ハヤカーさん、ドモさんに会う

二日目は江別から「水の巡礼」を再開した。午前9時、札幌駅前のホテルでハヤカーさんを拾って、雨の中、一路江別に向かう。目指すは江別川(千歳川)と夕張川が石狩川に注ぐ一帯である。なぜ江別なのか、についてはこちらを。



JR函館本線に沿って北上し、江別駅を少し過ぎた辺り、鉄道が江別川(千歳川)と交差する少し手前までゆっくりと近づいた。そこに昔なじみの安念夫妻がやっている「ドラマシアターども」がある。喫茶店やギャラリーを併設した劇場である。喫茶店で少し早い昼食に美味しいスパイシーカレーをいただいた。東京からやって来たハヤカーさんを温かく迎えてくれた安念さん(どもさん)は学生時代を過ごした昭和40年代の東京の話題で盛り上げてくれた。煉瓦作りの「ドラマシアターども」の建物は1922(大正11)年築である。かつては私設郵便局が入っていたという。



「ども」を後にしたわれわれは、江別グレシャムアンテナショップ旧ヒダ工場)の煉瓦建築(昭和28年築)と早川薬局の写真を撮ってから、石狩川に可能な限り沿った道を選んで走り、河口へと向かった。