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がんちゃんのサラダな日々

2017-07-27

政略結婚(高殿円/角川書店)

 幕末から明治大正・昭和の各時代に生きた3人の女性の、時代にほんろうされながらも生き抜く姿を描く。

 加賀藩主の娘で分家に嫁ぎ家を守る勇、加賀の分家小松藩の子孫で華族の万里子、そして昭和恐慌により財産を無くし没落した華族の娘で舞台に立つ花音子。

 時代の変化と、変わらぬ女性の強さを描いてるとは思うのだけど、私的には消化しきれない。

2017-07-26

左京区桃栗坂上ル(瀧羽麻子/小学館)

左京区桃栗坂上ル

左京区桃栗坂上ル

 父の仕事の関係で引越しを繰り返す璃子、4歳の時に奈良でできた友達の兄を「お兄ちゃん」と呼び、ままごと遊びの中で「結婚する」と言っていた。父に転勤ですぐに離れ離れとなったが、高校時代に大阪に来て再開をした「お兄ちゃん」は京都の大学に行っていた。

 こんなにまっすぐでかわいい恋愛小説があっていいのか、かえってドキドキする。

2017-07-25

蜜蜂と遠雷(恩田陸/幻冬舎)

蜜蜂と遠雷 (幻冬舎単行本)

蜜蜂と遠雷 (幻冬舎単行本)

 ピアノコンクールを舞台に、1次予選、2次予選と進むにつれ、変化し成長するコンテスタントたちを描く。タイトルからすると、養蜂家の親を持つ少年が主役とも思えるが、個人的には元天才少女の蘇生を描いた物語。楽曲も含めて音楽のことはよく知らないけど、それでも面白い。ニ段組なのを見て読むのやめようかと思ったが、読んでよかった。

2017-07-24

か「」く「」し「」ご「」と「(住野よる/新潮社)

か「」く「」し「」ご「」と「

か「」く「」し「」ご「」と「

 高校生男女5人が、それぞれ順に語る。5人それぞれ、他人には言わないが不思議な「視る力」を持っていて、文字通り視点が違う。内容的には、じれったいほどの青春恋愛ものでおっさんが読むのも気恥ずかしいが、入り込めれば楽しめる。

 軽く読んでると、見事に裏切られたりして、著者が「書く仕事」を楽しんでるのが分かる。

2017-07-21

ぐるぐる♡博物館(三浦しをん/実業之日本社)

ぐるぐる?博物館

ぐるぐる?博物館

 全国10の博物館を訪ね、詳細に伝えるエッセイ。

小説家である作者は、少し変わった職業・業界を舞台にした作品が多く、その入り込み方がすごいといつも思うのだけど、その基礎となる少し変わった視点の観察眼の鋭さが感じられる。

 どの博物館にも個性的な学芸員さんがいて、そのやり取りが楽しく、脱線部分も含めて楽しいエッセイ。