来たもんだ。