エガワヒロシのブログ

2018-09-23

ひとりぼっちの結婚記念日


2004年の今日、新宿区役所婚姻届を提出して僕は結婚しました。結婚は2回目ですけど。笑

ということで今日は結婚記念日。結婚式は3月なので、どっちが結婚記念日なのかは迷いますが、どっちも結婚記念日で良いだろうと、年に2回結婚記念日が来るシステムで我が家は回ってます。

もう14年結婚生活を送り、その前には6年以上付き合っていたので、嫁とはもう20年の付き合いということに。長いですけど、特に何かが劣化している感じはしないですね。たおが産まれたことによって、家族3人体制への変化があり、それによって立ち位置みたいなものは変わりましたが、色んなものが目減りすることなく続いてるのは幸せなことだなと思ってます。

夫婦のあり方で大事なのは、お互いを支える意識を持つこと。自分は何をしてもらわなきゃいけなくて、自分は何をしてあげられるのか。出来ることと出来ないことがあるのは当たり前。それをしっかり考えて、バランスを取る。しかもそこをちゃんと話し合う。どう考えても自分の方に与えられるものが少なければ、何かで頑張る。僕が家事を沢山やるのは、そんな意識が根底にあります。音楽なんて不安定なことやって迷惑かけてるからね。まあでも見当違いに頑張って空回りにならないように話をしながら。それが一番大事かな。

我が家は良く夫婦で話をします。話す内容はたおのこと、一輪車のチームのこと、音楽のこと、会社のこと、さらには政治のことやら芸能ニュースまで。とにかくどんなことでも話します。2人でいて会話に詰まるということは全くありません。感覚が似てるのか、話してて、は?みたいなことにはほとんどならない。20年も一緒にいるからすり合わせが出来ているのかもしれない。それか元々相性が良いのか。運命の人的な?笑

今朝、嫁はカンボジアに旅立ちました。会社の先輩と旅行。年に何回か旅行に行くのはいつもの流れ。しかも今日の僕はたこ焼きで遅くなるので、たおは実家に。なのでひとりぼっちの結婚記念日です。まあでも元々記念日とか気にしない夫婦なので、それも自然なこと。記念日だから一緒にいなくちゃ!みたいなのがないのも良いかな。

僕は居心地が良いし、たおは毎日楽しそうだし、嫁は幸せそうな顔してる。たおの寝顔見るだけで「私幸せ」って泣く人ですからね。悪くない家庭を築けてる気がします。そんな家庭を築くパートナーの嫁に感謝。ありがとうと伝えたい。まあ日本にいないんですけど。笑

2018-09-21

勝つまでやる


もうすぐ結婚記念日。今の結婚(2回目なんで笑)をする時、嫁の両親が教師なこともあり、結婚を納得してもらう為にサラリーマンになったことを思い出します。

今思えば甘ちゃんなだけなんだけど、音楽で生きて行くんだ!と心に決め、実際にメジャーデビューまでしたのにサラリーマンになる時の敗北感は半端なかったです。本当に毎日俺は負けたんだ、、って思ってた。世間の人達と同じように、普通に働くだけなのに。激甘野郎。

実家に戻っていた僕は初出勤の朝、スーツを来て鏡の前にいました。そこにはうなだれるような顔をした、情けない男が1人立っていました。そこにやっとまともな道を歩む事になったと、息子を力づける為に父親がやってきました。眠そうな顔をしている僕に一言。

「そんな時は冷たい水をギュッと飲め!」

それを聞いた僕は一言。

「そんなことしたらお腹壊すよ…」

ああ!今たおにこんなこと言われたら俺多分怒鳴ってる!でもその時は気が短い、人一倍気が短い父親が、イラっとした顔をしながらその怒りを飲み込みました。その顔が忘れられません。

あれからサラリーマンをする事で嫁の両親には結婚する覚悟を見せ、売れたら結婚すると言っていた自分にもけじめをつけました。でもそれでいて音楽を諦める事はありませんでした(お義父さんも音楽を止めるな!って言ってくれた)。そう、その就職で音楽は終わりじゃなかった。別にそれで負けたわけじゃ無かったんです。

今日、旧知の元ラジオディレクターが「勝つまでやれば絶対負けない」という言葉を投稿してて、そんなことを思い出しました。

負けたかどうかも自分で決めるんだよね。死ぬまで負けを認めないで戦い続ければ、勝負はこれから!と叫び続け、そして実際に戦い続けてれば、負けないで死ねる。負けることなんてない。誰かが勝ってるよ!って言ってくれたら、まだまだこれから!と言い続けます。それで良いのではないかな。

でも実際に戦ってないのに「まだまだこれから!」って言ってたら冷たい目で見られますよ。全然曲作らないミュージシャンとか。ギター弾かないギタリストとか。それだけは絶対。

勝ちたい。というか負けたくない。誰にも。何にも。それは死ぬまで続くんだろうな。

2018-09-16

エガワヒロシアイドル


今回初めてホールで行われるアイドルイベントに参加した。というかアイドルイベント自体も前回作曲させて貰った「春はどこから来るのか?」のリリースイベントが初だったので、僕はNGT48以外のアイドルイベントは知らないことになる。あ、ドッツCQが一緒にやったのは見たか。あれは異端でロックバンド側だったし、アイドルに詳しくないことは間違いない。

でもいつのまにかアイドルに曲提供するようになり、普段からアイドルの曲も聞くようになって来た。そして気づいたことがある。僕の周りの音楽マニア達がこぞってアイドルに向かって行っている意味。

今回武道館NGT48のステージを見せて貰った。そこにあるのは全力感。そしてそれぞれのキャラクター。さらには考え抜かれた楽曲だった、歌が上手い人ばかりなわけではない。怒られるかもしれないけど、チャーミングだけれど絶世の美女が揃っているわけではない。でも全力感とキャラクター、そしてその2つを受け止めるキャパシティーのある楽曲が渾然となってこちらへ届けられ、いや全力で投げつけられている。足りないものはあるが、それを全力感とチームワーク、楽曲の力でカバーしていく。

はて。そこで思った。これはどこかで見ていた世界。自分が慣れ親しんだ世界では? そう、これは元々ロックバンドの専売特許だった世界じゃないだろうか?

足りないテクニックをセンスと情熱で埋め合わせ、チームワークやそれぞれのキャラクターが染み出していく音楽。人間同士の絆がグルーヴを生んでいき、大前提としてある、そんな情熱を昇華する楽曲を前進させていく。これは昔ロックバンドがいつも見せてくれた世界じゃないか。

今のロックバンドはテクノロジーの進化もあって完成度は本当に高い。単純な楽器の技術レベルも本当に高い。全てが揃っているバンドが多い。まあそれを昇華する楽曲が出来ているかは色々あるけれど、完成度が高いのは間違いない。しかし、そこに整合感はあるが歪さはない。

しかし、今のアイドルの世界には歪さが必ず潜んでいる。無理がある。バランスが崩れている。でもそこを埋めるべくの全力感が半端ない

荻野由佳さんの指す指先には迷いが無かった。本間日陽さんの笑顔には覚悟があった。中井りかさんの毒には引き受ける勇気があった。そんなメンバーの個性が重なってグルーヴしていく。感動するのはテンポや音の抜き差しのグルーヴだけじゃない。魂のグルーヴが人を焚きつける。

そしてそんな全力の人達に負けじと作曲家が腕を鳴らす。手練れの人達がこの世界に流れてきてる。コンペの熾烈さは半端無い。そこを勝ち抜かないとあの場所には行けない。そこを勝ち抜くぐらいでないと、あの全力のステージを見せる彼女達に釣り合う曲ではないんだろう。

イベント後、売れっ子ライターのとみぃさんこと西廣智一さんとサシ飲み。あの全力のステージに感化されたのか、5時間も音楽の話をしてしまった。音楽の話ばかりしてた。アイドルのライブが音楽の話を熱くさせる。今アイドルの世界で起きてることはそういうことなんだと思う。

これが僕が触れた世界で考えた「アイドル論」です。アイドルファンの人達とはシンクロしてるんだろうか?勘違いも甚だしい!とか言われたらとりあえず謝りますけど。ごめんちゃい。

いや、本当に楽しかった。僕の作曲した「泣きべそかくまで」のMVが初披露になったのも嬉しかった、これからもっと曲を採用されるように頑張らねば!その思いを強くした1日でした。はい。

2018-09-15

カメラを止めるな


ネタバレあるようなないような。

見ましたよ、話題のやつをやっと。評判通りの伏線の回収具合は痛快だし、とても楽しめました。

でも、これは何も知らずに見たかったなあ。自主映画でしょ?くらいの舐めた態度で見たかった。作り手側もその立ち位置を意識していたと思うし、だからこそそこからのカウンターパンチが痛快だった。

それを証明するように、冒頭の30分の映画部分、ここでわざとぎこちなかったり下手だったりするところを散りばめる訳ですよ。あぁ、やっぱり自主映画クオリティーだよね、ってちょっと舐めさせる。それが上手く機能しているのを証明するように、この部分で耐えられなくなって出て行く人が結構いて。ああ!これからですよ!面白いのは!ってところだけど、そう思わせるのがツボなので、それは成功してるわけです。その後の回収具合は本当に痛快。

でも期待し過ぎて爆笑まではいかなかったなあ。残念ながら。映画は前情報無い方が良いですね。本当にそう思いました。

そんなことを知らない人に囲まれる武道館で書いてる俺です。

2018-09-11

音楽トリツカレ男


先々週くらい、2週間くらいで気合いを入れた4曲を作った。何もないところから振り絞って作った曲。自分でも手応えを感じてるし、本当に細かいところまでこだわって作った。しかし、そこにフルパワーをかけたら、その後から脱力感みたいなものに囚われている。そしてそれは1週間くらい続いてる。

それでも毎日やらなければいけないことはある。たおはお腹を空かせるし、一輪車の練習にも行かなきゃいけない。昼間の仕事だってある。そしてそれが終わると眠くなる。なのですぐにベッドに潜り込む。しかし、眠いのに寝られない。全く寝れないのではないのだけど、1時間毎、もっと酷い時は15分くらい毎に起きてしまう。とても眠いのに。肉体の疲れが足りないというわけでもなさそう。ヘトヘトの日でも変わらない。

いつも音楽を作った直後は眠れない。そのサウンドが頭に残って、ずっと鳴り響くから。アレンジを考えてる時に続ける、頭の中でサウンドを練る作業。それがもうやらなくても良いのにずっと続いてる感じ。頭の中が興奮状態なんだと思う。ライブの後、そのまま寝ることが出来ないのと同じ状態。

でも今回のは違う。もうすっかり日常に戻っている。アウトプットする時ではない。なのに寝られない。

これはもしかしたら、音楽を制御する何かが、壊れてしまったのかもしれない。メロディーを絞り出す蛇口が壊れ、ずっとメロディーが流れ落ちる状態なのかもしれない。確かに毎日何かしら浮かんでる。音楽や言葉にとても敏感になっていると感じる。

これはものを作る人間としては正しい状態のような気もする。研ぎ澄まされて、何かを産み出す準備な出来ている状態。でも正直こんなONの状態が続くともたない。人間にはONとOFFが必要。でもOFFのやり方を忘れてしまったみたい…。

何も考えずに眠りたい。でも頭が真っ白にならない。今日こそゆっくり眠れるだろうか?もう眠るにも緊張する。音楽を作るってのは難儀なものだな。まあでも音楽に取り憑かれたようなもんだからしょうがない。俺は音楽トリツカレ男。

もしかしたら曲作り再開した方が寝られるのかもな。なんか作ろうかな。意味もなく音楽を。