ワンコたちの今 5

今日、里子に出したすずの里親さんからメールの連絡があった。

すずは乳腺腫瘍ができて、手術したものの、腫瘍を取りきれず、再発、今日の早朝に息を引き取ったとのことだった。

予期していたこととはいえ、とても残念な気持ちだ。

すずはうちにいるチャックと同腹の兄弟。他の保護犬と同じく、私が子犬のときに保護した子だ。

保護したときの様子を記事にしたものがこれ。

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katydid2019.hatenablog.2011年11月の子犬の救出劇は「新たな子犬たち39」と「新たな子犬たち40」まで続く。

一日分のブログでぜんぶ載せるのは長くなりすぎるので、この続きはまた明日の記事で紹介する。

ワンコたちの今 4

ユズを保護したときの経緯も、以前にこのブログで記事にした。そのときの記事がこれ。

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夏の初めとはいえ、水没した中州の草むらの中から拾い上げた二匹の子犬の体は冷え切っていて、さらに水もしたたかに飲んでいた。

そのときの危機的状況は今も鮮明に覚えている。

必死の思いで、救出した子犬たちは幸いにも無事に成長し、里子に出すことができた。

しかし、前回の記事でも書いたとおり、その後数年して、ユズにはてんかんの持病があることがわかり、うちに戻ってきた。

うちに戻ってきてしばらく経ったころのブログ記事がこれ。

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この後、てんかんの発作を抑えるための薬の副作用と思える肝臓障害を起こしてかなりひどい症状になった。

そのとき以来、フードは療法食にし、さらに肝臓の機能回復に効果があるとされる人間用のサプリメントをユズにもあたえたところ、ALTとASTの数値が劇的に改善し、元気を取り戻した。

現在も同じフードとサプリメントを常用していて、健康状態は比較的安定している。

ワンコたちの今 3

うちにいるもう一頭のメスがユズ。この子を保護したのは2013年6月26日のこと。

そのときの成長具合からみて、ユズが生まれたのは2013年の6月の初め頃だと考えられる。ということは現在10歳で程なく11歳になるところ。

次の画像が現在のユズの様子。

まだまだ元気なユズ (2024年5月28日撮影)

ユズも里子に出したものの、数年後、里親さんの家庭の事情から、うちで引き取ることにした子だ。

理由の一つと思われるのが、ユズにてんかんの持病があることが発覚したこと。てんかんの発作を抑えるため、日に3度の抗てんかん薬の投与が必要で、これが結構面倒で、さらに薬代が馬鹿にならない金額だからだ。

里子に出す際に、里親契約というものを交わしていて、その中の条項の一つに飼育の継続に支障が出た場合、私のほうに必ず連絡を入れるようにという取り決めがある。

飼育継続が難しいからといって、勝手に里子の処分を決めてしまうのを避ける意味だ。

里親さんはちゃんとその取り決めに従って私のほうに連絡をくれた。

以上の事情から、この子も家で引き取ることにしたのだ。

帰ってきたときのユズは相当に肥満していた。コナツと一緒に散歩させていると、ユズを見て妊娠中ですかと聞いた人がいた。体重は確か、20kgを超えていたと思う。

それくらい肥満が進んでいて、さらに、抗てんかん薬の影響なのか、後ろ足を引きずるような歩き方。前足はよろよろ、ふらふら。後ろ足を進行方向に引き寄せるとき、必ず、爪が地面をこするので、アスファルトなどの硬い場所を歩かせるとつま先を傷めそうで、長時間の散歩ができない状態。

肥満を解消しようにも相当時間がかかりそうな状態だった。

コナツとユズは、父親だけでなく、母親も同じ、つまり姉妹の関係なのだが、家で保護して、二匹を連れての散歩には別の問題もあった。

コナツとユズの関係が余りよくなかったのだ。後からうちにやってきたのに、ユズがコナツにちょっかいをかけるのだ。

コナツは散歩の時には控えめで、私より前に出ることはない。ところがユズは歩き方に問題があるくせに先頭に立とうとする。

歩き方がとろいので、私やコナツに遅れをとる。コナツが前に出ようとすると、なんと後ろから、コナツに襲い掛かるのだった。

ワンコたちの今 2

コナツを保護したのは2011年9月4日のこと。このときの状況は本ブログ「新たな子犬たち26」で記事にした。

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その頃、河川敷を住処にする野犬のグループはオス一頭に、メスが4頭いて、2か月に一度、どれかのメスが妊娠するという状況だった。

子犬は中州の草むらに隠され、母犬が育てるという状況。しかし、川が増水すると、中州は水没するから、母犬が子犬たちを堤防まで運んで助けるという事態が起きる。

そこで、妊娠しているメス犬を見つけたら、毎日、その行動を観察し、子犬を産みそうな場所の当たりをつけておく。

出産のときには、母犬は姿を見せなくなるので、その時期に中州の草むらが冠水するほどの雨が降ったときに、当たりをつけておいた場所まで出かけていく。

このときもそうした事前の観察に基づいて雨がやんだ直後に現場にやってきた。

保護したときのコナツは生後2か月ほどだったと思う。逆算すると生まれたのは2011年7月の初めか6月の終わりごろ。ということは現在の年齢は12歳11ヶ月ほどということだ。

もう13歳近いから、中型犬としては高齢だろう。昨日の記事でコナツは今も元気と書いたが、何年か前にはかなり健康状態が悪化して、ガリガリに痩せてしまったことがある。

原因がわからず、獣医で健康診断してもらっても原因がはっきりしない。各種検査のうち、心電図の波形に少し問題があることが判明。

しかし、それが痩せの原因とも思えず、色々フードを変えてみることにした。

コナツは食が細く、十分に食べさせようとしても、少し食べ過ぎるとすぐにはいてしまう。フードの種類を変えても事態に変化はなかった。

そこで犬用のサプリメントを飲ませてみたところ、これが効いたのか、よく食べるようになり、体重がは増えてきた。

そんな健康状態の危機を乗り越えて、現在がある。現在、コナツに飲ませているサプリメントは二種類。

一つは霊芝というキノコの一種を主成分とするもの。もう一つがシジミの貝殻から作られた肝臓機能の向上に効果があるというもの。

特に後者は血液検査にその結果が出るほどだから、確かに効き目があるのだろう。

家の中に入ろうとするコナツ

 

ワンコたちの今 1

一時は七頭いたうちのワンコたち。現在は四頭になっている。

この子達はいずれも血縁がある。家の近くを流れる川の中州を住処としていた野犬がこの子達の親犬。四頭とも父親が同じ。

いずれも子犬のときに私が保護して、その後、里子に出すことにした。里親募集したが里親が見つからなかった子が一頭。そのほかの三頭は里親は見つかったものの、その後の事情でうちに戻ってきた。

保護した子犬はこの4頭だけではなく、かなりの数の子犬を里子に出した。そのうちの一頭の里親さんが、最近メールで近況を知らせてくれた。

里子に出したのはもう、10年以上前のこと。

この頃になっての近況報告はあまり聞きたく内容のものが多い。

このときのメールも予想通りの内容。最初のメールはその子に乳腺腫瘍ができたというもの。手術することにしたというものだった。

10歳を超えての腫瘍でしかも手術。予後が良好といえないものになりそうだとの予感。

そして、最近のメールで、手術のあと、腫瘍が再発、二度目の手術は断念したともこと。予想通りの展開なので、あまりショックではなかったが、残念な気持ちになった。

この子は家に残っている4頭と血縁がある。そもそも、私が保護した野犬の子犬たちの父親はすべて同じ一頭だったので、みんな血縁の犬たちなのだ。

これらの保護犬は同じ頃に保護したから、みんな10歳を超えている。そのため、すでに亡くなった子も出てきている。

メールで連絡のあった子の寿命もカウントダウンの段階を迎えたといえる。

さて、その一方で家に残っているワンコたちはオスが二頭とメスが二頭。オスの二頭はとりあえず、病気もなく、生きてはいるが、かなり、老化が進んでいて、よぼよぼという印象。

メス二頭はそれに比べるとかなり元気。

コナツ(2024年5月27日撮影)

この子の名前はコナツ。漢字で書くと小さい夏で「小夏」。名前のとおり、夏の初めの6月に川の中州で生まれた。

里子に出したものの、ちょっとしたことでよく吠えるので、近所から苦情が出て、里親さんが飼育の継続を断念。

私が引き取って、その後はうちの子として世話をしてきた。もう12歳になっている。

しかしなかなか元気で、ケージから出すと弾むような足取りで庭を歩く。散歩も嫌がらず、4kmほどの道のりを同じくで戻ったユズと一緒に歩く。

さすがに目は白内障になっているようだが、そのほかは今のところ問題なしだ。

とは言うものの、年齢が年齢だけに、もう少ししたら、健康診断に連れて行くつもり。

エンテロタイプ2

エンテロタイプのタイプ別に関する情報でもっとも有名なものは、このブログの「腸活17」でも取り上げた摂南大学京都府立医科大学の共同研究に基づくものだろう。

この研究に基づいて日本人のエンテロタイプをAからEまでの5タイプに分類した。

次のネット上の記事もその研究に基づいたものだ。

www.asahi.com

この記事中にも分類された5種類のエンテロタイプが棒グラフ表示されている。

このグラフに似せて、私のエンテロタイプをグラフ表示してみたのが次のもの。

2024年3月12日の検査結果

ネットの記事で示された5種の分類と私のエンテロタイプを比較すると、私のタイプはプレボテラが多いType Eだろうと思う。

それぞれのタイプの特徴も上記のネット記事に示されているが、とても読みづらい。

特徴に関してよく分かるのが、次の記事。

gooday.nikkei.co.jp

この記事のType Eに関する説明を抜粋すると次のようになる。

野菜や魚が多いヘルシー食タイプ

プレボテラ属が多い"農村型"ともいわれる腸内細菌バランス。このタイプは肉の摂取が少なく野菜が多い、栄養バランスがとれた食事をしている傾向がある。

ほかの4タイプに比べて病気全般のリスク比が低い健康型。

このタイプに属すると考えられる私としては大変喜ばしい情報といえる。

ところが一番目の記事の内容にそれぞれのタイプの健常者の割合が示されていて、Type Eの場合、その割合が36.5パーセントとなっている。

Type Eのたった三分の一程度しか健常者ではない? ぜんぜん嬉しくない情報。

それではと他のタイプの健常者の割合を見ると、Type Aにいたってはたったの4.9パーセント。ほとんど病人ばかり。

Type Dも健常者の割合が低く、6.8パーセント。Type Dは絶対的善玉菌とされているビフィズス菌の占有率の高いタイプ。

さぞかし健常者の割合が多かろうと思いきや、Type Aとどっこいの病人集団。

一体どういうことなのか。

このあたりのことを次回からの記事で深堀りしてみる。

エンテロタイプ1

腸内細菌叢をグラフにして、エンテロタイプを可視化すると、各個人の特徴がよく分かる。

グラフの種類はさまざまあるので、個人と個人の違いを明確にするには、菌種ごとに色分けしたグラフを使うと良い。

2023年9月28日号の雑誌Tarzanが腸活アップデートという記事をフィーチャーした。

その記事の中で、年齢や性別の違いによるエンテロタイプを円グラフで表したものを掲載した。

このときの記事の内容がネットで公開されている。

tarzanweb.jp

個人別エンテロタイプを見ると、実にさまざまで、親子といえどもかなりの違いがあることがわかる。

一方で、全くの別人が同じようなエンテロタイプであったりするから、なかなか興味深い。

このときの使われている円グラフを私の2024年の検査結果に適用したものがつぎのグラフ。

2024年3月12日の検査結果

このグラフとTarzanで挙げられた個人のグラフを比べてみると、似たようなグラフは一つもない。強いて近いものを挙げると、「元・高校球児の30代1児の父」のグラフ。

プレボテラの占有率が私のほうがはるかに多いが、その点を除くとまあ似ているといえる。

親子兄弟でも全くといって似ていない場合が多いので、エンテロタイプというのは、指紋に近いかもしれない。

とはいえ、指紋にもタイプがあるように、エンテロタイプには優勢な菌種によってタイプ別に分けられるようだ。

普段の食事内容が直接影響する腸内細菌叢の様相。免疫にも大いにかかわりがあるとすればこれを無視して、健康状態の維持は無理だろう。

前回の記事でも言及したように、私の現在の目標は酪酸菌の一種のフィーカリバクテリウムの占有率を上げること。

今日も朝からそれを目的とした食材を摂取した。一食目のメニューは野菜・果物・各種パウダーのスムージーと、ピーナッツバターたっぷりの無塩食パン二枚。

直後に一時間の散歩。

二食目はヨーグルトとおからを混ぜたペーストに、白菜キムチ・ごま油・エゴマ油・鶏ササミをあえたもの。これを大きなレタスの葉に乗せたものを頂いた。

食後に砂糖なしのフレーバーティーを一杯。これで、今日一日の食事が終了。寝るのは午前0時半頃なので、寝るまで、9時間以上何も食べない時間がある。

単にフィーカリパクテリウム育成のとどまらず、16時間ダイエットで体重管理も厳密に行っている。