学校は子どもの安全管理の場所でもあるのだ


こんな新聞記事が載っていました。


川崎事件受け緊急全国調査=不登校、交友の安全確認―文科省
時事通信 2月27日(金)21時4分配信



 川崎市の男子中学生が殺害された事件を受け、文部科学省は27日、不登校で連絡が取れなかったり、学校外の集団と付き合ったりしている児童・生徒について、トラブルに巻き込まれる恐れがないか確認する緊急調査を実施すると発表した。被害の再発防止に向け、教育委員会を通じて全国の小、中、高校などに原則面談して子供の安全を確認するよう要請した。


 緊急調査は、中学校や市教委の対応などを検証するタスクフォース(対策会議)の初会合で決めた。27日時点で7日以上学校を休み本人と連絡が取れない子供や、不登校で不良グループなど学校外の集団と関係がある子供について、身体・生命に危険が生じる環境にいないか調べる。3月上旬までに取りまとめ、対応を検討する方針。 


現在、小中高の児童生徒で不登校者は全国で約17万人ほどいると言われています。


その児童生徒の中には、ただ学校に行けない・行きたくないという児童生徒ばかりではなく、犯罪や親からの虐待等で学校に行きたくても行けない子どもたちもたくさんいるのです。


ぼくが不登校について最初に取材をはじめた頃、ある不登校支援団体が、「学校が不登校の子どものところへ家庭訪問したりするのは、子どもを無理に学校へ連れ込もうとしているのと一緒だから、そんなことをしてはいけない」という主張していました。


しかしその後、不登校の子どもで、親から食事を与えられず餓死している子どもが発見されたり、親からの暴行で死亡し親がそれを隠していたという痛ましい事件もありました。


また、子どもが行方不明になっていたり、親が行方不明で子どもだけ残されていたり、犯罪に巻き込まれてしまっていたりという事件もありました。


このたび、川崎で殺されてしまった13歳の少年も、先輩から「学校に行くな」と命令され、不登校になってしまっていました。

このとき学校側が何もしていなかったというわけではありません。


川崎市教委によると、1月に少年が全く登校しなくなったため、担任の女性教諭が30回以上にわたり、自宅や母親の携帯電話に連絡し、家庭を5回訪問したが、少年には直接会えなかったといいます。


つまり学校側も、学校に来なくなった少年を心配し、かなりの努力をしていたようです。


今回のような場合、学校や周囲の人たちは、どうすればいいのでしょうか?


学校に任せっぱなしにせず、あるいは学校を拒否せず、やはり、家庭や学校、場合によっては警察などと連絡を取り合い、協力して子どもを守るべきなのでありましょう。


今後二度とこのような悲しい事件が起こらないためにも、わたし達一人ひとりが傍観者にならないようにする必要があると思います。








FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝



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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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