Nick Zedd talks about the truth of 9.11:365Films by Jonas Mekas

ジョナス・メカスによる365日映画、12月20日、354日目。


Day 354: Jonas Mekas
Thursday, December 20th, 2007
5:08 min.

night bar
Nick Zedd and
Phong's Ashbery
joke ---

夜のバーで
ニック・ゼッドと。
それからフォンのアッシュベリー
のジョーク。

今日は三つのシーンからなる。

1自宅で黒猫のミッツィーと夜を過ごすメカス
「ノイジーなバックグラウンドだけと」と言って、テレビでFOXニュースを流しながら、デスクの書類の上に寝そべる黒猫にクロースアップして優しく話しかけるメカス。「ミッツィー......今夜はご機嫌いかがかな?」するとミッツィーはゆっくりと立ち上がり、伸びをして、デスクからそばの椅子へ、そして床まで降りる。テレビ画面が遠い世界のように映る。

2夜のバーでニック・ゼッドは「9.11の真実」を語る
ポップスの流れるバーのカウンターの前で、ニック・ゼッド(Nick Zedd, 1958-)がカメラを覗き込みながら、真剣な眼差しと口調で「9.11は内部犯行だってことを忘れないように!」と訴えるように言う。「9.11?」と口籠るメカス。「9.11は内部犯行だったんだよ。」と繰り返すニック。「分かった。」とメカス。「民主党も誰も何も変えられなかった。米国民は9.11が内部犯行だったことに気づいているんだ。テロリストはホワイトハウスさ。」吐き出したかった憤りを吐き出して安堵したような柔らかい表情になるニック。笑顔も浮かぶ。「だからどうした、どうしたいんだ?」とは訊かずに「みんな、ニック・ゼッドだよ」とメカスは周りの友人たちに紹介する。一人の男性が近づいてきてニックに握手を求める。メカスの左手すぐ傍のカウンターにはデジタル・ビデオ・カメラで何かを撮影している若い女性が座っている。右手にはスタンダール姉弟がいる。皆で乾杯する。

3アンソロジーか自宅でフォンは得意のジョークを語る
ピーター・シャドウという詩人がいて、彼の詩作の速さについて尋ねた時のことを語るフォン。詩の着想はどうやって生まれるのかという質問に、アッシュベリー(John Ashbery, 1927-)の逸話を引き合いに出したのだという。アッシュベリーはやはり同じような質問をされて、「テレビみたいなもんさ」と答えたと言う。「いつも何かやっているだろう」というわけだ。