スギ花粉と黄砂の飛来する中、彦根まで出掛けてきた。
昨日から花粉症が酷くなっているから本来なら出掛けたくないのだが、近江牛の美味いステーキを食わせるからとの誘いに抗し切れずついて行く。
彦根城天守閣へ登る道筋の大ケヤキでヨコヅナサシガメを見付けた。
越冬していた幼体が暖かい陽気に誘われて出てきたのだろう。
カミサンたちは天守閣に登るというが私は遠慮して虫探しをすることにした。
ヨコヅナサシガメは集団越冬することが多いので、ケヤキの幹の剥がれかかった樹皮の下を丹念に探したが、サシガメは最初に見た一匹だけだった。
肉食性のこのヨコヅナサシガメが毛虫などに口吻を突き刺して獲物の体液を吸っている、そんな光景を撮ったのはフイルム時代の1ショットだけだ。
ヨコヅナサシガメが綺麗な模様をしているイラガの幼虫やリンゴドクガ、マイマイガ等の幼虫に噛み付いていたりすると絵になるのにな、コイツを見る時いつもこんなことを思っている。
桜の木にはヨコヅナサシガメもイラガもリンゴドクガもマイマイガもいるのだ。
駐車場への帰り道のお堀端の桜の老木でもついこれらを探していた。
お陰で目の痒みが一層酷くなっていた。