「ふくナビ」のトリビア第6回
夏もそろそろ終わりですね。
今年の夏は、日差しが強くて
例年以上に暑かったようです。
街を見渡しても、上着を脱いでノーネクタイ姿のビジネスマンが多かったですね。
ご存知の通り「クールビズ」です。
語源はもちろん、COOL(クール)とBUSINESS(ビジネス)の頭文字ですが、
皆さん、
真新しい発想のようですけれど、
日本で行われたのは実は2回目なんです。
1979年に提唱された、第一次「クールビズ」政策は、
大失敗に終わりました。
なぜなら、
半袖スーツだったから!
そうなんです。
今現在の「クールビズ」は、上着を着ないでネクタイも着けない、シャツだけのラフなスタイル。
『だらしが無い』という声も上がっているようですが、
一般のビジネスマンの方々には、受け入れられ易かったようです。
しかしながら、1979年、当時の首相、羽田孜が夏期によく着用していた半袖の背広である
「省エネスーツ」は、
その見た目の格好悪さから、
全く普及しませんでした。
当時はもちろん、「クールビズ」なんて言うハイカラな言葉は存在しなかったのですが、
政策は、アイデアだけじゃ駄目なんですね。
格好悪いことはしたくない。
これ、人間の最も強い欲求らしいです。(生理的欲求以外でね)
公私混同はいけないけれど、みなさん、オシャレ心だけは持ち続けましょう。