第16節 クラシコ・レヒオ

 今シーズンも残すところ2試合、ティグレスはその2試合とも勝っても、リギージャに行けるかどうかは他のチームの結果次第という、かなり心もとない状況だけど、クラシコはそんなのとは別に、燃えるよねw


 というわけで、けっこう熱い試合でした。結果は0−1でティグレス勝利、ゴールはプリード。
 前半最初の15分はモンテレイが押していました。ティグレスはしかしそこで落ち着いて少しずつボールを支配下に置き、前半15分以降はティグレスのほうがやや上だったかな。でもスコアレスで前半終了。
 後半と同時にティグレスはルイス・ガルシアを下げてプリードを入れる。そして62分、トレドの右からの大きいクロス(シュート崩れ)をプリードがオフサイドぎりぎりで抜け出して足先で押し込みゴール。
 モンテレイはそのあとレイナとカレーニョを投入。モンテレイの猛攻撃の時間帯もあったけど(本当に激しかったのは数分だけど)、ティグレスの守備は鉄壁。そしてまたティグレスのターンへと。でもラストに向けてどんどん緊迫感の増す試合のなかで、モンテレイ、ティグレスともにいいチャンスが何度かありながら、決めることは叶わずでした。


 プリード、若いけど、足元がうまい、キープ力が抜群。このままうまく育ってほしい選手。ダミアンも今日は真ん中辺から左右によく動いて頑張ってた。ロボスと並んで、スタミナにやや欠けるのが残念だけど、いい感じに活躍してくれてて嬉しい。ジュニーニョはもうティグレスの守備に欠かせません。トレス・ニーロはファウルが多いのが欠点だけど、守備にも攻撃にも骨惜しみしないいい選手になってきてるよねー。ヒメネス、アヤラの守備も堅牢を絵に描いたよう。
 気になるのがこのごろのサルシード、さすがに歳なのかなあ、昔ならありえないようなパスミスとかたまにあるのが心配。まあ中盤ってプレッシャーの質も違って、あんなものなのかもしれないけど……。それでもパスを出すひらめきのようなものは、さすが年の功だけはあるよね。ルイス・ガルシアはいい加減メキシコに馴染んでほしい。せっかくいいパス出しても別方向に走ったり、意思疎通ができてないんじゃないの、という感じ。


 とりあえず、残る1試合は対アメリカ戦なんですけどw、そのアメリカは今日パチューカに4−0で勝ったらしいけど、全力尽くして天命を待つしかないですね。