EP 協会全国大会

EP 協会全国大会で大阪出張。会議の後、研究発表2件、ワークショップ、それから、特別講演。(プログラムはここ。)研究発表はよく準備された興味深いもので、勉強させていただいた。ワークショップは「詩篇 19」を扱うもの。勉強にはなったが、聞き手は前もってしっかり準備していかないと、なかなか意見を述べにくいように思った。特別講演の田口さんは近著『ケネス・レクスロス中心の現代対抗文化』に基づく話をされた。この本、レクスロスを扱う章はそれほど多くないが、その他の章で取り上げられる詩人や芸術家なども、レクスロスのいわば kindred spirit として扱われている。その一人が山本悍右というシュルレアリストの写真家(名古屋出身)。2013年にロサンジェルスのゲティー美術館で、濱名浩との二人展が開催されたという。本書で紹介されているレクスロスの京都をモチーフにした詩など、もっと読まれてもよいように思う。いずれにしても、会場校の先生方のお骨折りで、なかなかよい大会となった。懇親会では、差し入れのワインが振る舞われ、学生さんがウクレレを弾いてくれた。関大の皆さん、どうもありがとうございました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。

翌日も出張なので、今日は日帰り。名駅ハロウィーンのコスチュームに身を包んだ若者たちに遭遇。地下鉄のプラットホームには2グループがいて、男子学生風グループが女子学生グループ風の面々を胡乱な表情で見ていた。(コスプレで負けた、という表情か?)

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ケネス・レクスロス中心の現代対抗文化

ケネス・レクスロス中心の現代対抗文化

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Japan's Modern Divide (The J. Paul Getty Museum)