富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

ニクソン訪中から四十年

fookpaktsuen2012-03-01

農暦二月九日。夕方より霧雨。中環の、といつても歩いてみるとこゝは上環だが、のジムで5kmだけトレッドミルで走りFCCへ。今晩は89年の天安門事件のときに北京から、そして97年に香港からCNNでお馴染みだつたフレディ=マーキュリー似のMike Chinoy氏、現在は南加州大学米中研究所のシニアフェローださう、が1972年2月のニクソン訪中から40年で……もうあれから40年なのだ!、で当時の貴重なフィルム、実はニクソンが個人記録用に映像チームまで率いてゐたのだが、さうした当時の映像や当時、このニクソン訪中に同行した記者たち、当時40歳でももう80歳で鬼籍に入る年頃、でフレディ似のChinoy氏がベテランたちに取材してニクソン訪中のエピソードなど聞き取りし編集した貴重なドキュメンタリー“Assignment: China – The Week that Changed the World”が今晩、Chinoy氏招きFCCで上映の夕食会あり、それの末席汚す。面白い。実に面白いドキュメンタリー。本当に当時の米国はニクソンのコメントのいくつかが秀逸なのだが本当にまだ中国を語る言葉を持たず。席が向かひの老記者氏は1972年当時、UPでプノンペン駐在だつたさうだがニクソン訪中の前のピンポン外交を取材された、といふ。隣席の韓国系米国人のC氏はアタシと同じくらゐの年でニクソン訪中の頃は丁度、お父上が東亜日報の東京特派員でニクソン訪中よりウルトラマンだつた、と昔語り。それにしてもあれからもう40年とは……。