スマートフォン好調で年間売上は過去最高……サムスン決算発表

 韓国のサムスンは26日(現地時間)、第4四半期(10〜12月)の決算と、11年の決算を発表した。年間の売上はスマートフォンの人気などで過去最高となった。


 第4四半期の売上は47兆ウォン(420億ドル)、営業利益は前年同期比76%増の5兆3000億ウォン(47億ドル)となった。この利益は過去最高。一方、11年の年間では売上は前年の7%増の165兆ウォン(1470億ドル)、営業利益は6%減の16兆2500億ウォン(145億ドル)だった。

 第4四半期の決算の内訳を見ると、スマートフォンを含む携帯通信端末事業は売上が17兆8200ウォン(159億円)で前年同期の52%増。同社はスマートフォンの販売データを公表していないが、推定で3600万台前後。爆発的な販売を記録したiPhone 4Sの3700万台に匹敵する販売台数を記録している。また、フューチャーフォンを含めた携帯電話全体での年間の販売台数は3億台を突破したという。

 サムスンはテレビを含むディスプレイ事業では不振が続いているが、それを携帯通信端末が補う構図になっている。