素晴らしい…



クバシュタの仕掛け絵本、残り9冊も手元に届きました。特に『TIPとTOP』シリーズの美しさといったら。
実は、児童文学の権威でもいらっしゃる、ドイツのgさんの調査結果によりますと、クバシュタの作品の評価というのは専門家の間では低いのだそうです。「まず紙の質が悪い。そしてイラストがよくない。」
いやあ、専門家も見る目がないなあ、と思います。確かに、昔のチェコで作られた本達ですから、紙の質はよくありません。でも、その紙で、せいいっぱいきれいな色を出そうとすればこそ、の深みがあるのです。同じクバシュタの作品でも、近年、再版されたものは、紙質がよ過ぎて味わいが足りません。ISBNの表記のない時代の本にこそ、彼の作品のよさが出ているのです。今、『TIPとTOP』を見ながら、このイラストの美しさ、構図の素晴らしさをもってして、「イラストがよくない」、という評価を下す、児童文学者の美意識を疑っちゃうな、と。天才、と呼ばれる奏者の演奏を聴いた時と同じ、身体と心の反応、血流の変化を感じますもの。私の中では、クバシュタは、天才。


栗カット






今日の驚き。母が買い求めてまいりました、天津甘栗に付いておりました、この小さなプラスチック製の、その名も栗カット。これがびっくりするほどの優れもの。ぎざぎざの部分を甘栗に押し当て、横から力を加えますと、そこからかぱっと見事に皮が割れるのです。ぎゅっ、ぱかっ。ぎゅっ、ぱかっ。爪で切り込みを入れて割るよりも、数倍楽に皮を剥くことができます。思いついた方に拍手を。


年越し



明日より、5日ほど旅に出ます。どうやら微量ながらオイル漏れを起こしているらしいジャガーで、両親と温泉めぐり。車の所有者である弟によりますと、保険には入っているので、途中で動かなくなっても代車が用意されるはず(はず、だそうです)、油圧によく注意をしながら走るように、とのこと。修理する時間はもうございませんし。やや無謀ではありますが、まあ、行ってまいります。
さて。ということで、新年は5日に日記再開予定。本年もおかげ様でよい一年でした。来る年も何卒宜しくお願い申し上げます。
新年が皆様にとって幸多き一年となりますように。
Guten Rutsch!