デッド・ディテクティブ (講談社ノベルス)

設定勝ちのミステリ。
豪華クルーザーに乗った人間が、沈没により一人を除いて全員死亡して始まる。
その沈没直前の船の中で起こった殺人事件について、浄玻璃の鏡を持った閻魔大王他地獄の裁判官たちが捜査をするが、浄玻璃の鏡を使い関係者全員の証言を合わせても、誰が殺人者か特定できなかった。
ただ、もっとも嫌疑の濃かった主人公の女性だけが、冤罪(とも言えないが)を晴らそうとして独自調査を申し出る。補助として三人の探偵がつき、死者たちによる捜査が始まる。
この設定だけでぐらっときたので読んでみた。
ちなみに探偵がついた理由は、人間のことは人間が一番理解できるからとしている。
この時候補に上がっていた(すでに死んだ)探偵は、

だったが全員が辞退したと言う。現代日本人の心理は現代日本人でないとわからないと言う理由だそうだ。
浄玻璃の鏡をかいくぐるトリックは、言われてみればなあんだと言うようなもので、しかしそれはつまりいいトリックだと言うことだ。伏線もちゃんと張ってるしね。

SUZUMEBUS

神隠し三人娘 (Suzume bus―怪異名所巡り)

神隠し三人娘 (Suzume bus―怪異名所巡り)

さらっと読めた。さすがは赤川次郎
大手はとのバスをリストラされたヒロインが、零細観光バス会社すずめバスに再就職する。
このヒロイン、霊感があって時々見えたり会話できたりする。この能力、本人は嫌がっている。
しかし行く先々で怪異に出会い、なおかつ会社も経営が苦しいため、幽霊をネタにしたツァーを組んで糊口をしのぐ毎日。そんな設定の短編集。
さらっと読めた。うん。……他には何も言うことがないな。

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

一応、ミステリでいいんだよな。一つのテーマに沿った短編集。
本とミステリと作家と編集者と読者と出版社とによる、壮大な楽屋ネタ的な話が一冊まるごと詰まっている。
いいのかよこれ(苦笑)

偽証法廷

偽証法廷

偽証法廷

自業自得の刑事物。
殺人事件の現場で、担当の刑事が遺留品をうっかり懐に入れてしまい、その証拠能力を破壊してしまうことから、真犯人がわかっていても逮捕・起訴・勝訴できない状況が延々と続くと言う話。
なんで真犯人は最後、法廷に立つ前に死んじゃうんだろうね? まあ、その方が後腐れないんだけどさ。

デッド・ディテクティブ (講談社ノベルス)

設定勝ちのミステリ。
豪華クルーザーに乗った人間が、沈没により一人を除いて全員死亡して始まる。
その沈没直前の船の中で起こった殺人事件について、浄玻璃の鏡を持った閻魔大王他地獄の裁判官たちが捜査をするが、浄玻璃の鏡を使い関係者全員の証言を合わせても、誰が殺人者か特定できなかった。
ただ、もっとも嫌疑の濃かった主人公の女性だけが、冤罪(とも言えないが)を晴らそうとして独自調査を申し出る。補助として三人の探偵がつき、死者たちによる捜査が始まる。
この設定だけでぐらっときたので読んでみた。
ちなみに探偵がついた理由は、人間のことは人間が一番理解できるからとしている。
この時候補に上がっていた(すでに死んだ)探偵は、

だったが全員が辞退したと言う。現代日本人の心理は現代日本人でないとわからないと言う理由だそうだ。
浄玻璃の鏡をかいくぐるトリックは、言われてみればなあんだと言うようなもので、しかしそれはつまりいいトリックだと言うことだ。伏線もちゃんと張ってるしね。

SUZUMEBUS

神隠し三人娘 (Suzume bus―怪異名所巡り)

神隠し三人娘 (Suzume bus―怪異名所巡り)

さらっと読めた。さすがは赤川次郎
大手はとのバスをリストラされたヒロインが、零細観光バス会社すずめバスに再就職する。
このヒロイン、霊感があって時々見えたり会話できたりする。この能力、本人は嫌がっている。
しかし行く先々で怪異に出会い、なおかつ会社も経営が苦しいため、幽霊をネタにしたツァーを組んで糊口をしのぐ毎日。そんな設定の短編集。
さらっと読めた。うん。……他には何も言うことがないな。

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

一応、ミステリでいいんだよな。一つのテーマに沿った短編集。
本とミステリと作家と編集者と読者と出版社とによる、壮大な楽屋ネタ的な話が一冊まるごと詰まっている。
いいのかよこれ(苦笑)

偽証法廷

偽証法廷

偽証法廷

自業自得の刑事物。
殺人事件の現場で、担当の刑事が遺留品をうっかり懐に入れてしまい、その証拠能力を破壊してしまうことから、真犯人がわかっていても逮捕・起訴・勝訴できない状況が延々と続くと言う話。
なんで真犯人は最後、法廷に立つ前に死んじゃうんだろうね? まあ、その方が後腐れないんだけどさ。

デッド・ディテクティブ (講談社ノベルス)

設定勝ちのミステリ。
豪華クルーザーに乗った人間が、沈没により一人を除いて全員死亡して始まる。
その沈没直前の船の中で起こった殺人事件について、浄玻璃の鏡を持った閻魔大王他地獄の裁判官たちが捜査をするが、浄玻璃の鏡を使い関係者全員の証言を合わせても、誰が殺人者か特定できなかった。
ただ、もっとも嫌疑の濃かった主人公の女性だけが、冤罪(とも言えないが)を晴らそうとして独自調査を申し出る。補助として三人の探偵がつき、死者たちによる捜査が始まる。
この設定だけでぐらっときたので読んでみた。
ちなみに探偵がついた理由は、人間のことは人間が一番理解できるからとしている。
この時候補に上がっていた(すでに死んだ)探偵は、

だったが全員が辞退したと言う。現代日本人の心理は現代日本人でないとわからないと言う理由だそうだ。
浄玻璃の鏡をかいくぐるトリックは、言われてみればなあんだと言うようなもので、しかしそれはつまりいいトリックだと言うことだ。伏線もちゃんと張ってるしね。

SUZUMEBUS

神隠し三人娘 (Suzume bus―怪異名所巡り)

神隠し三人娘 (Suzume bus―怪異名所巡り)

さらっと読めた。さすがは赤川次郎
大手はとのバスをリストラされたヒロインが、零細観光バス会社すずめバスに再就職する。
このヒロイン、霊感があって時々見えたり会話できたりする。この能力、本人は嫌がっている。
しかし行く先々で怪異に出会い、なおかつ会社も経営が苦しいため、幽霊をネタにしたツァーを組んで糊口をしのぐ毎日。そんな設定の短編集。
さらっと読めた。うん。……他には何も言うことがないな。

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)

一応、ミステリでいいんだよな。一つのテーマに沿った短編集。
本とミステリと作家と編集者と読者と出版社とによる、壮大な楽屋ネタ的な話が一冊まるごと詰まっている。
いいのかよこれ(苦笑)

偽証法廷

偽証法廷

偽証法廷

自業自得の刑事物。
殺人事件の現場で、担当の刑事が遺留品をうっかり懐に入れてしまい、その証拠能力を破壊してしまうことから、真犯人がわかっていても逮捕・起訴・勝訴できない状況が延々と続くと言う話。
なんで真犯人は最後、法廷に立つ前に死んじゃうんだろうね? まあ、その方が後腐れないんだけどさ。