萌えワンダーランド
昨日は大体22頃に寝て、今朝は2時頃に起きた。つまり三連休を使って、経県値を上げるために西へ向かうということで。
最初はもうどこにも寄らずに目的地へ向かって、その後いろいろ周辺を観光しようと思ってたのだけど、名神を走ってて彦根インターの看板を見た次の瞬間には彦根城へ向かってた。
つまり、ひこにゃん。いや…最初は彦根城だけ見ようと思ってたのだけど、ひこにゃんがいるかどうかなんて知らなかったし。
いや、でもすごいね。さすがゆるキャラの王者を欲しいままにするだけあって、なんというか『かわいいのプロ』だわ。ちょっと動くだけで皆「か↑わ↑い→い→」を連呼。あの場で動きを見ないとすごさは伝わらない、と思う。
彦根城も、もちろん良かったですよ。
それから、2時間遅れで本来の目的である伊藤若冲の展覧会『若冲ワンダーランド』を見にMIHO MUSEUMへ移動。
いや、すごかった、何がすごかったってまず場所。話には聞いてたけどもうすごい山の中にある。途中の道路も名神から行くと不安になる程。そして到着してからもチケットセンターでチケット買ってから、7分ほど歩く(電気バスもあるけど。)。そしてその途中にはトンネルと吊り橋が。
最初『後宮小説』に出てくる『たると』を思い出したのだけど、おそらくあれと同様向こう側にある異世界感を感じて欲しかったのではないかなー、設計者的には。
展示は、日本画だしそんなに長期間展示しておけるものじゃないから、常時展示されているのは全体の半数くらいだろうけど、もう必要にして十分って感じの展示内容。その中では特に『寒山拾得図(30)』の爽やかさ、『花鳥版画(34)』のかいらしさ、『五百羅漢図(121)』と『石峰寺図(122)』の衝撃、『鳥獣花木図屏風(79)』の楽園と去年「発見」された『象と鯨図屏風(99)』に惹かれました。
あと、今回の展覧会のテーマは村上春樹なんじゃないかと。表層的な部分では『若冲ワンダーランド』ってのもそうだし、各コーナーにも微妙に『若冲をめぐる人々』とか*1、そもそも『象』と『くじら』というのは村上春樹的なモチーフではあるし。そして非表層的な部分では、展示の場自体も、なんかそういう感じがしたのだけれど。
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