今井紀明君のお話し

9月14日。スペースふうらでの今井紀明君の話。イラクで拉致されて帰国後、マスコミから
パッシングを受ける。それから山のような嫌がらせの手紙。ブログを立ち上げれば、炎上。それらに対し、電話番号を知らせ、話をすることで立ち向かおうとする。彼が国内に居づらくて海外に行っても、海外の日本人社会では、彼の存在を知らないものはないというぐらいで、彼はしばらく対人恐怖症になったいう。そして、精神的に厳しかった大学時代。友人パクキホくんとの出会い。そして、日本の若者の状況を観察しながら、若者のためにできることを模索し、今NPO法人D×Pという教育支援事業を立ち上げている。お話を聞く会に参加してくれたのは26名。多くは彼の父母世代で、たぶん話しにくかった
のかなと思う。「元気になってよかった」という気持ちが共通するところ。彼のすごいところは、「話をすればわかるじゃないか」と向っていく心、そして、自分の目で調べ、確かめ、そして行動する、という行動力。そして、発信力にあるように思う。今のNPO法人D×Pを立ち上げる前、彼のアパートがステーションになり、のべ400人くらいの若者が希望とか、夢とかを語り合ったという。慣れない仕事、はじめて暮らす大阪での生活をしながら実行している。なかなかできることではない。彼が見たのは教育の貧困、経済的な貧困、様々な理由で不登校や、限られたコミュニケーションでしか暮らせない若者。同時に「何か社会的に役に立ちたい」という若者たちともたくさん出会っている。
 なじめない若者、教育を受ける機会を失った若者、そして、精神的に引きこもってしまった若者。経済的な弱者予備軍でもある。彼はそこに注目している。若者が希望を持てる社会を求めている。
8時から自己紹介かねて、食べながら、飲みながら集いを続けていった。いい集まりだった。
今井君からの感想。
今井君のコメント
今日は年配の方々の前で講演。皆様に感謝。壁をひとつ、自分にとっての壁をひとつ、超えた。これは嬉しかった。こういう機会を作ってくれたスペースふうらの代表2人に感謝です!ありがとう!”