お台場の国際展示場へ行く。
DNP
大日本印刷のブースで、今日のお目當である活字の直彫りと校正刷の實演を見る。始まる前に、大きなモニターで活版印刷の歴史をみてゐた。
現代のDTP環境からみれば、本當に隔世の感がある。ルビを入れるだけで泣き言を漏らすやうな私には到底つとまらない世界だ*1。
活字彫りはどのみち直接見られないので、CCDカメラで映し出される樣子をモニター越しに眺める。9ポイントサイズの「銀」を彫つてゐた。しかしじつと眺めてゐても、何分小さいものなので一體何が行はれてゐるのか判然としない。何時の間にやら文字になつてゐた。
そして早速彫られた活字をゲラに組み入れ印刷する。
*1:一度は文選や植字をやつてみたかつたが。