武漢着

ほとんど寝るまもなくアラームが鳴る。疲れたが、始発の地下鉄、それから名鉄に乗って空港へ。それから、2時間ほどで上海。機内食はイマイチだが、夜何も食べることができないかもしれないので、カレー風のものを胃に流し込む。浦東では、トランジットで多少苦労するもたいしたことはなく、国内線に乗って武漢へ。名古屋〜上海も、上海〜武漢も、雲が低くたれ込めており、下界を覗くことはできなかったが、フライトそのものはスムーズ。上海も近いが、武漢も遠いという気はしない。(写真は上海着陸前。)

武漢の空港からはタクシー。もしかしたらピックアップできるかもというメールをもらっていたのでちょっと期待したが、到着ロビーで人待ちの皆さんが待つカードに自分の名前はなし。キャリーオンを転がしてタクシー乗り場まで歩く。英語はまるで通じないが、あらかじめ送られていた書類に中国語で指示が書かれているので、それを見せると、乗れという合図。親切で感じのよい運転手の車で高速を突っ走る。広大な都市なり。高速を降り、橋を渡った後、渋滞に2度巻き込まれたが、おかげで街の様子をつぶさに見物することができた。バスを待つ人、自転車で走る人、オートバイにまたがるノーヘルのカップル、工事現場で働く人、観光バスに乗る人々。揚子江にかかる長江大橋はなかなかのもの。観光名所でもあるらしく、若いカップルが戯れている。

1時間以上走って大学キャンパスに到着。思ったよりも大きなキャンパスで、運転手も大学内にあるホテルを見つけることができない。結局、大学関係者らしき人に同乗してもらって案内してもらう。運転手も初対面の人だろうが、人と人の近さが日本とは違うのか、旧知の間柄であるかのように話している。時間はかかったが、料金は100元ぽっきり。遠いところまで、渋滞をものともせずがんばってくれたので、若干のチップを上乗せ。キャンパスで案内してくれた人にも口頭でお礼。ホテル・ロビーでレジストレーション。筆で名前、メールアドレスなどを書かされる。参加費は900元。それとは別にホテル代(約800元)を支払うが、クレジットカードが使えないというので、両替してきた手持ちの元が減り、少々心配になる。部屋は緑濃いキャンパスが見下ろせる10階の部屋。有線だが、インターネットも使える(ただし、グーグルはだめ)。東京からいっしょに参加することになっていた T 先生にメールすると、夜になって、何とか到着できたという返事が返ってきた。夕食は結局抜き、シャワーを浴びて寝る。