受水量と気温

受水量と気温との相関ということで、気象庁の10分データを用いて、グラフと相関係数を出してみました。

左から本館、東館の順です。
受水量の計測は5月3日から7月23日までの間で、58日分です(お休みした日とか出張の日とかが欠測しているので…)。計測時間は昼12時前後です。またそれにあわせ、気象庁のデータは同日の12時で区切り、前日の12時10分から同日12時までの10分毎の気温を単純に加算しています。
以上のデータから、相関係数は本館が0.617、東館は0.254です。正直、東館については、それほど実感はなかったのですが、一応、正の相関、出てますね。本館は、そこそこといった感じでしょうか…。
もっとも、データが少ない・受水槽なので館内への送水と受水槽への受水との間に時間差がある…などの要因があるため、確かなことは言えませんが、少なくとも冷却塔での蒸発量の増加が関係している可能性は高くなったと判断してもいいかと思います。
冷却塔が受水量増加の原因だとして、すべきことは、

  1. 中水の水質検査(冷却塔に使える水か?)
  2. 使えないなら使えるようにするためのコスト
  3. 配水系統変更に係るコスト
  4. 下水に流さないため、メータを付けて下水料金の軽減が可能か
と、こんなところでしょうか…。
設備業者さんの回答が、まだ先でしょうから、まずは簡易検査で補給水として使えるレベルかどうかを見てみようかと思っています。