突然ツーリング！
剣山ツーリングから二週間の間にエイプのパワーアップ（徒然草参照のこと）を完了したフラリーマンはバイクで走りたくてたまらない！？ と言うことで金曜日に有給をとって二泊三日のツーリングに出かけることにした。 メンバーは剣山ツーリングと同じくカントクとネタ郎くんだ。 以下の予定でコースを組んだ。
初日 ：自宅−貞光−剣山−京柱峠−大豊−早明浦ダム−寒風山トンネル
二日目：寒風山トンネル−瓶ヶ森林道−不入山−窪川−中津温泉
三日目：中津温泉−高知−大豊−自宅
今回、フラリーマンのエイプはひと味違う！
・リミッター解除CDI搭載
・エアインテークのダクト取り外し・
・荷台拡張
・GPSナビ搭載
・低反発ウレタン座布団
この荷台拡張とは木で作った手製の荷台拡張板を取り付けたものだ。 これで80Lのアタックザックが安定してくれる。
6時自宅出発。 ほぼ無風の中かっ飛ばしてみるが最高速は90km/h少々と伸びがない？？ よく考えてみると荷物の重量と空気抵抗が大きいためのようだ。 少々残念・・・ 7時前に集合場所の脇町に到着。 すでにネタ郎くんとカントクは到着している。 無線機用の新ヘッドセットをカントクに渡すが、配線ショートでPTTが入りっぱなしとなっている。 せっかく突貫で作成したが失敗だ・・・ 原因追求はあきらめて旧型を使ってもらうことにする。 ふたりとも朝食を既に取ったとのことなので、フラリーマンはコンビニに入って朝食にパンを購入して食べる。
穴吹橋を渡り国道に沿って貞光に入りここから剣山に向かう。 道が狭い上に分かれ道が多くどちらが剣山方面か分からないような場所もあったが、ナビのおかげで迷うことなく順調に走ることができる。 気持よく走っているうちに直ぐに見越に到着。 ここでカントクのニコチンチャージで煙草休憩を取る。 雲が走り気持の良い風を受けながら30分ほど休憩♪ ここから先日走った道を京柱峠入り口に向けて走りだす。 一度走った道ながら山道は楽しい！ 所々雨の降ったあとの濡れた路面を渡りながら軽快に走る。 京柱峠入り口前はトンネルから二車線の綺麗な舗装路となり、下りと相まって時速100km/h以上でかっ飛んでみる♪ いや〜〜！ やっぱ、以前より良く走ってくれる。
京柱峠入り口からは急に道路も狭くなり路面も荒れている。 スリックタイヤのネタ郎くんは、路面が荒れるとスリップするため速度が極端に落ちるのでここはネタ郎くんに合わせてゆっくり峠道を登っていく。
峠の頂上は絶景で気持ちがいい。 何故かここに峠の茶屋があり自称大好評の獅子肉うどんを売っている。 こんな所まで電気が来ているんだと感心する。 ここで３０分ほど写真を撮って休憩。 カントクは燃料が残り少ないので先に惰性で峠を下り始める。 少し遅れてフラリーマンとネタ郎くんは峠を下りることにする。 ここで、フラリーマンは先に進んでいるカントクを追いかけようと少し無理をしたせいで、目の前の握りこぶし程度の石を見過ごして直前で気が付き無理やり体制を変えようとして失敗！？ バランスを失いガードレールのない路肩にヘロヘロのスピードで乗りあげてしまう。 何とか路肩の下に落ちずにすんだが、かなりヒヤッとする。 危ない危ない！(^_^;
そこから５分ほど走ってカントクに追いつく。 ここからエンジンブレーキと下りの惰性でエコランを開始。 直ぐにネタ郎くんも追いついてくる。 こんな険しい山の中にも小さな部落がありお店があることにびっくりだ。ほとんど峠を下りきったところで突然２車線のきれいな道が現れたのでフラリーマンがまたまたかっ飛んでしまう。 トンネルを抜けて下りの直線を走っていると？？？ え〜〜〜！！ まだ道が出来上がっていない？？ 突然通行止めの衝立が見えるではないか？？ 慌ててブレーキを入れて速度を落とす。 全く余裕で速度を落とすことができたが、衝立に気が付かなければ危ないところだった。 いや〜〜！ これで二度目のヒヤットだ。 気を付けなければ！
気が付けば峠の道も終了し国道に出る。 なんと、昔ライカで写真を撮った廃橋の所ではないか♪ 懐かしく思いながらバイクを大豊に向ける。 それにしても国道は暑い！！ 熱風で体の水分が沸騰しそうだ。 そんな中を走って十数分で目的のひばり食堂に到着する。 カントクとの初めてのツーリングで入った初めての食堂なので非常に懐かしい。 お昼時なのでひばり食堂は満席。 少し待ってから席につき注文だ。 少食のネタ郎くんはカツ丼のミニ350円、カントクも胸焼けを恐れてカツ丼のミニ。 それではひばり食堂の大気味をネタ郎くんに見せることができない、と思いフラリーマンはカツ丼の並700円に挑戦だ。 とは言っても、カントクに食べるのをちょっと手伝ってもらう約束をしたのだが。(^_^ゞ
やはりひばり食堂はすごい！ 並盛で大きなカツが２枚とはこの値段で信じられないサイズだ。 こんなに食べたら晩御飯の焼肉が入らないかも！？ そんな心配をしながらカツ丼を平らげる！ く、く、食い過ぎだぁ〜〜〜！ 満腹となってからカントクのバイクに燃料チャージをして出発だ。
早明浦ダムへの途中、スーパーに入って今晩の買い出しを行う。 四万十源流ツーリングの際に見つけたあのスーパーだ。 氷に朝ごはんのラーメン、ビールにアテを買い込む。 早明浦ダムで記念撮影を行なってから一の谷温泉に向かう。 この道は以前は工事中で、対岸を走って道を間違えたところだが、今回は工事もなく無事通過する。 走りなれた道を軽快に走っているとカントクから休憩依頼が入る。 お昼を食べて眠くなったそうだ。 道路脇にバイクを止めてカントクはお昼にはいる。(^_^; フラリーマンは道路脇の流れから水をすくって飲んでみる。 うまい！！ やっぱり山奥の水はうまい。 ネタ郎くんに勧めるがこのワイルドさにはついてこれないようで、残念ながら断られてしまう。(T_T) 美味しいのになぁ・・・
20分もするとカントクも復活し温泉に向けてスタートだ。 国道に出て木の香を通り過ぎ旧道沿いの一の谷音声位に到着。 しかし〜〜、閉まっている？？ かなり前から閉業しているような様子だ。 仕方が無いのでUターンして木の香で温泉に浸かることにする。 木の香では温泉に露天風呂、サウナに水風呂と十分楽しんで体をリフレッシュ！！ ここから30分で峠の我が家だ。
峠の我が家に着くとさすが平日の金曜日、誰もいない。早速バイクの荷物を下ろして寝床の準備をしてから焼肉に入る♪ 少々雲行きが怪しいのでバイクを3台とも我が家に放り込むことにする。 こんな事は人がいない平日だからできる。
炭の着火を行おうとアルコールを探すが見つからない？？ 仕方が無いので高価なメタを出すことにする。 まずカントクにメタのウンチクを語ってさぁ着火しようとしたところで、炭の中からアルコール発見！？ 慌てて高価なメタを回収してカントクに笑われてしまう。(^_^; だって、メタは高いんだもん。 無事炭に火がついて焼き肉開始！ さすが肉精の焼き肉だ！ うまい、うまい！！ ひばり食堂のカツ丼が少々胸に支えていたが、ビールで流し込にながら夜宴は続くのであった！
＊ネタ郎くんのLEDランタンに感動！！ あの灯りの色はまさに白熱球だ。 しかも明るい！ テントもびっくり。 ICIのゴアライト。 どひゃぁ〜〜〜！ いいもの持ってるなぁ！ さすがじゃぁ〜〜。
７月２８日（土）ツーリング二日目
朝起きるとネタ郎くんが固まっている？？ なんと腰痛で身動きがとれなくなっているではないか。 これはイカン！！ 取りあえず朝飯を食って荷物を片付ける。 朝飯は昨日の残りの焼き肉とカップうどんだ。 このうどんは生麺にしたものだから作り方が面倒でお湯も2倍必要なので四苦八苦。 やっぱり山ではどん兵衛が一番のようだ。 道具類をパッキングして最後にゴミを集めて出発！ ところが昨夜トイレの横に置いておいたゴミを回収に行くとゴミ袋がない？？ 誰か人間のできた方が、集めたゴミを捨てられていると勘違いをして持って帰ってくれたようだ。 どうもすみません！！ 嘘ではなくて本当にちゃんと持って帰るつもりだったんですよ、私たち。(^_^;
瓶ヶ森林道で一番眺めのいい、自念子ノ頭〜東黒森まで走ることにする。 可哀想にネタ郎くんはバイクに跨るのも一苦労のようだ。 10分ほど林道を走って東黒森を抜けて自念子ノ頭の手前でストップ。 今日は少し雲が多すぎて眺めももう一つだ。 初めてカントクとここに来たときは本当に滅多にない条件だったのだろう。 それでも雲は北側から山の斜面を駆け登って尾根を越えたあと渦巻いている。 山の風下の吹き下ろしを目にできる貴重な体験だ。 あの雲の下降の状況を見るとパラなんかあっと言う間に潰れて墜落しそうだ。 睡眠不足のカントクはここで横になり、腰の痛いネタ郎くんもお休みだ。
ここから先も瓶ケ森までは素晴らしい眺めが続くが、ネタ郎くんの腰の状況が大変悪いのでこれでツーリングは終了にすることになった。 西条まで下って国道を走り真っ直ぐ帰宅だ。 峠の我が家まで戻るとバスから自家用車で満車状態だ。 この状況で、バイクを小屋に入れてあったら顰蹙だろうな。(^_^;
旧寒風山トンネルを抜けて旧道を下り新道に出るとカントクがカッ飛ぶ！ 必死に食い下がるもなかなか距離が詰まらない。 やはりカントクは速い！ ネタ郎くんも痛い腰を我慢してついてくる。 ガンガンに飛ばしたおかげであっと言う間に西条の鴨川堤防沿いに到着。 それにしても暑い！！ 山の上が夢のようだ。
暑さに負けて西条のマルナカでアイスクリームを買って休憩。 そこから熱風を浴びながら新居浜、土井、三島、川之江と進む。 この国道は非常に狭い上に車が多くバイクでも大変な道だ。 川之江でファミレスに入って昼食をとる。 ネタ郎くんはグラタンだが、フラリーマンはステーキ定食、カントクはダブルハンバーグと肉食系だ。 昨日からあれだけ肉を食っているというのに懲りない二人だ。
ファミレスで体を冷やしてから出発。 カントクとはここでお別れだ。 ネタ郎くんと川之江〜池田の山越えを気持ちよく走り抜ける。 西条〜川之江間とは大違いだ。 池田で給油してそのまま井川、貞光、穴吹、山川と国道を走り、大魔王の家の前に到着。 信号待ちで「大魔王宅に寄るぅ？」などと話をしていると信号が青。 ネタ郎くんの方を見て話をしながらゆっくりスタートしたら前の車が止まってるぅ〜〜〜！！ 急ブレーキで何とか無事停止。 ほんの5cmしか余裕がなかった。 危な〜〜い！ 今回三度目のヒヤリだ。 これはイカン！！
前回の剣山ツーリングと同じく川島から堤防沿いの道に入る。 中央橋手前でバイクから何か異音がするのに気が付いた？ 何だ何だ？？と バイクを止めるとリアのドラムブレーキ固定用アームのネジが外れているではないか！！ 持っていた針金で応急処置をしてリアブレーキを極力使わないように走ることにする。
途中エリアに寄るも残念ながら無人だった。 それよりもエリアへの道に草がボウボウに生えており草刈りが必要だ。 その後、いつもの堤防沿いを軽快に走り無事自宅に到着する。
