かくてジャズマスターは帰還する。




チューンOマティック+バズストップバーをとりつけてもらいに出していたジャズマスターの改造が完了したという電話をいただいたのが木曜日。夜勤&休日出勤から帰ってきて、ちょっと寝ようと思ったら、目が覚めたのが16時30分で、急いで大阪のビッグボスに向かい、取りに行った次第。んで、完成したのが左記の画像である。ちなみに改造費は、ブリッジの代金、バズストップバーの代金、取り付け代、あとネック調整もしてもらって30000円程であった。





ブリッジ付近を拡大した画像。チューンOマティック取り付けの際には、いったん元々のブリッジの穴を木で生め直して、新たにねじ山を作る必要がある。しかもチューンOマティックの宿命で、1弦側がピックアップよりになるので、若干傾いている。おかげで埋めた木が丸見えなのがかっこ悪い。まぁ、よく見ないとわからんけど。



バズスットプバー付近の画像。弦をくぐらせることでテンションを稼いでいるのがわかりますね。弾いて見ても、ノーマルではなんか締まりのない感じのテンションが一気にカチッとした弾き心地で、弾きやすくなった気がする。おいらは普段はベース弾いているから、ピッキングが強いのもあるが、もしジャズマスターパワーコード多用したい人(いるのか?)は絶対つけたほうがよい。







ブリッジはKTSのチタンサドルのやつ。画像だとチタンの鈍い輝きが伝わらないのが残念です。ナッシュビルタイプにしたかったが、「ナッシュビルでバズスットプバー付けたら、弦が角にあたるかもよ。」といわれたのでノーマルに。それと、チューンOマティックは基本的に指板のRがゆるいギブソンのギター向けに作られているので、Rのきついフェンダー製の場合だと多少溝切りせなあかんのだとビッグボスの人に言われた。当然溝切りはしていただいてます。

かなり大掛かりな改造であるが、音的にはどうなったか。チタンサドルのおかげかどうかわからんが、音の抜けやピッキングの粒立ちが格段に向上した。ローコードやパワーコードで低音がぼやけなくなって、中高音はブライトになった印象。でもいたずらにブライトになったわけでなく、ジャズマスター独特の耳障りとも取れるリアピックアップの高音がギャンギャンした感じは抑えられてちょっとマイルドになった。
フロントピックアップは、前述の粒立ちのよさとブライトさが災いして、特にプリセットスイッチON時は極端なウォームさ(セミアコっぽく聞こえる俺の耳はおかしいのか?)が薄れて、なんとなくストラトのフロントピックアップみたいな音になってしまった気がする。それはそれで使いやすくなったのだけどね。ちなみに、両方のピックアップを使って、なおかつアンプ側で歪ませたら、まんまPOLYSICSのハヤシの音になります(笑)。
結果としては、成功です。ジャズマスターのブリッジ周りの問題は実は弦を太くすれば解決する(最低でも1弦は.010から)らしいが、細いゲージをあえて使いたいという方は、最低限ムスタングのサドルに変えたほうがいいと思います。
POLYSICSみたいな音を出したいのでしたら、俺みたいにチューンOマティックにすべきでしょう。ハイ。

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