アメリカ文学会中部支部11月例会

発表2件を聞く。最初の発表はポイントがはっきりせず、言葉の定義もあいまいで、何を伝えたいのかがよくわからず。初心者ではないのだから、しっかりしてほしい。次の発表は、科研でのプロジェクトの中間報告でもあるという。フィリピン、キューバプエルトリコ、グアムの文学を採り上げ、故国表象を軸に論じるもの。あまりよく知られていない作家の作品が紹介され、たいへん有意義。

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Dogeaters (Contemporary American Fiction)

Dogeaters (Contemporary American Fiction)

Dreaming in Cuban

Dreaming in Cuban

When I Was Puerto Rican (Vintage)

When I Was Puerto Rican (Vintage)

From Unincorporated Territory [Saina] (Poetry By Individual Poets)

From Unincorporated Territory [Saina] (Poetry By Individual Poets)

American Tropics: Articulating Filipino America (Critical American Studies)

American Tropics: Articulating Filipino America (Critical American Studies)

紹介された図書の一部。Dogeaters はもう古典と言ってもいいだろうが。

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終了後、会議の後、はるばる西の方からやってきた会員をまじえ、少人数で「四季」。同じ大学で開催されていたナボコフ協会の皆さんに占拠されているかもと思ったが、皆さんは別の飲み屋へ向かわれたらしく、無事テーブル席を確保。西の会員は理由を示す助詞としてやたらに「けん」を使うようになった。土地になじんできたということか。牡蠣、きんき、げそ、芋、蓬莱泉、いずれも美味なり。

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それから、12月の催しの下見をすべく、池下まで移動。店は満席で入れなかったが、厚生年金会館跡地にできた富裕層向けとおぼしき開発地区をそぞろ歩く。(カメラを持っていたので、写真を1枚撮っておく。木々のイルミネーションは酔客および子供の目を楽しませるだろうが、エネルギー資源の無駄ではある。)ラーメンもしくはリゾットでもと思い、中華とイタリアンの店の門を叩くが、すでに閉店とのこと。駅前まで戻り、ここはどうかなと「和」という店に入ると、生姜風味の醤油ラーメンが美味。満足して地下鉄に乗り、本山まで行くと、ホームで同僚の皆さんに遭遇。学会・研究会の多い1日であったらしい。サッカーは優勝を決めたし、野球のパレードもあった模様。よい1日で、人出も多かったに違いない。