煮抜き卵
半熟卵につられてゆで卵についてちと調べたら、れれれ。
れれというのは、「煮抜き卵」という言葉があった。知らなかった。関西の言葉らしいから知らないのもまあなのではあるが。
が。
煮抜きという表現が面白いな、と。
調べるに、「煮抜き卵」のこと自体を「煮抜き」ともいうらしい。へぇ。
しかし、「煮抜き」自体の意味もあるだろうと調べるに……よくわからん。
意味に、「水を多くして炊いた飯からとった粘液」というのもある。
「おねば」ってやつか?
で、なんでそんなものがあるのか。
さらに調べるに、「おもゆ」らしい。
なんとなくだが、これは、乳の代用なのではないか。
で。
「煮抜き卵」と「おねば」に共通する「煮抜き」とはなんだろ?
わからん。
へぇ⇒「煮抜き」問題が積み残しになっていた。
ご意見 三林京子さんより一回り若い神戸出身者です。「煮抜き」は厳密にはイコールゆで卵ではない、とのことですが、私の感覚では固ゆで卵のこと。半熟ではなく「固くなるまでしっかり火を通す」のが「煮抜きにする」だと(nyanco♀さん)
ご意見 煮抜きとは完全固ゆで卵のことです。この言葉は京都もしくは年寄用語と思います。ところで京都では殻つき固ゆで卵になぜか塩をまぶして売っています。長持ちするんでしょうか(関西人40歳女さん)
ご意見 決してゆで卵とは言わず「煮抜き」と呼んでいました。小生が小学生のころ(30数年前になります)、それはお年寄り言葉だと思っていました。京都に住むもう1人の祖母も言ってましたし、祖母の姉も言ってました……「なんでゆで卵といわんと煮抜きって言うの?」とおばあちゃんに聞いても「煮抜きは煮抜きやがな」としか返ってこず、仕方なく事典などで調べたところ「煮抜き卵」の略で固ゆで卵の関西での呼び名だと書いてあったのを覚えています(なにわのぷーさん)
ご意見 黄身がこつこつになるくらい固ゆでして、黄身の表面が黒っぽくなったら煮抜きです。駅の売店で売っている固ゆでの傷みにくい卵が煮抜きです。ちなみに私は半熟が好みです(豊下製菓の豊下さん)
ご意見 ゆで卵のことを「にぬき」と、おかん(関西では母のことをこう呼ぶ)が呼んでいたのを思い出しました……ちなみに、ゆでトウモロコシのことを「なんば」と呼んでいたのは(京都の)実家だけでしょうか(今は滋賀県在住の32歳さん)
野瀬註 これで決まりですね。固ゆで卵のことでした。古い言い方のようです。なにわのぷーさんも書いておられるのですが「煮」はわかっても「抜き」がわからない。何を抜くのでしょうか。
というわけで、肝腎のことがわからない。
現代でも生きている言葉っぽいが⇒『ゆで卵をにぬきっていう?』調査(8/6〜)
結局わからん。
「やりぬく」のように、てってして煮るからか?