朝日社説 定額給付金―もう断念して出直しを : asahi.com(朝日新聞社):社説

 「全所帯にあまねく」なのか、それとも「所得の低い所帯のために」なのかは制度の根幹の問題だ。そこが定まらないのでは、これが何のための政策なのかを疑わせる。

 首相の解散先送りで、事態は一変した。選挙前に花火のように有権者受けのする政策を打ち上げて、具体的なつじつまは選挙に勝ってから合わせる。そう踏んでいたのに、いきなり政策を具体化する必要に迫られたのだ。

 景気浮揚は重要だが、社会保障の立て直しや雇用対策、教育や子育て支援など、本当の安心につながる分野への税金投入を国民は求めているはずだ。

 というお話。
 でと。
 なんのため?
 ⇒極東ブログ: フィナンシャルタイムズ曰く、じたばたせずリフレしろ、日銀
 ⇒FT.com / Comment & analysis / Editorial comment - Japan needs more than gestures

the only way to shift the economy toward domestic consumption is to put money into the pockets of low and middle income earners whose wages have now been stagnant for almost two decades.
(国内消費に経済を転換させる唯一の方法は、20年ものあいだ賃金が低迷していた低所得者や中間層にカネをぶちこむことだ。)

 ほいでこのツッコミは急がないと効果がない。急ぎのための策がもたついている。「本当の安心」はその後のこと。
 で、首相の解散先送り云々は金融危機の問題が大きい。というか、この話に朝日はこだわりすぎ。もう忘れたら。