帰って来たemihanaブログ

2016-05-23

見ずしてシリーズ in China

こんにちは。 はなです。



皆さん、お変わりありませんか?

f:id:emi-hana:20160523102514j:image:w360




これまでもお隣の国の観光地について何度か書いて来ましたが

今回もお父さんが出かけたある場所をご紹介しますね。



じゃん!

f:id:emi-hana:20160523072717j:image:w360




雲海、なかなか見事でしょ?

これはどこかと言うと・・・


黄山」(ファンシャン)


世界遺産にも認定されていますので

ご存知の方もおいでかもしれません。


ええと「黄山」とは、中国安徽省に位置しまして

伝説の仙境(仙人が住む世界)を彷彿とさせる独特の景観で超有名。


確かにそう言われれば、雲に乗った仙人がふわ〜っと流れて来そうな

そんな雰囲気ではありますよね。

f:id:emi-hana:20160523073751j:image:w360




古代から「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」と謳われた

人気スポットで、数多くの文人が訪れ感嘆の言葉を残したとか。


つまり、あれです、「ナポリを見ずして死ぬなかれ」だの

日光を見ずしてけっこうと言うなかれ」だの

そんな「世界見ずしてシリーズ」の中国版だってことですね。


と言うわけで、さっそく見ていただきましょう。


f:id:emi-hana:20160523073818j:image:w360


f:id:emi-hana:20160523073448j:image:w360


f:id:emi-hana:20160523072726j:image:w360


f:id:emi-hana:20160523073232j:image:w360




さて、この黄山を訪れたかの有名な東山魁夷先生は

「充実した無の世界。あらゆる山水画の技法がここから生まれた」

と語られたそうですが、さすがにそれだけのことはあります。

(ような気がしなくもない)


古生代から氷河や風雨による岩石の浸食が1億年にわたって

繰り返され形成された断崖絶壁の景観

海から流れ込む湿った空気が海抜1000m以上の峰々に漂い

大量の霧や雲を発生させている様は雄大かつ壮観さらに神秘的!

(何だかすごいことは確かだと思います)




そして、その「仙境」にも行列が・・・

f:id:emi-hana:20160523073200j:image:w360



善男善女が一心不乱に、昇れや昇れと進みます。

f:id:emi-hana:20160523073420j:image:w360



もちろん、すでに相当上の方までケーブルカーで上がって来ているのですが


ケーブルカー乗り場

f:id:emi-hana:20160523073800j:image:w360



f:id:emi-hana:20160523105405j:image:w360



そこから先は自力更生。頼るべきは己の脚のみ!

f:id:emi-hana:20160523073441j:image:w360



しかも、断崖絶壁の急こう配に、この人出!

f:id:emi-hana:20160523073836j:image:w360



中にはお大尽も。

f:id:emi-hana:20160523073827j:image:w360



まぁ、かえって恥ずかしいような気もしますけどね。



皆が目指すのは・・・


こちら

f:id:emi-hana:20160523073434j:image:w360



f:id:emi-hana:20160523072708j:image:w360



この岩の周りを一周すると、きっと何かすごいご利益があるのでしょう。



とにかく・・・


人ひとりがやっと通れるほどの狭さの恐ろしく急な階段を

せっせと昇ってようやく辿り着く「仙境」からの眺望は

「天下の名勝黄山に集まる」と称賛されるに値するほど

素晴らしいものに違いありません。



さてさて、一方お父さんの感想は?

「こんなに辛いとわかっていたら、登ったりしなかった。

 しまった!と思っても引き返すことができない

 罠のような山道にしてやられた。二度と来ない」


だそうですよ。


何の予備知識も持たず、革靴でやって来てしまった(仕事のついでだった)

準備不足に加えて、貯め込んだ脂肪、脂肪の分減少した筋力・・・

そんな諸条件を考えると、さぞかしひどい苦行だったことでしょう。

・・・ご愁傷さまでした。



疲労困憊のお父さんを癒してくれた麓のわんこさん。

f:id:emi-hana:20160523072736j:image:w360



一応、誰かに飼われていたようでから、ご安心ください。




私も今ならふわふわと飛んで行って見ることができちゃいますが

そちらの世界にいた頃なら、やっぱりパスしたでしょうね〜。




こうやって寝ていた方がいいです!

f:id:emi-hana:20160523102526j:image:w360




寝るより楽はなかりけり〜

f:id:emi-hana:20160523102538j:image:w360

2016-05-14

2013・5・14 の私

こんにちは。はなです。



まる3年前の私です。

f:id:emi-hana:20160514200038j:image



3年前と言えば、皆さんにたくさん応援していただいて

広州から戻ってから1年2カ月ほど。

私がこちらにお引越して来るまで、あと2週間くらい。


さすがに、いい感じに枯れてましたよ。


この頃の私は、押しも押されぬ立派なボケボケ〜のヨロヨロ〜で

お馴染みの発作もしばしば、その度にemihana やお父さんをヒヤヒヤさせ

すっかり昼夜がひっくり返ってしまい、踏み踏み祭りだって

堂々と開催してましたから、それ以外の時間はひたすら寝てばかりいました。



そして突然、ゆ〜っくり起き上がったぁと思えば

なぜか、テーブルの下をくぐり出し

f:id:emi-hana:20160514200230j:image:w360



グルグル〜

f:id:emi-hana:20160514200216j:image:w360



はい、ひと回り

f:id:emi-hana:20160514200203j:image:w360



やがてまた、バタンキュー。

f:id:emi-hana:20160514200448j:image:w360



眠って眠って体力温存するのが、仕事みたいなもんでしたよ。

だけど・・・


そんな私でも、自分のご飯の支度が始まれば

ちゃんと目を覚まし、よっこっらどっこいしょ〜と

立ち上がるのでした。

f:id:emi-hana:20160514200254j:image:w360



ただ今催促中。こうやって、無言のアピールを続けます。

f:id:emi-hana:20160514200021j:image:w360



お散歩は抱っこで、目と鼻の先で用を足すだけでしたが

それでもちゃんと自分の4本の足で立って(たとえヨロヨロ〜でも)

済ませていたのは、案外、すごいことなんじゃないかと

ちょっと己惚れている私です。


まぁ、部屋の中で失敗もしちゃってましたけど

emihana だって、あの時は何だかんだ愚痴をこぼしつつ

それなりに楽しそうに見えたのも嘘ではありません。


それに、あの頃が一番優しかったなぁ・・・


だから、年を取るのも悪いことばかりじゃなかったって


今、こちらの世界で思い返しているんですよ。




なされるがまま、の幸せもあります。

f:id:emi-hana:20160514200513j:image:w360




3年前の今日、新品に交換してもらった酸素ハウスのコンプレッサー

1年間使うと無料交換、これもまた長生きのご褒美!

f:id:emi-hana:20160514200501j:image:w360

2016-05-06

いつか来た道


こんにちは。 好久不見〜!


お久しぶりです。



はなですよ〜。

f:id:emi-hana:20160506142801j:image:w360



何だか知らないけど、長々と emihana のみやげ話ばかり続いたから

すっかり待ちくたびれて、いい感じでぼんやりしていたのに

f:id:emi-hana:20160506142743j:image:w360



自分の話が済んだら、さっそく呼び戻されましたよ。

いつものことながら、まったく勝手なおばさんで

困ったもんです。



それはさておき、日本のG.Wに合わせて、ちょっとだけ

日本に帰ったお父さんと私でしたが

何をすると言うわけでもなく、毎日のんびりと過ごしていました。


そして最後の日、少し風は強かったけど、お天気だったし

私とよくお休みに散歩したコースをたどって歩いてみました。


ゆっくり行って帰って、1時間半〜2時間くらいでしょうか。



田んぼ大帝国も、今はまだ田植え前。

f:id:emi-hana:20160506140247j:image:w360



もう少しで、一面、右も左も前も後ろも、ぜ〜んぶ

田んぼだらけになるんです。



ほら、まだ私がそちらに住んでいた頃、BOSS母さんご一家が

わざわざ遊びにいらしてくださった時、ご案内したのも、ここ。

f:id:emi-hana:20160506143101j:image:w360




デヴィちゃん、覚えてる〜?

f:id:emi-hana:20160506143046j:image:w360



懐かしいなぁ。



同じ場所で、お父さんが石飛ばし遊びをしてくれました。

f:id:emi-hana:20160506140255j:image:w360



もちろん、私も側でワクワクして見ていたのは

言うまでもありませんからね。




他愛もないけど、お父さんとemihana だけにしかわからない

私との話をあれこれ口にしながら歩くうちに


いつしか日も傾いて来ました。

f:id:emi-hana:20160506140340j:image:w360




一番終わりに寄ってくれたのはここ。

f:id:emi-hana:20160506140346j:image:w360



ここでお父さんたちが飲み物を飲んで一休みする間

私もおやつをもらったり、空き缶で遊ばせてもらったりした

懐かしい場所です。



新しい道や家ができて、ずいぶん様変わりしてしまいましたが

同じ場所に、同じ風景が残っていて

とてもうれしかったですよ。




それから・・・関係ないことなんですけどね

前回、お父さんが出張で帰国していた時

高速道路の料金所のおじさんに声を掛けられていたんです。

その人、いつも助手席に置いてある私の写真の入った

クリアファイルを目にして言いました。

「前から見ていたんですが、わんちゃん、お好きなんですねぇ」

「もう、死んじゃったんですけどね」

お父さんはそう答えて、車を発進させました。


たったそれだけのことなんですが、私はやっぱり

すごくうれしかったんです。

気付いてくれていたんだなぁって。


そんなほんの些細なことでも、機械にはできないことですよね。

お父さんは諸事情で今はカードを使わず通勤していて

それは確かに面倒くさいらしいけど、その面倒なことの中に

案外、人間には欠かせない何かが散りばめられているのかもしれません。


あ、ちなみに、面倒なことをする方が脳の活躍する部位が広がるみたい。

emihana が聞いていたラジオの受け売りですけど。

たとえば「辞書を引いて単語を選んでノートに書き写す」

これはネットでググって意味を調べることの何百倍も

脳を使っているそうですよ。



「アナログも捨てたもんじゃない!」

これは、その時呟いていた emihana の受け売りですので、悪しからず。





おまけ:アスファルトの上で突然見付けたモグラくん

f:id:emi-hana:20160506140337j:image:w360



現役時代の私だったら、放っておきませんでした!

2016-04-27

emihana 上海に立つ その7

こんにちは。 emihana です。



と言うわけで、上海4日目。


観光はこの日でおしまい。

またまた朝9時半にY氏が迎えに来てくださり

市内観光へと向かうことになっていました。


前日の雨中強行軍の疲れもコードネーム11番

ゴッドハンドお姉さんのリンパマッサージのおかげで

ほとんど感じられないほど回復。

久しぶりに熟睡した満足感で目を覚ましたemihana のもとに

別の部屋で寝ていたお父さんが何やら青白い顔して入って来ると

力ない声で告げました。


「お腹壊して、夜中何十回もトイレに行ったから

全然寝てないんだけど・・・」


「ええっ?」

起き抜けの頭を巡らせてみたものの

emihana もほとんど同じものを食べていたはずですが

その時点で、何ともなく・・・

強いて言えば、お昼の日本食屋さんではお父さんはカツカレー

emihana は天ぷら定食を食べていたのですけれど・・・


食べ物のせいではないのかもしれません。

あるいは雨の中歩きまわって、冷えてしまったか。

などと話し合う間も

「あ、また・・・トイレ・・・」

部屋を飛び出し、トイレに向かうお父さん。


これではさすがに観光は無理と判断し、泣く泣くY氏にメール。

大変申し訳ないけれど、午前中の予定はキャンセルして

午後から、お土産を買う場所にだけ案内してくださいと。

すでに準備を始めているであろうY氏の落胆を思うと

メールを打つお父さんの顔もますます冴えません。

でも、まぁ、こればっかりはねぇ。


Y氏からは早速返信がありました。

「昨日雨の中私が連れ回したのがいけなかったのかもしれません。

どうぞゆっくりお休みください。3時にお迎えに伺います・・・」

ああ、そうじゃないんですよ、たまたまですから〜

何だか本当に恐縮してしまいました。


で、お父さんは日本の薬を服用し、そのままベッドへ。

午前中はゆっくり休んで、何とか回復し

改めて3時に出発の運びとなりました。



まず向かったのは、古い町並みの残る界隈

f:id:emi-hana:20160421171519j:image:w360



f:id:emi-hana:20160421171515j:image:w360





お目当ては田子坊(泰康路)

f:id:emi-hana:20160421171848j:image:w360

※ 黄色い看板に今、3250人がこの場所に入っていると書いてあります。

 人の出入りをセンサーでカウントしていて、5000人に達したら

 規制されるのだそうです。

 何年か前、春節の花火の開催時、観客の将棋倒しが起こり

 死傷者が出てから、人の多く集まる場所ではこうして

 人出を管理するようになったとか。



この場所は迷路のように続く細い路地に、若手デザイナーのショップや

おしゃれなカフェ、ユニークな雑貨店などが軒を連ねている

裏原宿的な(行ったことないけど)一角で

上海のソーホー」とも呼ばれているようです(そっちも知りませんが)



迷路のような地図

f:id:emi-hana:20160421171508j:image:w360


古くからあった倉庫や工場の建物を再利用して小さな店が

ひしめき合っております。

f:id:emi-hana:20160421171728j:image:w360


f:id:emi-hana:20160421171732j:image:w360


f:id:emi-hana:20160421171855j:image:w360



広州ではお目にかかったことのないようなお店がいっぱい

f:id:emi-hana:20160421171613j:image:w360


レトロモダンな化粧品屋さん

f:id:emi-hana:20160421171500j:image:w360


お土産物屋さんも何となくこぎれいなディスプレー

f:id:emi-hana:20160421171625j:image:w360


伝統的な切り絵もアートと言うコンセプトで売ってます

f:id:emi-hana:20160421171617j:image:w360


よく見れば、特にアーティスティックってわけでもなさそうですが

f:id:emi-hana:20160421171620j:image:w360




何とかすれ違えるくらいの幅しかない通路に沿って

食べ物屋さんもいろいろありましたよ。

f:id:emi-hana:20160421171735j:image:w360


f:id:emi-hana:20160421171908j:image:w360


f:id:emi-hana:20160421171722j:image:w360


でも、どうにもこうにも狭くて人が多くて

何かを食べながら歩くのは至難の業。



雑貨や茶器などもかなり洗練された品揃えで目を引き

つい立ち寄ってみたくなります。

emihana もここでいくつかお土産を購入しましたが・・・

値段はやはり高いですね、そして値引きなし。

ここは外国人も多いので、あくまでも強気です。

地元の人もここでは値切らないみたいですね。


それから・・・これは大きな声で言えないことなんですが

上海人は金儲けばっかり」だの「上海人はお金にきたない」

などと・・・ほかの土地の人たちからはそんな評判が

聞こえて来るのです。


大昔から海外との貿易で栄えて来た大都会ですから

事実、お金儲けも上手いのでしょうし

よその土地からのやっかみもあるのかもしれません。



再び表通りに脱出して、思わず大きく深呼吸。

お父さんのお腹も大丈夫そうです。


さて、次に目指したのは・・・



高層ビルの立ち並ぶスポット。

f:id:emi-hana:20160421172015j:image:w360


これは日本のMビルが建てた上海環球金融中心

f:id:emi-hana:20160421172023j:image:w360



ここには展望台があるのですが、Y氏いわく

「お金を払っても人がいっぱいですし、ゆっくりできませんから

あっちのホテルに行きましょう」


すぐ横に立つホテルを指さします。



ホテルのラウンジに入り、お茶を飲みつつ

日が暮れるのを待つ作戦のようです。(バカ高いお茶)

f:id:emi-hana:20160421172133j:image:w360



・・・にしても、PM2・5的な何かが窓ガラスにびっしりと・・・

f:id:emi-hana:20160421172013j:image:w360

※有名なシンボル「東方明珠塔」(テレビ塔)




周囲を見渡せば、ヨーロッパ系の外人さんや中国人富裕層たちの姿が

ここはホントにあの国か・・・と不思議な気分になるほど

何ともスノッブな空間ではありました。



次第に日が傾くと

f:id:emi-hana:20160421172136j:image:w360



窓の汚れも目立たなくなり

f:id:emi-hana:20160421172126j:image:w360



外灘のあちこちにぽつぽつ灯がともり始め

f:id:emi-hana:20160421172243j:image:w360



やがて、見事な夜景が現れます

f:id:emi-hana:20160421172240j:image:w360



左下に見える明るい場所がいわゆる「租界」(外国人居留区)の辺り。

外国風の古い建物が立ち並び、遊歩道も整備されて

たくさんの人が訪れる場所です。


確かに眼下に広がる夜景には文句の付けようもありませんし

供されたお茶も格調高い香りがするような気もします。

優雅に夕闇に包まれ行く外灘(バンド)の景色を眺めつつ・・・


だけど・・・emihana の頭の隅っこにふと浮かんだのは

「馬鹿と煙は高いところに昇りたがる」



なぜ、どうして、そんなフレーズが浮かんだのか

今はもう定かではありませんが、たぶん、泰然と下界を見下ろす

そんな器じゃない人間の負け惜しみの呟きだったのかもしれません。



器じゃない2人

f:id:emi-hana:20160427204503j:image:w360



この後、器じゃない2人プラス情熱ガイドのY氏の3人は

エレベーターでさっさと下界に降り立ち地に足を着けて

本来のポジションに戻った安心感を抱きながら

上海最後の晩餐を取るべく、日本人駐在員御用達の

「日本風中華屋さん」に向かったのでした。



メニューもみんな日本語です。

f:id:emi-hana:20160427180211j:image:w360



小さな器に盛られた料理はいかにも日本人好みの味付け。

f:id:emi-hana:20160427180203j:image:w360

※ 紹興酒に浸かったウズラの卵が美味しかったです。


北京ダックならぬ、北京チャーシュー

f:id:emi-hana:20160427180159j:image:w360



Y氏も美味しいと召し上がっておられましたが

「日本の方は残さないのがお行儀いいんですよね」

きれいに平らげた後のお皿を見て、何やら寂しげな表情。

中国人は大皿に食べきれないほどの料理をたくさん並べて

それを残すのがいいんです。もし、お皿が空になっていたら

もっと料理を頼みます」


「こじんまり、を目指す日本」

そして

「これでもか、を目指す中国


いかにも「小日本」と「大中国」の文化の違いそのものではありませんか。

(と、強引に言い切ってます)


ちなみに「小日本」(シャオリーベン)はとても侮蔑的な言葉ですが

日本人には今一つピンときませんよね?

だって、日本は小さい国だと、自分たちでもわかってますもんね。


「そう言うの、島国根性って言うんだよ」

すっかりお腹が良くなったらしく、ガツガツ食べ続けるお父さんは

さもおかしそうに言いました。


ちょっと・・・そんなことより、お腹、大丈夫なの?

少しは節制しなさいよ。腹八分は?

「いやいや、もう全然何ともないから」

まるで中国人富裕層並みに出っ張ったお腹を擦るお父さんは

案外、この国に向いているのかもしれないなと

一人ほくそ笑む emihana でした。



この店からマンションまでは歩ける距離です。


歩行者天国の遊歩道、両側にはいろんな店が並びます。

f:id:emi-hana:20160427180147j:image:w360



寒からず暑からず、遊歩道を気持ちよくそぞろ歩いていると


おじさんとそのすぐ横を二足歩行でピョンピョン飛びながら進む

一匹のわんこが。

f:id:emi-hana:20160427180313j:image:w360



「可愛い〜」と声を掛けると

おじさんは黙って、その子を指鉄砲でバ〜ンと打つ真似を

すると、その子はコロンと横になって死んだふり。

f:id:emi-hana:20160427180317j:image:w360


他にも、くるくる回ってダンスしたりと、とても芸達者。

名前を聞いたらベティちゃんだと言うので、たぶん女の子でしょう。


おじさんはその場でいくつかの芸をさせると

また二足歩行をさせながら、静かに去って行きました。

f:id:emi-hana:20160427180324j:image:w360



初めは一瞬、お金を取るのか?と身構えましたが

そんなこともなく、あくまでも芸達者な我が子を

見てほしい普通のおじさんなのでした。




何だかあっと言う間の4泊5日。

とにかくひたすら中身の濃い上海滞在。

こうして無事に全日程を終え(お父さんの腹痛騒ぎはありつつも)

翌朝の飛行機でバビュ〜んと日本に戻った emihana でした。




上海浦東空港は広い!

f:id:emi-hana:20160427180421j:image:w360

f:id:emi-hana:20160427180426j:image:w360



お世話になったY氏と。本当にありがとうございました。

f:id:emi-hana:20160427213123j:image:w360



そして、長々とだらだらと書き綴った上海滞在記に

お付き合いくださった皆さん、やっと終わりです。

ほっとしてください!


非常感謝!


次回からはまた、はなの独り言に戻りますので

どうぞ遊びにいらしてやってくださいね。





え? ・・・私の出番?

f:id:emi-hana:20150909135758j:image:w360

2016-04-21

emihana 上海に立つ その6

こんにちは。 emihana です。



少し間が空いてしまいましたが、雨の蘇州観光の続きから・・・



何だかんだで、「寒山寺」に参りました。


拙政園よりはずっと人が少なく、すんなりと入園できました。

雨も小降りになって来て、ほっとしながら参道の砂利道を進んで行くと

鐘の音が響いて来ます。


「大晦日には108回鐘を突くんですよ」とY氏。

「日本でもそうです」

・・・にしても、やけに鐘の音が煩い。と言うか、間隔も空けず

響きっぱなし。大晦日か?



門をくぐって敷地内に。


雨の中、善男善女がお参り中。

f:id:emi-hana:20160412195206j:image:w360



なかなかいい雰囲気でしょ?

f:id:emi-hana:20160412195203j:image:w360



お堂の中では

ちびちゃんもお参りです。見よう見まねで可愛らしいこと。

f:id:emi-hana:20160412195156j:image:w360



かの地では、置いてある台の上にひざまずいてひれ伏すのが

正しいお参りの作法のようです。

ちゃんとそれらしいこと、していましたよ。



別のお堂には何が?

f:id:emi-hana:20160412194924j:image:w360



これはまたは何ともきらびやか。

f:id:emi-hana:20160412194913j:image:w360



ご本尊さま

f:id:emi-hana:20160412194920j:image:w360



そして、五百羅漢です。

f:id:emi-hana:20160412195108j:image:w360


f:id:emi-hana:20160412194917j:image:w360



本当に一つ一つ違っていました。

お酒に酔っぱらっている羅漢さんから、猫を抱いてる羅漢さん

欠伸している羅漢さんなど・・・

人間味(?)溢れるお姿はバラエティに富んでいて

とても生き生きとし、見ていて飽きませんでした。


「さ、行きましょう」

水も漏らさぬ完璧なスケジュールを完全に履行する使命感に

燃えているらしいY氏はどんどん案内したくてたまらないようです。




鐘楼に昇りました。

f:id:emi-hana:20160412195200j:image:w360



昇ってすぐに、なぜこうもゴンゴン鐘の音が続くのか

その理由が判明。


「一突き10元」

お金払えば、何回だって突かせてくれるのです。

「さ、記念にどうぞ」

にこりともしないお坊さんの突き出した手にお札を渡し

急かされるようにゴ〜ンと一発。



そして記念写真。

f:id:emi-hana:20160421185631j:image:w360




すぐに次の人が次の鐘をゴ〜ン。

そりゃ、鐘の音が途切れないわけです。


一つ不思議だったのは、鐘楼の中では少しも鐘の音が響かないと言うことで

おそらくそうなるように設計されているのだと思われますが

よくできていると感心しました。



「寒山寺の鐘」

f:id:emi-hana:20160412195431j:image:w360



鐘楼からの景色

f:id:emi-hana:20160412195418j:image:w360




ところで前回も触れましたが、例の寒山寺の出てくる有名な漢詩


これ、全部、あの漢詩が書かれた書です。

f:id:emi-hana:20160412195312j:image:w360



一つとして、同じ書体のものは見られず、新旧織り交ぜ

多くの著名人や名僧たちが筆を取っています。


f:id:emi-hana:20160412195308j:image:w360

f:id:emi-hana:20160412195305j:image:w360

f:id:emi-hana:20160412195300j:image:w360



書き手の創作欲を刺激して止まない詩なのでしょうか。

「みんな字が上手いなぁ」

お父さんの小学生のような感想を聞いて、ため息を吐いたemihana でした。



寒山寺を出て車に乗り込むと、いつしかまた雨足が強くなって来ました。


「これから湖の近くに行って、散歩をしてから有名なレストランで

食事をします。夜は明かりがついてとてもきれいです」


(散歩?・・・散歩って言った?・・・ええ?・・・マジ?

 何か風も出て来たみたいだし・・・無理じゃね?)

emihana の心の声に答えるかのようにY氏は

「雨の中ですけど、雨の蘇州の景色も情緒があると言われていて・・・」

(・・・情緒と言うのには、いくら何でも雨足強すぎじゃね?)

今度の心の声にY氏が答えてくれることはなく、車は水しぶきを上げつつ

湖を目指して進んだのでした。



・・・そんなこんなで、有名なレストランに到着。

f:id:emi-hana:20160412195656j:image:w360




いったんは車を降りたものの、横殴りの雨に傘さえ満足に差せない始末。

数メートル歩いたところでY氏は

「・・・これは・・・無理ですね、散歩できませんね」

力なく呟くと、いったん帰した車を再び呼び戻しました。

そして予定より早くレストランに入って、食事を開始することに。


Y氏の胸中を察するに、さぞかし無念かと・・・


彼の名誉のために付け加えますが、非常に真面目な方なのです。

きちんとご自分の立てた完璧な予定通りに

emihana とお父さんを案内したくてならなかったのです。

何とか二人に上海蘇州を心底楽しんでもらいたい!

そのお気持ちは痛いほど伝わりましたが、いかんせん・・・

天気だけはどうすることもできないのでした。


レストランの窓から見える湖が湖とは思えぬほど大きく波立ち

湖畔の柳が右に左に激しく弄ばれる様に目をやり

実のところ、ほっと胸をなでおろしていたとは、いくらずうずうしい

emihana と言えども、おくびにも出せません。



花に見立てた魚料理。

カラッと揚がったところにケチャップ味のソース。

不味くなりようのない味!

f:id:emi-hana:20160412195536j:image:w360



蘇州風炒飯。

とてもさっぱりとしていて、魚介が入っていました。

f:id:emi-hana:20160412195533j:image:w360



どこで食べてもハズレなし。エビ蒸し餃子。鉄板!

f:id:emi-hana:20160412195530j:image:w360



蘇州名物のお菓子。蒸しパンのようなものの中に甘いジャム。

これは・・・不味からず、旨からず。

f:id:emi-hana:20160412195526j:image:w360




「本当でしたら、ライトアップされた湖を見ながら

 ゆっくりとお食事だったんですけどね・・・」


一時間かけて雨の高速を上海に向けて戻る車中

かえすがえすも残念そうなY氏。


彼がそこまで蘇州にこだわるのには訳がありまして

蘇州は彼の生まれ故郷なのだそうです。

まさに私たちが雨の中、散策を断念せざるを得なかった

あの湖の近くで生まれ育ったのだとか。


「また、今度、ぜひ、案内させてください」

「そうですね。また今度、ぜひ」


Y氏の気持ちに報いようといろいろ話かけるemihana の横で

鼾をかいて舟をこぐお父さん。

(ったく・・・先に寝たなぁ・・・)



ようやく上海の灯りが見え始めた頃、目覚めたお父さんと

3人で最後に訪れたのは



按摩店(マッサージ)

f:id:emi-hana:20160412195648j:image:w360



ここで3人それぞれ個室でリンパ・マッサージを受けたのですが

これが大当たり!!


日本人慣れしたお姐さんがてきぱきと、けれど緩急硬軟自在に

すっかりくたびれ果てた手を足を背中を腰をほぐして行ってくれます。


緊張と冷えと足腰の疲労とでボロボロだった体が

90分間で、見事蘇生に成功!


今まで数えきれないほどマッサージを受けましたが

こんなに効いたのは初めてで、感激しました。


非常感謝! 小姐!!


「下次我来的時候、一定再堤名你!!」

(今度来た時にはきっとまたあなたを指名します)


晴れやかに宣言した私にお姐さんも高らかに答えました。

「私の番号は11番!」

(我的号是11号!)



個室から出るとお父さんも別の部屋から出て来て

「あ〜、最高だった」

そう言いました。

ここはお父さんのマンションからも近く、よく来るのだそうです。

「俺のご贔屓は23番」



「では、また明日!」

そこでY氏と別れ、足取り軽くマンションへと歩き出した

emihana とお父さんは・・・



ああ、またまた不審な黒雲が頭上に集まりつつあるとは

知る由もなく、すっかり元気を取り戻し

一路マンションへと帰って行くのでした。




まだ引っ張る〜? マジ?

f:id:emi-hana:20151112181541j:image:w360