今日は川村君の運転するレンタカーで伊良部島に行くことになっていた.「津嘉山荘」の朝ご飯を頂いて早速再びフェーヌカジへ.フェリーで佐良浜に上陸すると坂道に沿って町並みが張り付いていて,まるで地中海だ.反時計回りに回って魚垣あたりの漁港で地元の母娘が釣りをしているのをテトラポットからしばらく眺めていた.沖縄の男は働かない.こうして逞しい女が家庭を支えている.うらやましい限りだ.
佐和田の浜でたあこさんと光太君に再会.彼らはこの近くのゲストハウスに宿泊していたのだ.そのあと下地島空港の北端で旅客機のタッチアンドゴーを眺める.一眼レフで旅客機のお腹をリバーサルにおさめたり携帯でムービーを撮ったり.

不気味な通り池を早々に退散して食堂を探しに渡口の浜あたりまで.なんとか見つけた食堂もそばは売り切れ.仕方がないので天ぷらとおにぎりその他で腹を満たす.
いよいよ中の島でシュノーケリング.今回の海の中で一番珊瑚も魚も多かった.まだまだ手つかずのスポット.このままでいて欲しい.
更衣室もシャワーもない.10月の沖縄は日が傾くと流石に肌寒い.車の中に逃げ込んでそのまま港まで.少し待ってフェリーで帰路についた.平良に着く頃には伊良部島はすっかり黒いシルエットになって夕焼けの向こうに浮かんでいた.

二人と別れて「津嘉山荘」まで自転車.ラフテーやニガナのピーナッツ和えを含む十数品の夕食を頂いて部屋で多良川ブラウンを飲んでいると急に押し入れが開いて人がこちらにやってきて驚いた.何のことはない.押し入れではなくとなりの部屋とこちらの部屋が襖一枚で区切られていたのだ.現れた大阪の高校の英語教師と小一時間,言語や教育や沖縄の民俗について話した.
それから布団に入って眠ろうとしたら,北方さんからメールが来た.淳ちゃんの車で夜の与那覇前浜までドライブ.そういえばこれが宮古最後の夜だった.