ウエスト青山ガーデン



築地で端正なお寿司をいただいた後、憧れのウエスト青山ガーデンへ、と食いしん坊にとりましては幸せな一時を。
まず築地でいただいた江戸前寿司の姿のすっきりと美しいこと。寿司職人さんの技と心意気の見せどころ、といった感じで一つ一つのにぎりにちょっとした細工をしてくださるのです。ヤリイカなどは、細かく包丁を入れてさっと湯通しすると一つ一つの切れ込みが反り返ってまるで白菊のよう。鯖ですら、薄くスライスして花びらのよう。見た目の美しさだけではなく、そうすることによって口に入れた時にネタの味わいが活かされる、そういう細工なのです、お見事。
そして、以前よりずっと一度訪れてみたいと思っておりました、ウエスト青山ガーデンへ。熱々焼きたてのスフレが一番のお薦めなのだそうですが、時間が遅かったためもうオーダーストップとのこと。では、とハーフ&ハーフの大きなシュークリームを、ナイフとフォークを使っていただいてまいりました。たいそう美味。おご馳走さまでした。
お店の中央には生花が飾られ、席と席の間隔がもったいないほど広く取られておりますので、ゆったりと寛ぐことができます。この空間と雰囲気はとても気に入りました。また一人ででも訪れることにいたしましょう。
さて、まるで“黒革の手帳”のような画像、何だと思われますでしょうか。実はこちらはマッチ。なんと贅沢な作りのマッチなのでしょう。喫煙者ではございませんが、あまりに素敵でしたので一ついただいてきてしまいました。お香を燻らします時にでも使うことに。