ある日の赤い彗星
ある日のジ・オリジン。
単行本の第13巻、
セイラさんのサイド7移住前のストーリー、通称「過去編」でのひとコマ。
さて、ノンビリ感傷に浸ってる(?)ように見える、キャスバル兄さんですが…
実際には、どういう状態なのかと言いますと…
その遠心力による「擬似」重力によって、内部で人々が暮らしています。
もちろん遠心力ですので外側にいても同じ1Gがかかります。
ガンダム世界ではノーマルスーツ、モビルスーツを問わず、
足の裏に電磁石を仕込んであるということになっています。
何に使うかというと…、
無重量状態の時に自身を固定するために、鉄でできた甲板などに、足の裏をその磁力によって吸着させるんですね。
ガンダムがホワイトベースのハンガーで、無重量なのに歩いているように見えるのも、この機構のおかげ…のはずです。
劇中では、サイド6領空近辺でのコンスコン隊との戦闘開始直前、カイ・シデン操縦のガンキャノンがリックドム迎撃のためホワイトベースの艦橋の上に陣取る時に、この機能を使ってる事が推定される程度ですが…
さてキャスバル兄さんですが…実は下記のような状態にあります。
つまりはこんな感じ。
この時、件の足裏マグネットを使ってると思われますが…(使わないと遠心力でどっかに飛んで行ってしまう)
もの思いにふけるとかいう、のどかな状態ではありません。
かなり必死です。
やせ我慢で平気な振りをしてるんです!^^/
しかし、足裏マグネットがこんなに強力だとは知りませんでした。
優にモビルスーツ一機分の重量を支えるだけの磁力を発揮できる能力があることになります。
するってーと、こんな事が起こったりします。
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…ストーリーが、変わってしまいましたよ…。
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133番は、D級消耗パーツ
お台場に実寸大ガンダムを見に行かれた方は、
実感されたと思いますが…、
ガンダムって…、とってもデカイ。
全高が18m。
アムロ君のいるコクピットの高さでも、優に地上10m以上はあります。
万が一落ちたりすれば、怪我ではすまない可能性があります。
もしも、打ち所が悪ければ…
つまり、
アムロ君はいつも、いわゆる“高所”で作業を行っているのです。
高所作業で気を付けなければならないことは…、
自分が落下してしまわないように気を付けるのはもちろんですが、
自分の使ってる工具を決して落としてはイケナイということです。
もしも、何か硬い物や重い物を落として、下にいる人に当たれば、
それこそ命に関わる大事故になります。
もちろん軍隊であろうとも変わりはありません。
気を付けましょう。
こんなことすると、第28話でグラブロに足をちぎられた瞬間に最終回ですね。^^;
命拾いの後の、いいお風呂だったのに…
子供達:「お風呂だお風呂だ、うれしいなっ」
フラウ:「まってぇ!」「そんなにいそいじゃダメ!、みんないっしょよ、いっしょ!!」
セイラ:「あらフラウ、いいわね」
「ジオンの将校用のスパが、解放されたって聞いたけど…それネ?」
ミライ:「ハヤトくんも、もう?」
ハヤト:「入浴はまだムリなんですけど、チビ達のお守りで…」
フラウ:「セイラさんもいかがですかあ」
セイラ:「あら、そうね、…じゃ、あとから」
セイラ:「いかが?、あなたも」
ミライ:「え?、いえ、私は…、またの機会にしておくわ」
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“のぞき”は、犯罪です。よい子は決してマネしてはいけません。
くり返しになりますが、“のぞき”は、犯罪です。よい子は絶対にマネしてはいけません。
連邦の新型モビルスーツ
「大佐、聞こえるか、こちら赤鼻、サイド7:1バンチ、連邦軍施設敷地内への潜入に成功した。」
「聞こえるぞ。しかし、ノイズが多い。ミノフスキー粒子の濃度が高いようだ、やはり、何かある。
以後は、無線は封鎖だ。データを収集し持ち帰れ。」
「了解、OVER。」
8月23日02:00、サイド7、1バンチ、連邦軍施設、記録「赤鼻」
サイド7は、コロニーにしては、気温が高いようだ。
軍の施設にしては樹木が多い、カモフラージュか?
深夜にもかかわらず発電機の音が聞こえる。何か作業中のようだ。
やはり…!
目標を発見した。
連邦の新型モビルスーツ。
既に入手済みの情報より形状が複雑だ。
おそらくジャブローで進行中の量産型とは別計画の、
性能限界実験試作機、RXシリーズと思われる。
高感度カメラにて撮影する。三脚の使用により、肉眼で見るよりも鮮明な撮影が可能だ。
いかん!警備員に発見されたようだ!引き上げる。
夜明けを待ち、一般人を装い再度接近を試みる。
8月23日11:00、サイド7、1バンチ、連邦軍施設の南方、約300m、
「船の科学館」横車道、記録「赤鼻」
この方向にあるはずだが全く見えない。
高さ18mの人型兵器は、すぐに発見されるので兵器として役に立たないとか言ったのは誰だ?
全く発見できないぞ。
パーキングスペースまで30分以上の時間がかかった。
目標までの距離、約100m。
ここまで来て、やっと姿を確認できる。
サイド7の環境管理はクレイジーだ。摂氏30℃を軽く超えている。
ミラーの制御もおかしいようだ、太陽光が強すぎる。
長時間の潜入は不可能だろう。(それが狙いか?)
正面に回りこむ。
胸のルーバーは…、減速、後退用のロケットノズルのようだ。
変わった形状をしている。
それにしても、サイド7は、ヤケに人口密度が高いようだ。
む!よく見ると、多くの者が、小型カメラで撮影を試みている。
なんと!これが全員、我が方の諜報部員か!?
数多過ぎ!
ギレン閣下、予算の無駄遣いですぞ!
情報によると、メガ粒子砲に順ずるタイプの携行武装と
追加装甲の携行型シールドが用意されているはずだが、
ここからは確認出来ない。
背面に回ってみる。
こちらが正規の入場口のようだ。
何故か人だかりが出来ている。新型モビルスーツは背面も人気だ。
メインのロケットノズルが2基確認できる。
機動性は高そうだ。
バックパック上部から2本、棒状の物が突き出している。
情報によると、荷電粒子を棒状に発振する
ビームサーベルなる携行兵器が装備されてる筈だ。
おそらくアレがそうだろう。
側面。
バックパック側面にもルーバー状の側方移動用のロケットノズルが装備されているのが見える。
脚駆動系を保護する腰部アーマーは、我が方のザク=タイプよりも簡素だ。
しかし部分的に二重装甲になっているようだ。
実験中なのか、その部分だけイエローに塗装されている。
あるいは、
駆動系をより大型の物に変更したのかもしれない。
当初の寸法に収まらなくなったために、あのような形状になったのか…?。
前後両方に同じ形状の追加装甲らしき物が見える。
さらに接近して情報を収集する。
なに?真下では写真撮影禁止だと!…がっでむ!
背面を下から撮る。
メインの2基のロケットノズルの奥に、さらに2基のロケットノズルが装備されている。
う〜む、我が方のザク=タイプを凌駕する性能を有するのか…?
ん?蒸気が?、駐機されているだけかと思っていたが…、起動している!?
パイロットが搭乗しているのか?
!、やはり、レドームが作動している。
何だ!?何かを発見した?
つか、左肩のマークは一体…?
…以上で、記録を終わる。
「大佐、暑さで朦朧としてきた、回収を頼む」
「残念ながら回収部隊は派遣出来ない。自力で帰投せよ。水分補給を怠るな」
「了解…ハアハア…OVER」