やる前に、自分を整える

やる前には自分を整えておく必要があります。 七三とか八二とか九一とか。
 
気がかりなことはありませんか。相手のチカラのこと、場の暗さ、フカシの効き具合、時間のこと、大門のこと、その他、何でも気にかかっていることはありませんか。水虫がちょっとかゆかったりとか。相手は内※樹みたいに合気道の段持ちだだとか。自分がやることに集中できるように、前もって段取りをよくしておきましょう。事後電話が行きそうなところは口を裏を合わせておくのもいいでしょう。必要があれば、世話なる人のことを伝えてカネを預けておきましょう。
 
前の日に準備していたとしても、直前に全く他の人に漏らしてはいけません。指示された要点を暗誦したり、もう一度やる場所の情況を想像しておいたりして、それでも興奮して寝付かれないなら軽くサンドバッグを叩いてウォームアップをしておく必要があります。前の日の準備は、いわば万能ナイフのようなもの。よく手入れをしておかないと切れ味は悪いものです。ですから、せっかく入念な準備をしていても、ちゃんと両手でしっかり構えてつっこまいなと、大失敗に終わる場合だってあるのです(相撲の話ですてば)。
 
あなたがクリスチャンなら、やる直前にはよく祈りましょう。自分の我力で救われないから阿弥陀如来のお慈悲があるのです。あなたがヤクザなら、しかたねー俺は鉄砲玉かと諦めるか、ここで一発命をかけて上にのしあがるかを考えましょう。あなたがクリスチャンでやくざなら、あるいはヤクザなクリスチャンなら、過ぎゆくこの世のことは適当に済ませてあまりムキになるのはやめときましょう。