■隠れたベストセラー悪友奥山篤信氏の新著「人は何のために死ぬべきか」感想+書評

「人は何のために死ぬべきか」感想+書評
http://www.nakanakanaka.com/?pid=79410358

◆その1)わが盟友奥中正之氏より
◆その2)宮崎正弘氏による書評

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◆その1)
盟友奥中正之氏より

<<ご紹介されました、奥山様の新著「人は何のために死ぬべきか」を
読みました。

奥山様がヨハネによる福音書第15章13節に記載されたイエス・キリスト
のお言葉:
「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない」
(新約聖書 日本聖書協会 1954年改訳)を紹介され、
キリスト教の神髄は大和魂の神髄と合致することを述べられました。
「カトリック信者も愛国者となり得る」との私の考え方が確信となりました。
奥山様に厚くお礼を申し上げます。

上記図書の中で、奥山様は左傾政治団体化したカトリック教会の
実態を詳しく書かれています。
カトリック教会の組織だけではなくて、カトリックの神職者の教師が
全国各地のカトリック系の学校で生徒に対して、日教組顔負けの
反日・自虐史観教育を行い、反日家の拡大・再生産に努めている
実態は由々しきことであります。
何故日本のカトリック教会が左傾化したのか?
下記の澤田昭夫教授(歴史学者)の論考は一つの参考になるものと
考えます。↓
http://hvri.gouketu.com/sawada.htm

澤田先生の研究によれば、1960年代にKGBの工作員が神職者に
化けて、ローマ神学校、グレゴリア大学、教皇庁に忍び込み、国家
権力を憎悪する共産主義の細胞をカトリック教の中に埋め込んだ
というのです。(=ミトロヒン文書情報)

その細胞が日本のカトリック教会に転移し、増殖しているというのが
私の予断です。
奥山様の今後のご研究により私の予断が確信に変わることを期待します。

奥中 正之 拝>>

◆宮崎正弘氏による
 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆
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 君は友のため、国のために死ねるか
   日本のキリスト教界は偽善と欺瞞に汚染されている

奥山篤信『人は何のために死ぬべきか』(スペース・キューブ)
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 おおよそ宗教とは無縁と思われた奥山さんが、
還暦をすぎてからキリストを学ぼうと、上智大学に通われた。
そのことは本人からも聞いていたが、
何の目的で神学の勉強をし直したのか、
本書を読んでようやく納得が出来た。

上智大学大学院神学研究科にて修士号学位を取得した著者は
キリスト教の思想の本質に鋭く切り込んだ。
そのうえで、本来のキリスト教からとことん逸脱し、
戦後日本に特殊な偽善と欺瞞に満ちた存在となった日本のキリスト教界
(とくに「日本カトリック司教協議会」)が呪詛のように唱える反戦、
「太平洋戦争」への懺悔という欺瞞、
「つくる会」の教科書に対しての罵倒、そのふがいなさ、
俗物的存在になりさがった日本のカトリック教会と
一部の左翼的司祭らの独善を鋭利に抉り出す快著を書かれた。

冒頭にはクリスチャンでもある西村真悟代議士の書き下ろし解説がある。
おもな内容は序章に「政教分離を唱えるキリスト教界こそ
政教分離を踏みにじっているのだ」として、
日本のキリスト教会の偽善を指摘し、
つづいての章は、「余は如何にして人間イエス敬愛者となりしか」、
「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」、
「日本のキリスト教界の暴走――反日・自虐史観の群れ」
という構成である。

さて、本書を通読して、評者(宮?)は、宗教について
思考の領域を広げることができた。本書は啓発の書でもある。
以下、書評になるかどうか。思いつくままに感想を綴ってみる。

 周囲にはキリスト教信者が多い。
思いつくままに
文芸評論家の富岡幸一郎氏、
女優の村松英子さん、
参議院議員の山谷えり子さん。
文壇、論壇でも曾野綾子女史、徳岡孝夫氏。。。。。。
 しかもこれらの人はキリスト教をこよなく理解されながら同時に
日本の愛国者、左翼を批判する人々である。
日本的寛容のうえに、宗教を信じている。
 大方の日本人は葬式いがい、日常生活で宗教を信じていない。
ところが無神論といえばそうではなく、正月には神社へお参りし、
お彼岸には墓参りを欠かさず、葬儀は仏式が多く、
しかも、若者らは流行病(はやりやまい)のように
キリスト教会で結婚式を挙げながらも合格祈願、病気治癒祈願では
神社への参拝を欠かさない。
そのことに何ら矛盾を感じていない。
日本の精神の土壌が多神教である所以だろう。

 評者が思い出すのは歴代総理のご意見番として
経済評論に活躍した木内信胤氏のことである。
氏は宗教の研究家でもあり、著作の多くの行間には宗教的色彩が
でてくるのだが、けっきょくは無神論だった。
夫人がキリスト教徒だったので、葬儀はキリストで営まれたが、
氏の本意ではなかっただろうと推測される。
晩年の十年ほど、毎月一回、氏主宰の勉強会があって評者は
その殆どに参加した。
或るとき、木内さんは「聖書の中で、これはという箇所は、一つだけ。
それは山上の垂訓である」と言われたのである。
法華経も読みこなし、禅の哲学にも通暁され、
コルランから仏教の経典をよまれていた木内さんならではの名言と、
いまも鮮明に覚えている。
 キリスト教の説く愛は、友のために国のために死ぬ崇高さである。
 本書では、この山上の垂訓に関する記述が多いのも、
そうした理由からだろう。

 キリスト教はローマに伝わってから本来の愛を語り、
人を殺すなとしたキリスト教は大きく変質し、
ほかの価値を認めないようとしない独善的一神教となって、
右手に愛を左手に武器をもって侵略の野心を剥き出しに
世界各地に布教と征服を行い、植民地を経営して民を搾取し、
凶暴の限りをつくした。

――これが本当にイエス・キリストの教えなのだろうか?
奥山氏は原点に立ち返って思考する。
そして「余はいかにしてキリスト教徒になりしか」(内村鑑造)ではなく、
「余はいかにしてキリスト敬愛者になりしか」
という精神の遍歴を綴るのだ。

 翻って日本人の信仰はと問えば、
仏教と神道が渾然一体となった多神教と総括される、
所謂「日本強」である。
その精神的土壌と独特の伝統、武士道の美意識から
「名誉をけがされれば切腹する」「捕虜の辱めは受けず」、
そして玉砕と特攻の精神がはぐくまれた。
 名誉をけがされれば自死を撰ぶという発想は
古代ローマの武士にもあり、シナ大陸でも「礼記」に書かれている。
徳、仁、勇、義などを教えた孔子、
正統を説いた孟子、
自然に生活をせよと教えた老荘思想。
 しかし、世界で初めての哲学を生んだシナ大陸に孔孟の教えは
書物にしか残らず、シナ大陸に暮らす人々は性格が変わった。
徹底的に現世の御利益しか求めず、あの世を信じない、
したがって物質を愛し、人間性をうしなった拝金主義に暴走する
国民性が形成された。
 「孫子」を読めば分かるように、愛も人徳も理想も軽視された
徹底的に騙しの戦術を教唆する。
その生き方は共産革命後の中国人指導層に普遍的である。
至誠がなに一つ無いのだ。
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
40余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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