琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

「映画」は誰のものなのか?

http://d.hatena.ne.jp/akichu/20050825#p3

角田光代さん原作の「空中庭園」が無期上映延期に。
監督が覚せい剤で捕まったから、というのが理由のようです。
しかし、駒大苫小牧が「野球部長の不祥事」で、優勝取り消し云々という状況になっていることに対して、「それは個人の責任だ」という論調が多いのに比べると、こういう場合の「上映中止」や「発売延期」には、「監督が捕まっただけなんだから、監督の名前だけ消して上映すればいいのに」なんていう声はなかなか上がらないようです。ひとつの映画ができるのには、もちろん監督だけの力ではなく、たくさんの役者やスタッフの力が必要だったはずなのに。まあ、つきつめて言えば、本だって装丁をやった人や編集者、印刷会社の人がいないとできないのだから(だからといって、印刷会社の社員が不祥事を起こしたからといって、出版停止にはまずならないと思いますが)、それを言い出してはきりがない、ということなんでしょうね。とりあえず、監督というのは、やっぱり映画の「看板」のひとつだということのようです。
でも、この映画「空中庭園」にかかわった人たちは、本当に悲しいだろうなあ。

優しい「電車男」

昨日の「トリビアの泉」の実験は、けっこう反響が(WEB的には)あったみたいなのですが、「あんなのおとぎ話だ」というので思ったのですけど、「おとぎ話」というのは、「教育の一環」でもあるんですよね、たぶん。たとえば、「こぶとりじいさん」なんて、まさに「正直に生きましょうね」という「教訓」なわけだし。
そういう意味では、「電車男」が、おとぎ話であろうがなんであろうが、「困っている人を助けると、いいことがあるよ」という「教訓」を若者たちに植え付けているというのは、すばらしいことなのかもしれません。
これを書いていて「でも、所詮助けられるのは、若くてかわいい女の子だけなんだよね」というオチにしようかと思ったのですが、考えてみたら、子供やお年寄りが、電車の中で酔っ払いにからまれる状況というのは、実際にはけっこう低頻度なんだろうし、「電車男」は、けっこう社会の役に立っているのではないかなあ。

僕らの音楽

http://www.fujitv.co.jp/ourmusic/

今夜は、福山雅治×深津絵里らしいです。とりあえず観なくては。
この組み合わせ、ああ、「スローダンス」の主演者と主題歌か、と一瞬思ったのですが、考えてみれば、この2人「最高の片想い」というドラマでも、主題歌(福山雅治「HELLO」)と主演(やたらと不器用なんだけど、とにかくまっすぐな女の子、「うさぎちゃん」)の組み合わせだったんですよね。
あのときの深津さんは、今みたいに「強い女」ではなくて、「かわいい女の子」していたんですけど、僕はあの深津さん、かなり好きだったんだけどなあ。たぶん、もうああいう役はやらないんだろうけどさ。

参考リンク:http://www.jellyfishcafe.com/works/td_1995a.html

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