中高年女性のひきこもり


●本当にひきこもりは男性が多いのか?

これまでもこのブログでは高齢化するひきこもりに関して、警鐘を鳴らしてきました。

一般的なイメージとして、ひきこもりは若い男性の問題と思われがちです。

しかし、いまやひきこもりでもっとも多い年代が35歳以上であり、この数字を出している厚生労働省は39歳までしか調査をしていないのです。

つまり、40歳以上の引きこもり者の実態は調査されていません。

また、ひきこもり者の男女比は、男性7割、女性3割と言われてきました。

でも、これは本当なのでしょうか?

男性と違い、女性のニートひきこもりは『家事手伝い』という名目で通用します。

そのため、ニートやひきこもりの統計調査のときも、カウントされていないことが結構あるかも知れません。


精神疾患患者は女性の方が多い

ニートやひきこもりの周辺事態であるうつ病は、女性の方が男性の2倍も発症する確率が高いのです。また東北大学病院によると、2009年度は男性436、女性663の新来患者がいたとHPに書かれています。

よく「精神的に女性のほうが強い」と言われますが、精神疾患に関しては、必ずしもそうとは言い切れないようです。


●生涯未婚率の上昇と主婦のひきこもり



いま、男女とも生涯未婚率が上昇しています。

ニートやひきこもりは、独身者が多いと考えられています。ニートやひきこもりの人に多いのが、他人との人間関係やコミュニケーションが苦手というもの。

結婚には、恋愛や、異性とのコミュニケーションが必要不可欠なので、どうしてもニートやひきこもりの人は、縁遠くなりがちなんですね。


もちろんコミュニケーションが苦手でも、結婚する人もたくさんいます。

そして、それまでひきこもりでもなかったのに、ひきこもりになってしまう人もいるのです。

それは、ママ友や旦那さん、家族の問題で、疲れてしまう女性たち。

職場での育児やマタニティ・ハラスメントで働けなくなってしまった女性たち。

離婚に苦しんで、人と付き合えなくなった女性たち。


そんな中高年女性たちがたくさんいると思われますが、見落とされてしまいがちなのが現状なのではないでしょうか?


願わくば、そういった女性たちへの支援や、当事者たちが、完全に心を閉ざしてしまうのではなく、当事者同士が繋がったり、あるいは、なんらかの共同体に参加できるようになってほしいと切に願います。






FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝



第3回 生きぞこないなう! テーマ『正義論 あなたの正義に気をつけろ!』 


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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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