こちらはとりあえず休止
お世話になります。このところ、思ったよりも早く「藤原ちから」と「プルサーマル・フジコ」の融解現象が発生していて、情報の出所を絞りたいと思えてきたので、こちらのブログは一端停止することにします。閉鎖はしませんけど。
書いたものとか、イベント情報などはプルサーマル・フジコのブログのほうに書いたり、ツイッター@pulfujikoで告知したりしますので、よろしくお願いします。
http://pulfujiko.exblog.jp/
https://twitter.com/pulfujiko
ロロ『ボーイ・ミーツ・ガール』アフタートーク
ワンダーランド200号記念鼎談
劇評サイトの「ワンダーランド」の200号記念鼎談として、演劇ジャーナリストの徳永京子さん、ライターの日夏ユタカさんと、最近の小劇場演劇の動向について鼎談させていただきました。このところ(演劇というジャンルにかぎらず)考えてきたことがそれなりにまとまったかなー、とも思いますので、ぜひご一読ください。
「2010年、超新星は小劇場を更新するか?」
前半 http://www.wonderlands.jp/index.php?itemid=1339
後半 http://www.wonderlands.jp/index.php?itemid=1342
いわゆる「現代口語演劇」をかなり相対化(?)できた気はしています。いわゆる「テン年代」でも「演劇2.0」でも構わないのですが、何か新しい言葉を与えたくなるようなある種の変化が文化・芸術に(世の中に)起きていることは確実で、でもそれを単なる世代交代論ではない形で語りたかった、とゆうのが今回のわたし自身の狙いのひとつです。
今出てきている新しい才能たち、今起きている新しい出来事たち、そしてこれからの世の中の地殻変動について、それなりに具体的な根拠を揃えてわいわい語るのってなんて楽しいんじゃろ! と驚きの連続でした。とある方が「興奮して読んだ!」と感想をくださいましたが、そう言っていただけると嬉しいです。ちなみに「小劇場俳優ベストイレブン」企画は本当にやりたいです(笑)。
the coffee group『ワンコインからワンドリップ』
the coffee groupのCDリリースイベントが、7月11日(日)にあります。凄いかっこいい、軽やかに世界を疾走していくCDです。下記URLで視聴もできますのでどうぞ。イベント当日は僕もちょっとしたお手伝いをします。会場でお待ちしてまーす!
古川日出男、蓮沼執太、小島ケイタニーラブ(ANIMA)、鈴木雄介、近藤恵介の5人によるユニット、the coffee groupの7月14日に発売されるデビュー・アルバム『ワンコインからワンドリップ』の発売を記念したセレモニーが7月11日に原宿VACANTにて行われます。
2010年2月から始まった、昼間の渋谷O-nestを会場にして、回数を重ねてきたイヴェント“ワンコインからワンドリップ(1C21D)”の集大成的なイヴェントであり、thecoffee groupのメンバー全員が参加した初のパフォーマンスを披露します。
また会場ではCD『ワンコインからワンドリップ』の先行発売も行います。
この記念すべきセレモニーをお見逃しなく!!
日程:2010年7月11日(日)
会場:VACANT
開場 / 開演:16:00
料金: 前売 ¥ 2,300 / 当日 ¥ 2,500
(コーヒーおかわり自由 ※コーヒーが飲めないお客様には別ドリンクをご用意いたします。別ドリンクは1ドリンクのみ。)
前売り予約取り扱い:
ヘッドホン: http://head-phone.in
Gallery Countach: http://gallery-countach.com/
VACANT: booking@n0idea.com(件名を「ワンコインからワンドリップ」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。)
※前売り予約は7月10日の24:00まで
声低く語れ
パーティのような場所に行くと、最近どうしてるの?と訊かれることがやはりあって多少面倒だなと感じてしまいますが、まあ普通です。編集者としても(たぶん)順調に活動してますし、プルサーマル・フジコという名義で少しずつ劇評なども書き始めました。これからも書くと思いますのでご注目ください。今のところ、そうして仕事を積み重ねていくことにしかほとんど興味がありません。自分には信じられるもの、信じるに値するものが今あるので、それに向けてゆっくりと歩いていくだけです。そこを裏切らないかぎりにおいて、楽しいこと、面白いことをしていきたいと思っています。
沖縄の騒動を見ていて、その昔、鬼籍に入られた先生に教えてもらった言葉を思い出しました。先生は、竹内好からその言葉を言われたそうで、「……の問題を扱うことは、他人の心に土足で踏み入るようなものだ」というのがそれでした。
それと同時に、もうひとつ、林達夫の座右の銘だったという、ミケランジェロの言葉も教えてくれました。「声低く語れ」。
われに慕わしきは 眠ること
さらに慕わしきは 石となること
迫害と屈辱との 続く限りは
見ず、聞かず、なべて感ぜず
それにも まさる幸いは
今のわれには あらじ
されば、われを揺り起こすなかれ
物言うなら、声低く語れ!
まだ学生だった自分にはほとんど理解できていなかったようにも思いますが、今はなんだか実感をもってこの言葉が胸に刺さります。
こちらのブログは、閉じはしませんが、当面はあまり更新しない方向でやっていこうと思っています。元気で生きてるかどうかは、プルサーマル・フジコが証明してくれるでしょうし、劇場でお会いする方も多いと思います。まあフリーになってからもう3年くらい?生き延びてきたので、自分ひとりの人生ならなんとか大丈夫というくらいの自信はあります。
マームとジプシー
あのー、自分は、直接関わっているもの以外ここでは宣伝的なことはなるだけしたくないと思っていますが、マームとジプシーという若い劇団がありまして、これはぜひ多くの人に観てほしいです。たぶん、現在の演劇的な評価基準、みたいなところでは「よく分からない」ということで片付けられかねないので、むしろ異ジャンルの人に駆けつけてほしい。そして感性をフル活用して語ってほしい。横浜のSTスポットという場所です。来週の月曜までという、短い期間なのでぜひ欺されたと思って行ってみてください。もし、マジで欺されたふざけんじゃねえてめえ金と時間返せ、という人がいたら、そこにはぼくが責任はとるというか、なんかメールとかいただけたら何らかの形で応答するようにしますし……というくらい、マジで推したい公演ですので、ぜひ観てみてください。こんなこと言うのは例外的なことですけど、ほんと編集者人生を賭けてもいいくらい重要なんですよ。(岡崎藝術座と並んで)マームとジプシーは。
マームとジプシー『しゃぼんのころ』
http://ameblo.jp/mum-gypsy/