「津嘉山荘」のボリュームたっぷりでヘルシーな朝食を頂いて,自転車で平良まで.宿のお客に紹介された「おきなわ宮古市場」でお土産を選ぶ.平良市街に戻り「ホットスパ」でヨーグルトを買って図書館の前の庭で一休み.「富浜モータース」に長旅で愛着さえ感じるマウンテンバイクをしぶしぶ返却.歩いて「古謝食堂本店」へ.いろいろ悩んだ末,足てびち,三枚肉,ソーキ肉,そして宮古カマボコが載った「うやきそば」とゴーヤチャンプル単品を注文した.何軒か食べた宮古そばの中ではもっとも固めの麺.スープはとてもオーソドックスな魚系のものだった.暫くもうこのそばは食べられないのだと思うと急に寂しくなった.

そのときANAから電話があり,乗るはずだった最終便が整備故障で運休になったとのこと.急遽2本早いJAL那覇に向かうことになった.タクシーで宮古空港那覇まではグスッリ眠ってしまってあっという間だった.
那覇で2時間程時間があったので空港の外に出てモノレールの一日乗車券を買った.まず首里まで行ってスウィッチバックして牧志まで.公設市場まで散歩.市場の脇のラーメン屋で地元の人たちのゆんたく(おばちゃん4,5人とおっさん1人)に取り込まれてビールを2杯飲む.そばは明らかに宮古とは違う縮れ麺.只でご馳走になったキムチがやたらとおいしかった.
後ろ髪を引かれながらゆいまーるに乗り込んで那覇空港へ.20:00発のANA136便の窓の外の暗闇を眺めながら酔いを冷し冷しヤマトに帰ってきた.

今回の宮古島独り旅.今年も「サチコトラベル」が便利で格安だった.10月というシーズンも新鮮だった.シュノーケリングも上手になったし,やっと本格的な珊瑚礁を観ることができた.そしてなんといっても大きな収穫はゲストハウスに宿泊するという旅行のスタイルを会得したこと.民宿には民俗や風土,文化を知る為のネットワークがあるのに対してゲストハウスには遊びのネットワークがある.善し悪しではなくその時々の目的に合わせて利用するのが旅を楽しくするポイントだと思う.
あとは長旅でもへこたれないしなやかな精神と肉体をもつこと.だからこれからも毎日の自転車通勤はやめられない.