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なぜKindleで写真集なのか

商業出版で写真集を出したくても、採算の見通しが得られないとムリ。
よほどの有名なカメラマンが撮った写真か、さもなければ被写体が異常なまでに魅力的でなければならない。
たとえセミプロ級の腕前であっても、商業出版されるのは、ほとんど不可能であった。これまでは。


自費出版という手もあるが、エッセイや小説といった読み物ならまだしも、写真集となると、かなりの費用がかかる。
ところが、KDP (Kindle ダイレクト・パブリッシング)の登場で、エッセイや小説ばかりでなく、写真集の出版のハードルが劇的に下がった。
なにしろ、出版にかかる費用はタダなのだ。


ただ、デジカメで撮った写真を写真集に仕上げて、アマゾンの販売チャンネルに乗せるには、電子ファイルを処理するためのある程度のITスキルと、Kindleに登録するためのいくつかのノウハウが必要だ。
ITスキルについては、日頃からITに慣れ親しんでいる人であれば、問題ないだろう。
でも、Kindle登録ノウハウについては、日本のKDPが始まって間もないこともあり、そのノウハウがまだあまり蓄積されていないようだ。というよりも、すでに写真集を出版した人にとっても試行錯誤的なところがあるように思われる。


そんななかで、筆者は2013年2月に写真集AKIBA (English Edition) [Kindle版]を出版した。
美少女キャラが描かれたビルや、チラシを配るメイド姿の女性など、秋葉原の街並みを撮影した40枚からなる写真集だ。


商業出版ですでに3冊のマンション関係の書籍(単行本1冊、新書2冊)を出していた私が、Kindleで写真集を出そうと考えた主な理由は、次の2つだ。


ひとつは、文章のように悪戦苦闘しなくても、シャッターを押すだけで、いくらでもコンテンツを生み出すことができること。アウトドアの撮影であれば、歩き回ることで健康維持も兼ねられるので、年齢を重ねても続けやすい。


二つ目の理由は、写真集であれば、日本語という言葉の壁をなくすことができること。
言葉の壁がなくなれば、販売対象が国内だけでなく、世界中に広がる。
自分の創った写真集が、たとえ少数であっても、世界のどこかで見てもらえることは、なんと素晴らしいことか。


写真集AKIBA [Kindle版]を出すにあたっては、英語のサイトを調べたり、Kindleのヘルプデスクに何度かメール照会したりするなどして、写真集出版のノウハウを得ることができたので、このブログで紹介していくことにした。

AKIBA (English Edition)

AKIBA (English Edition)

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