帝劇ビルの建て替えにともない、年内をもって長い休館に入る出光美術館。4月から開催されていた出光美術館コレクションをこれでもかと展示するシリーズもいよいよオーラス。 国宝「伴大納言絵巻」、「古筆手鑑 見努世友」、そして、伊藤若冲の升目描き「鳥獣花木図屏風」が登場。 「鳥獣花木図屏風」は、プライスコレクションの紹介で2006年に国立博物館で見て以来の再会。2020年に出光が日本に買い戻したもの。久しぶりに見入ってしまった。 最近、「光る君へ」を観ているので、藤原公任や藤原行成の手による書にもうっとり。 「江戸名所図屏風」も、いつまでもいつまでも見ていたかった。当時の江戸の街、市井の人々の生き生きと…